暦も6月、段々と暑さも増してきたり、雨の日が増えてきたりなどなど、ジトッとした梅雨の到来を感じさせる日が多くなってきましたね。
そんなタイミングではあまり外に出ず、部屋でゲームをするのが一番……というのは1年中言っていますが、様々な注目タイトルを遊ぶのにも丁度いい時期。
今回は、配信されたばかりながら注目を集めているインディーズゲーム「8番のりば」と前作「8番出口」についてまとめていきたいと思います。
8番のりばはどんなゲーム?
世間では大作ゲームほど良いにしろ悪いにしろ話題になることが多いですが、それ以外にもインディーズ系のゲームなど、ちょっとしたゲームが大きな話題となることがあります。
ゲームの独創性の高さや、世界観の作り込みなど、大作とはまた違う魅力に溢れたゲームが話題となることも多いですね。
そういった作品は昨今ではゲーム配信などで知名度が上がることも多く、そこで「このゲームは面白そうだ」と自分もプレイしたくなることも多いのではないでしょうか。
そんな作品の中で、最近話題となったタイトルといえば「8番のりば」ではないかと思います、タイトルぐらいは聞いたことがある人も多いでしょう。
今回はこの「8番のりば」について解説していきますので、まずはゲームの概要から紹介していきたいと思います。
「8番のりば」はKOTAKE CREATEが開発したインディーズゲームで、内容としては脱出系のゲームといったところでしょうか。
前作に当たる「8番出口」も話題となっただけあり、こちらもリリース直後から配信などが盛んに行われ、見かける頻度も高いのではないでしょうか。
プレイヤーはなぜか永遠に走り続ける電車の中に閉じ込められてしまい、様々な異変が起きる中で脱出を目指す、というゲームです。
ゲーム的な内容としては、電車内で起きた異変を見つけ出し、対処していくことで脱出を目指していく、という内容です。
それほどキツい内容ではありませんが、多少のホラー要素も盛り込まれているため、いつ起きるか分からない異変にビクビクしながら進むことになるかもしれません。
電車という閉鎖空間ゆえに、逃げ場がないという空気感も、ホラー要素を強めている原因の一つですが、同時に没入感を高めてくれる良いエッセンスとなっています。
ゲーム性自体はシンプルで、グラフィックもまぁインディーズということで物凄く美麗、というわけではありませんが、発想の勝利、といえる作品です。
今作では全ての異変を見つけた上でクリアすると、いわゆる「真エンド」と呼ばれるようなエンディングをみることもできるようになっています。
プレイ時間もそれほど長くはなく、価格もかなり手に取りやすい、まさにインディーズ、といえる作品となっているので、気になったらプレイしてみるのがおすすめです。
前作「8番出口」との違いは?
さて、新たにリリースされた「8番のりば」についての紹介が終わったところで、気になる「前作」にあたる「8番出口」についても解説していきましょう。
同時に「8番のりば」との違いについても解説していきますので、合わせてぜひ参考にしてみてくださいね。
「8番出口」は、電車ではなく「駅の構内」で、いつまでもループし続けるという異変に巻き込まれてしまったプレイヤー視点でゲームが進行します。
こちらもゲーム性は非常にシンプルで「異変を見つけたら引き返す」「異変がないのであれば進む」ということを繰り返し「8番出口」にたどり着けたらクリア、というものです。
こちらも一応ホラー系の要素はあるものの、新作「8番のりば」よりもシンプルで、あからさまに驚かせてくるようなギミックはそれほどありません。
起きている異変もあからさまに「これはおかしい」と気付けるようなものから、通常の状態と何が違うのか、目を凝らして見ないと分からないようなものまで多彩。
つまり、ゲームの進行的には「間違い探し」に近いものがあり、異変がない状態でも「どこかに異変があるのかも」と疑心暗鬼にさせてくるような内容となっています。
「8番のりば」に比べるとアクション性や反射神経を要求されることはなく、あくまで前進するか、後退するか以外の操作はないのも特徴ですね。
「8番出口」に比べて「8番のりば」の方がわかりやすくホラーな要素が強くなっており、また異変を見つけていくことが目的、ではなく「異変を回避する」ことが目的になっています。
ゲームの作り自体は似ているものの、ゲーム性などは結構別物となっているので、前作「8番出口」を楽しめた人なら十二分に楽しめるでしょう。
ただ、ホラー要素も強くなっているので、びっくり系のホラーが苦手な人などは、前作に比べると多少注意が必要かなと思います。
露骨に心霊現象が起きたり、流血表現などがあるわけではないので、ともかくちょっとでもホラー要素があると無理!というような人以外は大丈夫だとは思いますが。
制作した作者が同じ、ということで共通していると思われるような部分もありますが、ゲーム性自体は結構変わっています。
前作と同じ雰囲気のゲームだろう、とスルーするのは勿体ない作品となっているので、前作「8番出口」をプレイした人は、ぜひ合わせて「8番のりば」もプレイしてみると良いでしょう。
そこまで激しいアクションを要求されるわけではありませんが、こちらの「8番のりば」の方が、どちらかといえばアクティブに色々やらなければクリアできないゲームです。
似てはいるものの、しっかりと別のゲームとして仕上がっているので、単なるマイナーチェンジや安易な続編ではない、ということは把握した上でプレイするのがおすすめですね。
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前作はプレイするべき?
さて、ゲーム的には意外と違うところが多く、プレイの仕方も違うと紹介した「8番出口」と「8番のりば」について、製作者が同じということもあり実質的にシリーズ作となっています。
それを踏まえた上で「8番のりば」をプレイする前に前作である「8番出口」はプレイしておくべきか否か、という点も解説して今回の記事を〆たいと思います。
結論から掛けば、ゲームのシステム的な部分で共通している部分もありますし、ぜひ「8番出口」をプレイしてからがおすすめかなと思います。
上でも解説しているように、意外とゲームプレイ部分に関しては違うところも多くありますが、やはりシリーズものとして制作されています。
「8番出口」「8番のりば」に共通して登場する、プレイヤーと同じく異変に巻き込まれてしまったと思わしき「変なおじさん」など、共通しているところもあるからですね。
そういった「ちょっとしたつながり」という点を楽しむためにも、事前に「8番出口」をプレイし、クリアしておくほうがおすすめかなと思います。
まぁそもそも、ゲームとしては価格の安いインディーズゲームですし、プレイ時間もプレイする人によって変わるところもあるとはいえ、それほど長時間に渡るゲームではありません。
高度なプレイや知識を要求される、といったハードルの高さもありませんし、ちょっとしたホラー要素が平気であれば、誰でも楽しめる作品となっています。
そんな前提を踏まえれば、やはりシリーズ作品の前作的な立ち位置となる「8番出口」はしっかりとプレイしておくのが良いでしょう。
どちらもゲーム性は変わっているものの、どちらも話題となっただけあって、プレイする価値のある面白いゲームになっています。
詳しくストーリーなどが語られるような、ミステリー作品といった体ではありませんが、それでもシリーズ作品ゆえのつながりを感じさせる部分は多くあります。
やはり、新しく配信を開始した「8番のりば」を遊ぶ前に、前作である「8番出口」をしっかりとプレイしておいた方が、より楽しめるのは間違いないと思います。
価格が安いことも手が出しやすい理由の一つとなっていますし、何かのタイミングで2作まとめて購入してしまうのもアリな選択肢ではないでしょうか。
何にせよ、前作をプレイしてからの方が楽しめそう、ということは間違いないので、合わせての購入やプレイを検討してみてはいかがかなと思います。
8番出口と8番のりばまとめ
- 配信などで大人気!脱出系ホラー?インディーズゲーム!
- 前作とはプレイ感など違いアリ!ホラー要素が少し強めに?
- できれば前作もセットでプレイ推奨!価格も安いのでまとめ買いがおすすめ!
難しい操作などは必要なく、ただひたすらに発想の勝利、という丁寧な作りをしたゲームでかつ手に取りやすい価格だけに、話題にもなりやすい要素は揃っていた作品。
続編ともなれば注目が集まるのもまた当然、といった感じですし、まだ遊んだことがない人はこの機会に遊んでみるのがおすすめではないでしょうか。