暦も9月に入りしまして、発売された新作や、これから発売される新作に胸を踊らせている人も多いことと思います。
そんな中で、新作情報などの情報が目白押しの情報番組「ニンテンドーダイレクト」が先日配信され、様々な情報が公開されました。
そんな中から今回は、多くのシリーズファンを持つ名作シリーズ「桃太郎電鉄」の最新作「昭和、平成、令和も定番!」について纏めていきたいと思います。
新作発売決定!桃鉄とは?
出典:https://www.youtube.com
先日配信された情報番組「ニンテンドーダイレクト」内では、様々な新作の続報などが流れましたし、夜中の配信ながら注目してチェックしていた人も多いのでは。
そんな中で、目を引き話題となった作品といえば、ニンテンドースイッチで新たに発売される事が決定した「桃鉄」ではないでしょうか。
今回は、このスイッチ版「桃鉄」についてスポットを当てて情報をまとめていきますので、まずはシリーズのおさらいからスタートしていきましょう。
桃鉄、とは正式名称「桃太郎電鉄」シリーズ、かつて存在したゲームメーカー「ハドソン」から発売されていたすごろくゲームです。
同じくハドソンから発売されていた「桃太郎伝説」シリーズから派生した作品で、日本の昔話に登場する「桃太郎」などがキャラクターとして登場するのが特徴。
「桃鉄」シリーズの特徴としては、いわゆる人生ゲームなどと似たような感じで、決められた期間内でどれだけ資産を増やせるか、というのが主な目的。
プレイヤーは鉄道会社の社長になり、サイコロを振って日本全国、あるいは世界のどこかに設定されたゴールを目指しつつ進んでいく、という物。
この間、様々な駅やマスに止まるとイベントが発生し、時には物件を買ったり、時にはゲーム中に役に立つ「カード」を入手したりするわけです。
ちなみにその歴史は非常に古く、初作の発売はなんと1988年12月2日、実に31年も前に発売された、非常な長寿シリーズ。
これまでに発売されたシリーズ作品は、以下のようになっています(メインシリーズのみ・アプリ版などを除く)
・桃太郎電鉄 (FC/1988年12月2日)
・スーパー桃太郎電鉄 (PCE/1989年9月15日)
・スーパー桃太郎電鉄II (PCE/1991年12月20日)
・スーパー桃太郎電鉄III (SFC/1994年12月9日)
・スーパー桃太郎電鉄DX (SFC/1995年12月8日)
・桃太郎電鉄HAPPY (SFC/1996年12月6日)
・桃太郎電鉄7 (PS/1997年12月23日)
・桃太郎電鉄jr. ~全国ラーメンめぐりの巻~ (GB/1998年7月31日)
・桃太郎電鉄V (PS/1999年12月16日)
・桃太郎電鉄X ~九州編もあるばい~ (PS2/2001年12月13日)
・桃太郎電鉄11 ブラックボンビー出現!の巻 (PS2・GC/2002年12月5日)
・桃太郎電鉄12 西日本編もありまっせー! (PS2・GC/2003年12月11日)
・桃太郎電鉄USA (PS2/2004年11月18日)
・桃太郎電鉄G ゴールド・デッキを作れ! (GBA/2005年6月30日)
・桃太郎電鉄15 五大ボンビー登場!の巻 (PS2/2005年12月8日)
・桃太郎電鉄16 北海道大移動の巻! (PS2/2006年12月7日)
・桃太郎電鉄DS TOKYO&JAPAN (DS/2007年4月26日)
・桃太郎電鉄20周年 (DS/2008年12月18日)
・桃太郎電鉄2010 戦国・維新のヒーロー大集合!の巻 (Wii/2009年11月26日)
・桃太郎電鉄タッグマッチ 友情・努力・勝利の巻! (PSP/2010年7月15日)
・桃太郎電鉄WORLD (DS/2010年12月2日)
・桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!! (3DS/2016年12月22日)
と、このような感じですね、実にこれまでに22本のタイトルが発売されており、その時々の風刺ネタ時事ネタなども盛り込まれているのが特徴かも。
長らく愛され続けている、一種の定番ゲームとなっていたシリーズではありますが、実は2012年に開発終了、2015年にシリーズ終了宣言がなされています。
この辺りの背景も含めて、次の項目で詳しい背景や情報に触れていきますので、シリーズファンは勿論、知らない人も是非見てみてくださいね。
貧乏神のキャラデザはどうなる?
出典:https://www.youtube.com
さて、上の項目でも少し触れた「実はシリーズ終了宣言がなされている」という所について、もう少し詳しく解説していきたいと思います。
これについては、少々複雑な事情もあるのですが、少しゲームに長く触れてきたユーザーであれば「ハドソン」という会社は既にない、という事をご存知かと思います。
これまでに「桃鉄」シリーズを制作してきた開発会社である「ハドソン」は、現在ではコナミに吸収合併される形になっています。
コナミとの合併後には長らく新作が発売されない、という事態になった事もあり、原作者・監督という立場である「さくまあきら」氏が名指しでコナミを批判した事も。
同時に2015年には正式に「シリーズ終了」という発表がされましたが、2016年12月には新たに3DS版で新作として発売される、という状態。
こういったちょっと複雑な背景には、ハドソンを吸収合併したコナミ社と、原作を担当しているさくまあきら氏との確執が大きな原因と言えるかもしれません。
また、2016年に発売した「たちあがれ日本」では、これまでお馴染みとなっていたキャラクターデザインが主人公の桃太郎を除きほぼ全変更に。
時代に合わせてデザインを変更した、という発表がなされていますが、この辺りにもなんとなく大人の事情を感じてしまいますね。
ゲームの最大の特徴、そしてプレイヤーを苦しめる存在でもある「貧乏神」も、変身して凶悪さを増す「キングボンビー」のデザインが変更に。
ある意味主人公の桃太郎以上に、桃鉄シリーズの顔とも言える存在だっただけに、この辺りのデザインが変更された事は大きな話題になりました。
今回の新作では、まだデザイン面などの発表は行われていませんが、総監督・ゲームデザインとしてさくまあきら氏が正式に参加するとの事。
この辺りの背景を考えると、もしかしたら旧来のキャラクターデザインに再度変更される、という可能性も大いにありえるのでは、と思います。
この辺りに関しては、完全に続報待ち、といった感じではありますが、やはり長い事シリーズに触れてきたファンは往年のデザインで見慣れています。
裏には大人の事情や、制作的な背景なども関わっていそうではあるのですが、往年のデザインに戻ってくれたら嬉しい、という人も多いのではないでしょうか。
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オンライン対戦は実装されるか?
出典:https://www.youtube.com
さて、ここまで書いてきた「桃鉄」ですが、最新作の発売はシリーズの背景を知っている人にはやはり嬉しい物、と受け止められていると思います。
元号も令和に変わった事ですし、昭和・平成・令和をまたがって新作が発売されるゲームが増える、というのは記念すべき事だと思います。
そんな桃鉄ですが、果たして「オンライン対戦」は実装されるのか?という懸念があります。
Wiiソフトの桃鉄2010ではオンライン対戦が実装されていましたが、WiiのWi-fiサービスが終了。
それ以降、桃鉄をオンラインでする術は無くなりました。
オンライン対戦が実装される事が期待されていた「3DS」版においても、残念ながらオンライン対戦は実装されず、ローカル通信対戦のみにとどまっていました。
今回は発売がニンテンドースイッチになった、という事で、恐らく多くの人がオンラインでの対戦が実装されるのでは、と期待している事と思います。
これについては、正直なところ可能性自体はかなり高いのでは、と思う反面、ゲーム的な相性を考えると難しい部分もあるのでは、と思います。
というのも、桃鉄は基本的なゲームルールとして、ゲームプレイ開始の時点で「年数」を決定する、という仕様が存在します。
これは、目的に辿り着いたら勝ち、というすごろくのルールに加えて、この期間中にどれだけ資産を稼いだか、という人生ゲーム的なルールが存在するためです。
作品にもよりますが、99年という長い年数を定める事もでき、これを選んだ場合はかなりの長時間プレイになる、というのもおわかりいただけるでしょう。
このため、顔を突き合わせてプレイし、疲れたら途中でセーブして中断ができる、という場合は問題ありませんが、オンラインではそれも難しいのが実情。
ゲームにもよりますが、オンライン対戦を開始して、同じメンツなどで1時間以上も同じゲームをプレイし続ける、というのは稀ではないでしょうか。
仮にあるとしても、合間合間に休憩などをはさみやすいタイトルが多いので、桃鉄はそういった面ではオンライン向きである、とは言い難いでしょう。
ですので、恐らくオンライン対戦が無事実装されるとすれば、恐らく期間設定などは、オンライン専用に別のルールが設定されるのでは、と思います。
あくまでこれは予想ですので、今後の発表に期待したいところですが、桃鉄シリーズだけに、今回の新作発表で注目を集めているのは間違い有りません。
これまでに桃鉄に触れた事がない、という人も、勿論シリーズファンの皆様も、今後の発表に注目してみてはいかがかと思います。
令和にもまたがって無事に発売される「桃鉄」シリーズ、今回の新作をきっかけに全盛期のように定期的に発売されると喜ぶファンも多そうですね。
桃鉄Switch まとめ
- 令和になっても定番に!長寿シリーズ新作発表!
- デザインは元に戻る可能性も?大人の事情が背景に多数!
- 今回こそオンライン対戦は実装されるか?期待大!
人気のシリーズ、長寿シリーズというのは何かの拍子に終了してしまう事もある中、なんだかんだで復活してくれる「桃鉄」はありがたいの一言ですね。
今回のスイッチ版で、久しぶりの据え置き機での発売、ともなりますので、展開や新要素なども期待して良いのではないでしょうか。