ゲームによく使われる題材「ファンタジー」というと最初に何を思い浮かべるか、人によって結構変わってくるのではないでしょうか。
ファンタジーと一括りに言っても、様々な世界観やストーリーがありますし、昨今いわゆる「王道」な物は減少傾向にあるのではないでしょうか。
今回はそんなファンタジーの中から驚くほど「王道」な世界観やストーリー展開が魅力的な「二ノ国2」についての情報を纏めていきたいと思います。
二ノ国シリーズとは?新作の前におさらい!
出典:http://www.ninokuni.jp
まずは、新作である「二ノ国2 レヴァナントキングダム」についての情報を纏める前に、シリーズについてのおさらいからスタートして行きましょう。
「二ノ国」シリーズは「イナズマイレブン」や「妖怪ウォッチ」で知られる「レベルファイブ」が制作した「ファンタジーRPG」シリーズです。
アニメーション制作をあの「スタジオジブリ」が制作した、という事もあり、どこか懐かしい雰囲気の漂う、王道ファンタジーといった印象が特徴の作品ですね。
「二ノ国 漆黒の魔導士」がまずニンテンドーDSにて2010年12月に発売、その後PS3にて「二ノ国 白き聖灰の女王」が2011年11月に発売しました。
この2作は発売ハードやタイトルは変わっている物の、ストーリーは同じなのでPS3版がいわゆるリマスター及び演出強化版、といった位置づけです。
更なる追加要素などが盛り込まれた「二ノ国 白き聖灰の女王 オールインワンエディション」もPS3で発売されているので、今からプレイするならコレがオススメですね。
ストーリーは、主人公オリバーが妖精シズクと出会い、異世界である「二ノ国」と、自分の母親アリーを救うための旅に出る、といった内容。
現実世界から不思議な出会いをきっかけに異世界へと旅をする、という非常にオーソドックスな内容である物の、逆にこの王道感は昨今では珍しいですね。
PS3版の制作意図は「ジブリのアニメーション」を「ムービーではなくリアルタイム処理で再現」するという所を目標にしていた、という話もあります。
この辺りから察するに、スタジオジブリが制作しそうなどこか懐かしい雰囲気を持つ、王道なファンタジー作品を最新技術で作る、というのが「二ノ国」が目指していた物なのではないでしょうか。
実際、その試みは割りと成功していると思いますし、昨今では逆に珍しさを感じる王道っぷりは多数の人から高く評価されていると思います。
こういったファンタジーな世界観を舞台にした物語は好きな人も多いでしょうし、スタジオジブリ制作のアニメ部分も魅力的な要素の一つ。
ここまでひねった所のない王道ファンタジーな作品は、かえって新鮮な印象も与えてくれる、とも思いますので、是非一度プレイしてみてはいかがでしょうか?
二ノ国2 前作との違いは?
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前作シリーズのおさらいが済んだ所で、今度は新たに発売される新作「二ノ国2 レヴァナントキングダム」の紹介と情報を纏めていきましょう。
「二ノ国2 レヴァナントキングダム」は2018年3月23日発売予定のシリーズ最新作、前作の発売から8年が経過している事もありハードはPS4及びPCに。
グラフィックはかなり進化しており、アニメをそのままゲームにしたようなグラフィックが特徴的で、前作のようなアニメーションパートは用意されていない模様。
前作とは違い、アニメーションパートの制作をジブリが担当、という特徴はなくなってしまった物の、キャラクターデザインは前作のアニメ監督が引き続き担当。
やはり雰囲気としては、スタジオジブリが制作したアニメのような、どこか懐かしさを感じる、親しみやすい印象もあるので様々な年代の人にもウケが良さそうですね。
ストーリーは前作と打って変わって、二ノ国にあるゴロネール王国、その国王として若くして即位してしまった主人公エバンが、クーデターにより国を追われるという内容。
前作では異世界へとやってきたごく普通の少年が冒険を繰り広げる、という内容だっただけに、かなりストーリーの印象も変わっていますね。
しかし、この「国を追われた幼い王族が冒険して新たな国を作る」というような内容もまた、ファンタジー作品としては結構王道な内容ではないでしょうか。
雰囲気や方向性は多少変わっている物の「二ノ国」の特徴の一つであった「王道ファンタジー」という側面はキッチリ継承している、と言えます。
また、このストーリーに付随したゲームシステムとして、新たに「キングダムモード」が追加された事も、前作との大きな違い、と言えるでしょう。
この「キングダムモード」は国を追われた王族である主人公エバンが、出会った仲間達とともに新たな国を作る、というストーリーに即したものとなっています。
自分たちの国を発展させ、様々な技術を持った人々を国に住まわせる、とシミュレーション的な要素を盛り込んだモード、と言えます。
また、この「国を建設する」という要素に付随して、普通の冒険時に起きるバトルとは別に「進軍バトル」というシステムが新たに追加。
国の威信をかけて、賊やモンスターを相手に「軍を率いて戦う」というシステムが追加されており、RPG以外のシミュレーション的要素が強くなっていますね。
このあたりは多少好き嫌いが分かれそうではあるのですが、好きな人にはたまらない要素となりそうなので、かなり期待出来るのではないでしょうか。
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前作未プレイでも楽しめる?
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さて、ここまで前作から変わった部分などを紹介してきましたが、一応ナンバリングタイトルとして発売される、という所が気になる人も多いのではないでしょうか。
勿論、シリーズ作品である以上は前作も遊んでおいた方が、と思う所もありますが、この「二ノ国2」に関しては、その必要性は薄いと思います。
シリーズ作品として発売される作品は、ガッツリストーリー的にも繋がりがあるか、世界観などを共有しているだけか、と作品によってまちまちです。
この「二ノ国2」に関しては、共通しているのは「二ノ国」という世界観のみで、特にシナリオ的な面では繋がりはなく、前作の登場人物が登場、というのも確認できません。
そういう意味では、続編というよりは「同じシリーズ内の別作品」といったベクトルに近いと思いますので、気にせず「二ノ国2」から遊べるのではと思います。
いかんせん前作とはハードも変わっていますので、前作の対応ハードを持っているのであれば、前作も遊んでおくと良いかも、程度の話ではないでしょうか。
もし「二ノ国2」に合わせて遊ぶのであれば、上でも紹介した「二ノ国 白き聖灰の女王 オールインワンエディション」が一番良さそうですね。
とはいえ、完全にシナリオが繋がっている続編、というわけでもないのであれば前作を遊ばなければ楽しめない、という事はないでしょう。
あくまでシリーズ自体が気になる、興味を持っているというのであれば、という前提が付きますので単純に「二ノ国2」に興味を持っただけなら気にしなくて良さそうです。
二ノ国2 まとめ
- 「イナズマイレブン」などの「レベルファイブ」制作!王道ファンタジー!
- 8年振りのシリーズ最新作!シミュレーション的な要素も追加!
- 前作未プレイでも問題はナシ!気になるなら「オールイン版」がオススメ!
コレほど王道な印象のファンタジー作品というのも最近は中々見かけませんし、好きな人にはたまらない内容なのではないかと思います。
特に、キングダムモードでの王国建設は、シミュレーション好きにもたまらない要素となるでしょうし、期待感が高まる一作ではないでしょうか。