買おうと思っていたゲームが品切れで買えない、という事態も昨今はDL販売という形態のおかげで中々遭遇しなくなってきました。
しかしながら、昨今のゲーム事情とはまた別の所で、購入が難しくなってしまったゲーム、というのが出てきてしまいました。
今回は「販売停止」という情報が発表されてしまった「ジャッジアイズ」についてのおさらいや販売停止の理由などについてまとめていきたいと思います。
ジャッジアイズとは?販売停止の理由は?
出典:https://www.amazon.co.jp
様々な新作ゲームも発売され、各々の作品のファンが盛り上がっている中、衝撃的なニュースが舞い込んできました。
それは、昨年年末頃に発売され、話題を呼んだ新作ソフト「JUDGE EYES:死神の遺言」の販売停止、という内容のニュースです。
あまりにも衝撃的な内容だったので、皆様も深く内容までは確認していないまでも、そういう事があった、という認識ぐらいはあるのではないでしょうか。
今回は、その詳しい内容についてをまとめた記事になりますので、あまり明るい話題ではありませんが、ご了承いただきたいと思います。
最初に記事の主題となる作品「JUDGE EYES:死神の遺言」についてのおさらいから初めていきましょう。
「JUDGE EYES:死神の遺言」は、龍が如くなどで知られる制作スタッフによって制作されたアクションゲームで、PS4専売のタイトル。
世界観は「龍が如く」と同じ神室町を舞台としており、そこで探偵を営む主人公「八神隆之」を演じるのはなんとあの「キムタク」こと「木村拓哉」です。
龍が如くとの繋がりはあくまで世界観のみですが、その作り込まれた町並みや、爽快感のあるアクションといった部分は同シリーズから継承されています。
特に実写と見紛うレベルのグラフィックで、あの木村拓哉を操作してゲームがプレイできる、という魅力から発売前から話題になっていた作品ですね。
探偵として様々な事件を追いながら、時として荒々しいバトルを繰り広げたりと、かなり遊べる作品なのですが、なぜ販売停止などという事態になったのか。
それは、この作品でも重要人物の一人を演じている「ピエール瀧」が、コカイン所持容疑で逮捕される、というニュースが流れてきました。
これを受けて「ピエール瀧」の出演しているドラマや作品が、配信停止、販売停止という事態に陥っている、というのが今回の真相ですね。
正直、演じている役者が逮捕された、といって過去の出演作などまで販売停止といった自粛を行うのはやりすぎ、と筆者は思うのですが……。
まぁ何にせよ、そういった事態になってしまい、これから遊ぼう、と考えていた人にとってはかなり手痛い状況になってしまったのは事実です。
早速中古価格が高騰し始めるといった状況も発生していますので、もし近所の中古ショップなどで見かけたら確保しておくのもありかもしれませんね。
再販の可能性は?
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さて、そんな困った事態になってしまった「JUDGE EYES:死神の遺言」ですが、今後再販の可能性があるのか否か、気になっている人も多いでしょう。
一応、販売元であるセガゲームスの公式な発表では「今後の対応が決まるまで当面の間」という風には説明されています。
筆者的には、上にも書いた通り過去の出演作まで販売停止、という自粛ムードは行き過ぎだと思いますので再販しても良いのでは、と思います。
しかしながら、そこについてクレームをつけるタチの悪い人がいるのも事実ですし、メーカー的にはそういったクレームは避けたいというのも本音でしょう。
事実、同じく今回逮捕された「ピエール瀧」が声優として出演している「キングダムハーツ3」では、声優を変更するアップデートを行うと発表されています。
ゲームではありませんが「ピエール瀧」が所属していたグループ「電気グルーヴ」の発表していた音楽作品なども軒並み販売が停止されています。
過去にもこのような「薬物所持・使用」などで役者が逮捕され、再放送が不可能になったドラマなども多数存在するのが困った所です。
ドラマとゲームではまた別物、と言いたい所ですが、こういった薬物乱用といった事件に対して世間の目は厳しい物がありますね、当然ではあるのですが。
「JUDGE EYES:死神の遺言」では上でも書いたように「実写と見紛うレベルのグラフィック」もウリの一つなので、これまたピエール瀧も本人レベルのグラフィック。
「キングダムハーツ3」のように「声優を交代すればOK」というわけにも行かないのが実情だと思います(そもそもそれもどうなのかと思いますが)
まさかピエール瀧が演じる登場人物「羽村京平」のグラフィックをすべて差し替える……というのは正直労力がかかりすぎる部分でしょう。
そういった意味では、差し替えなどの対応をして販売、というのは考え辛い、というかもはやゲーム作り直しのレベルになりそうなので無理ですね。
そう考えると、そういった対策をした上で販売を再開、というのは難しいと思いますので、現時点で販売再開の目処は経っていないとも思えます。
筆者としては、何度も言いますが「出演者の逮捕」という状況での販売停止はいささかやりすぎだと思いますので、是非とも再考していただきたい所。
身も蓋もない話、逮捕された役者が出演している、と文句をつけるような層はそもそもこの作品を買わないのでは、とも思ってしまいます。
それは極論だとしても、こういった事態になったら販売を停止しなければいけない、という法律があるわけでもありません。
セガゲームスのいうように「今後の対応が決まるまで当面の間」という文言を信じるのであれば、今後販売再開の可能性もあるのではないでしょうか。
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値段高騰は止まらない?
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さて、販売停止という措置を取ってしまい、新たに販売される目処が現状ではない、という状況になってしまった「JUDGE EYES:死神の遺言」
やはりというかなんというか、こういう状況になると仕方のない事ではあるのですが、中古で流通している商品の価格が「高騰」しています。
特に、手が出しやすいAmazonのマーケットプレイスなどではその傾向が顕著で、早くも定価以上の値段が付き始めています。
これに関しては、正直苦々しく思う所もあるのですが、ゲームソフトとして見ると実はそんなに珍しい事でもないのです。
今回の「JUDGE EYES:死神の遺言」に関しては稀なケースですが、ゲームソフトの再販がされない、というのは珍しい事ではありません。
例えば、対応しているハードが古い、いわゆる「レトロゲー」の類は今買おうと思えばそこそこの値段がするのはある意味当然です。
他にも、開発・販売を担当していたメーカーの倒産などで権利関係がややこしくなって再販されない、というソフトなどもあると思います。
こういった作品はえてして「プレミア価格」という名目で中古価格が非常に高くなる事も多いので、今回のケースも似たような感じと言えるでしょう。
現在の価格(3月15日Amazon参考)では大体1万円前後、といった価格帯になっているようですが、ここから更に上る可能性も捨てきれません。
すぐに販売再開、という情報が発表されれば値段も下がっていくと思いますが、長引けば長引くほど高くなるのはまず間違いないと思います。
恐らくではありますが、ここから定価の倍ぐらいの価格までは高騰する事が予想されますので、買おうと思っている人は今のウチに買ってしまうのもアリかもしれません。
もちろん、これはあくまでネットショップを参考にした価格なので、実際の中古ショップなどではもう少し値段が落ち着いている所もあると思います。
何にせよ、販売停止の期間が長くなればなるほど、中古価格も高騰していく事が予想できますので、今は様子見する、というのもアリですね。
価格の高騰が不安、という人はやはり今のうちに購入してしまう、というのが一番ではないかと思います、現時点ですでに高くなってますが。
グラフィックがリアルになり、現実の役者を起用するといった事が珍しくなくなってきた昨今、こういった問題の発生もある意味仕方のない部分。
こういった事がなるべく起きないよう、役者の皆様にはもう少し清廉潔白に生きていただきたい、と思うばかりですね。
もちろんではありますが、普段ゲームをしている皆様も「薬物ダメ、絶対」の精神で、そういった物には関わらないよう真面目に過ごしていきましょう。
ジャッジアイズ販売停止まとめ
- キムタクが主人公!龍が如くの系譜を次ぐアクションゲーム!
- 再販の目処は現在不明!公式からの発表に注目!
- 中古価格が高騰!今後も上がり続ける可能性大!
このような事態でゲームが販売停止、というのは何とも悲しい気持ちになってしまいますが、仕方のない部分もあるとは思います。
今後の販売再開、という情報が発表される事を祈りつつ、事の成り行きを見守るしかできないのが1ゲームファンとして悲しい所ですね。