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ゲームに限らず、クリエイティブな世界においてつきまとうのはいわゆる「パクリ」という問題ではないかと思います。

その作品へ敬意などを込めて行われる「オマージュ」も、見方を変えれば「パクリ」と言われてしまうほど境界線は曖昧とも言えるかもしれません。

今回は、そんな良くも悪くも注目を集めるタイトル荒野行動」と「スマホ版PUBG」についての情報をまとめていきたいと思います。

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荒野行動とは?


出典:https://play.google.com

まずは、よくも悪くも話題になっている今回の記事の主題「荒野行動」の紹介から始めていきたいと思います。

荒野行動」は、中国の運営会社NetEaseが運営する、スマホ用アプリで、100人のオンラインプレイヤーがバトルロイヤルを繰り広げる、というゲームです。

 

6400m×6400mの広大なマップを舞台に、建物に隠れたり、建物内に落ちている武器やアイテムを集めたりしながら最後の一人になるまで戦う、という物です。

ここまで説明したゲーム性で何となく伝わりそうですが、当ブログでも何度か触れている「PUBG」に非常に良く似たゲーム性が話題になった作品です。

 

とはいえ、スマホアプリという基盤「お手軽さ」という意味で非常に優れていて、かなり多くのユーザーに支持されているタイトルでもあります。

元のPUBGが結構高スペックを要求するゲームなだけに、手軽にスマホで遊べるというのは大きな利点の一つとなっているのではないでしょうか。

 

最近のアップデートではいわゆる「チーム戦」に相当するシステムが追加されるなどの更新もあり、ゲームとしては差別化が進んでいるといった印象ですね。

この協力プレイという点が、日本のプレイヤーにも非常にウケが良かったのか、ここの部分で「荒野行動」を遊んでいる、という人も多いかと思います。

 

実際、多くのスマホアプリがいわゆる「協力プレイ」を全面に押し出した物も多いので、これを目当てにプレイするという人が多いのも頷ける所です。

ただ、スマホでの配信という事もあり操作性などには違いはありますが、まんまPUBGを参考にした、と言っても良いゲーム性やグラフィックなのも事実です。

 

あまり良い言い方ではありませんが、正直に言えばまぁ「パクリ」と揶揄されても仕方のないレベルの内容となっているのも事実。

今回は、この「荒野行動」が「PUBG」側に訴訟を起こされた、という話にも触れていきますので、ちょっと暗い話題になってしまいますがご了承ください。

 

荒野行動が配信停止される可能性は?


出典:http://playbattlegrounds.com

さて、ツイッターのトレンドにも入るなど良くも悪くも話題の渦中となっている「荒野行動」ですが、実際に配信停止になる可能性はあるのか、というのが気になる所です。

 

PUBGを提供しているPUBG Corpの言い分を要約すると「ゲームを構成する要素やグラフィックなどがオマージュでは済まされないレベルである」というような内容です。

もっとわかりやすく言うなら「荒野行動」は「PUBG」の著作権を侵害しているのではないか、という内容である、という事です。

 

実際の所、上でも書いたようにある程度ゲーム性に差別化をしている部分もある物の、これはパクり、と言われたら言い逃れ出来ないレベルではあります。

メインビジュアルに関してもシリーズ作品と言われればそのようにしか見えない内容となっているので、まぁこれもアウトかセーフかで言えばアウト

 

荒野行動」はPUBGよりも後発の作品ですし、まったく関係のない会社後発でここまで似たゲームを出せばそりゃまぁ問題視されても仕方がありません

一方でゲーム性が似ている他のタイトルフォートナイト」については、PUBG側は多少の問題があるのではという見解を示しつつも、訴訟を起こすという所には至っていません

 

それを考えると、訴訟という段階まで入ってしまった荒野行動」はちょっと度が過ぎている、という見方も出来ますので、荒野行動側が有利とは言えないと思います。

この訴訟がどういう結果に終わるのかはまだ何とも言えません、双方の和解で落ち着く、という可能性がないわけでもありませんしね。

 

いわゆる「パクリ」というのはかなり境界線も曖昧ですし、それが「訴訟の際に認められるかどうか」はそれこそ微妙なラインでもあります。

ただまぁ筆者もあんまり悪く言いたくはありませんが、ちょっと言い逃れできないレベルを越えていると思うのも事実。

 

そういった点から、サービスの配信が停止になる可能性も、ある程度は覚悟しておいた方が良いのではないかと思います。

まぁ、マジメに考えると、荒野行動側がせめてグラフィック面などのあまりにも似通い過ぎている部分リニューアルして再出発、が比較的平和な解決法でしょうか。

 

実際にどうなるのか外野やプレイヤーが騒いだ所でどうにもならないと思いますが、荒野行動を楽しんでいるプレイヤーは動向を見守りましょう。

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スマホ版PUBG配信にも関係あり?


出典:https://pubg-exhilarating-battlefield.jp.uptodown.com/

さて「荒野行動」に対して、PUBG側が訴訟を起こすという行動を取ったのには、実は「スマホ版PUBG」の配信が予定されているからなのでは、という噂もあります。

というか、実際に中国ではスマホアプリ版として最適化された「PUBG」タイトルが二種類配信開始しており、日本版も視野に入っているのではと思います。

 

ちなみに、現在中国で配信されているPUBGは以下の二種類のタイトルに分かれています。

■PUBG:Exhilarating Battlefield (刺激)
こちらは、中国版タイトルで刺激、と題されたスマホ版PUBG、操作などはスマホに最適化されている物の、表現などは出来るだけPC版本家を再現しています。

スマホ版としてはかなり高スペックな端末でのプレイを推奨しているという違いはありますが、基本的にはPC版から遊んでいる人向けかも知れませんね。

 

■PUBG:Army Attack (全軍)
こちらは、本家PUBGを元に、暴力表現などを抑え、またカスタム要素などを増やし様々なスマホユーザーが遊べるようにした「カジュアル」版とも言えるバージョン

操作感などは全軍・刺激どちらもあまり変わりませんが、こちらの方がスマホの推奨スペックも低く、正に万人向けにアレンジされたタイトルと言えるでしょう。

 

このように、まさかの同一タイトルで二種類のスマホ版を提供するという気合の入れっぷりを考えると、PUBG側が今回訴訟に踏み切ったのも納得できるかもしれません。

 

実際にこのスマホ版PUBGの配信が訴訟と直接的に関係がある、というのはちょっと邪推しすぎな気もしますが、まったくの無関係というわけでもないでしょう。

何にせよ、既に中国で配信されているスマホアプリ版PUBG日本での配信は未定となっている物の、視野には入れているとみて間違いないと思います。

 

訴訟問題も含めて、今後もPUBGと荒野行動、どちらも注目の的、となってしまう事は予想に難くないと思いますが、出来ればゲーム本編に対して注目したい所。

荒野行動のサービス継続や、スマホ版PUBGの日本版配信など、プレイヤーの皆さんは各々の動向を良く見守りたい所ですね。

 

荒野行動まとめ

  1. スマホで楽しめる100人バトルロイヤル!チーム戦などもアリ
  2. 配信停止の可能性もアリ、訴訟の動向を見守る必要がある?
  3. スマホ版PUBGが中国で配信中!日本での配信もあるかも?

似たゲーム性のタイトルが複数発売・配信というのは良くある話ですが、訴訟問題にまで発展するのは比較的珍しいケースですね。

筆者個人としては、せめてデザインなどの「ガワ」だけでも違えばまだ良いとも思うのですが……今後の進展が気になる事件ではないかと思います。

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