いよいよ狩猟解禁!発売日当日の0時からモンハン三昧!という人も多いのではないのかと思いますが、中にはPS4をまだ用意していないという人もいるでしょう。
そんな人達のために、あるいはもっと快適にモンハンを楽しみたい、という人のために今回は周辺機器ではなく、HDDとSSDに着目。
ゲームをDLして遊ぶ時、モンハンワールドではどちらがオススメなのか、HDDとSSDの違いなどについて纏めていきたいと思います。
HDDとSSDの違いって何?
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まず、今回の記事の主題としてはHDD、SSDのどちらがオススメなのか、という所になるわけですが、まず両者の違いについてしっかり説明していきましょう。
HDDとSSD、恐らくPCを自分で自作したりする人にとっては今更、といった情報ではありますが、普段ゲームハードのみでゲームをする人にはあまり馴染みがないかも。
一応、最近のゲームハードでは、標準で記憶媒体としてHDDを搭載しており、ここにゲームのインストールデータや、セーブデータを保存しています。
SSD、と呼ばれる記憶媒体も容量やその仕組などに違いはあれど、こういったデータを保存する記憶媒体、という点は同じですね。
こちらに関しては、HDDよりも高価な物になるので、標準搭載されている物はありません、必要があればユーザー自身が載せ替えを自分で行う事になります。
それでは、HDDとSSDの違いについてそれぞれ説明していきましょう。
■HDD(ハードディスクドライブ)
こちらは、最早お馴染みとも言えるほど普及した記憶媒体、PS4やXbox Oneなどでは、500GB、及び1TBの容量のものが搭載されていますね。
仕組みとしては「磁性体を塗布した円盤」つまり「ディスク」を回転させる事でデータを書き込んだり、読み込んだりする、という仕組み。
技術としては結構成熟している物なので、容量が大きく、現在では最大10TBほどまで最大容量が増えているのも特徴の一つです、勿論容量が増える=高くなりますが。
物理的にディスクを回転させる、という仕組みの都合上、物理的な衝撃などに弱いので、気をつけてあげないとすぐに故障しデータの破損などが起こる事もあります。
■SSD(ソリッドステートドライブ)
こちらは、HDDに比べると比較的新しく登場した記憶媒体で、HDDに比べると書き込み速度や読み込み速度が非常に早い、という利点があります。
仕組みとしてはHDDとは違い「半導体素子メモリ」を記憶媒体として使っている、つまり端的にいえば「USBメモリの超すごい版」と考える事ができます。
HDDと違い、物理的に稼働する部分が少ないため物理的な衝撃に強く、故障などが起きにくい、という大きな利点もあります。
ただ、最大の難点はまだまだ技術としては新しく、HDDなどの磁気ディスクに比べて「容量が大きくしづらい」という難点を抱えています。
そのため、大容量の物でも1TBなどが現実的な値段で買える限界容量、といった感じになっているので、容量的な利点はあまりないと言っていいでしょう。
と、こんな感じで、どちらにもメリット・デメリットはある物、といった感じですね、最近では高額ではある物の、大容量のSSDも出始めてHDDから乗り換える人も増えてきました。
それでは、そんな両者の違いを踏まえつつ、今回の記事の主題である「モンハンワールドをDL版でプレイするなら」という話題に移りたいと思います。
モンハンワールドをDL版でプレイするなら?
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さて、HDDとSSD、どちらの方がDL版のモンハンワールドをプレイする上でオススメなのか、というメインの話題。
ぶっちゃけて言うと、あえてオススメするとしたらSSD一択、と言っても良いレベルで、あえてHDDをオススメする理由はありません。
というのも、SSDは書き込み速度や読み込み速度に優れており、ゲームをプレイする際なども、HDDに比べて明らかにロード時間の短縮が見込める、という点。
これは、ゲームをプレイする上では結構大きな問題で、ロード時間が減る=待たされる時間が減るので快適なプレイにつながる、という事でもあります。
これは恐らく、多くの人が「ロード時間に待たされるのは嫌」と考える所だと思いますので、それだけでSSDの利点自体は理解してもらえると思います。
ただし、極端な事を言うと、読み込みを行う回数が少ないゲームでは、体感的にはそこまで変化を感じられない、という部分がないわけではありません。
例えば、10秒の読み込みを行って30分間遊ぶゲームと、10秒の読み込みを10分毎に行うゲームを遊ぶとすれば、前者はそこまで体感的な変化はないですね。
その点を踏まえると、モンハンワールドはマップ切り替えなどがなく、読み込みを行う回数はそれほど多くないので、体感的な変化は少ない、という見方もできます。
ですので、PS4で多くゲームをプレイする、という上でSSDに換装する意味は大きいかもしれませんが、モンハンワールドのみを基準に考えるなら微妙です。
また、SSDとHDDの違いの部分で触れたように、SSDは大容量の物は非常に高価で、1TBの物でも大体値段は3万前後、とかなり高額になります。
PCであればOSをインストールするメディアはSSD、データを保存しておくのは大容量のHDD、といった使い分けもできますが、PS4ではそれもできません。
となると、様々なゲームのデータをインストールする必要性があるPS4では、SSDでも1TBほどの大容量の物を使うのが望ましい、という話になります。
先に挙げた価格まで考慮すると、お金に余裕があるのであればSSDに換装するのをオススメする、というレベルの話になってきます。
ですので、あえてオススメするならSSD、という話であって、必ずしもSSDの方が良い!と断言出来るレベルではないかな、と筆者的には思います。
3万ものお金があったらどれだけのゲームソフトが買えるか、という話にもなってしまうと思いますので(苦笑)
SSDにすれば快適さが増すのは事実ではあると思いますが、その辺りに価値を見出すか、お金を出すかは正に個人の考え方とお財布事情次第ではないでしょうか。
おすすめHDD・SSD紹介!
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さて、ここからは、PS4の内蔵HDDを換装する際に、オススメのHDD・SSDをいくつか紹介していきたいと思います。
一応前提として、PS4に対応するHDD・SSDには規格が定められており、対応していない規格の物は換装できないので注意が必要です。
PS4側で対応しているHDD・SSDの条件は
・Serial ATA 3Gbpsに対応している
・容量が160GB以上である事
・厚さ9.5mm以下で2.5インチ内蔵型ストレージデバイス
といった感じになっています、これだけ聞くと何か複雑そう、と思う人も多いと思いますが「Serial ATA 3Gbps」というのはデータ転送に使う速度規格の事。
これは、現在一般的に販売されている「新品のHDD・SSD」であれば対応しているので心配ありません、中古品などを流用する際は注意。
容量に関しては、逆にこれ以下の容量の物を今探すほうが難しい気がします、オススメの容量はデフォルトになっている500GBか、1TBが推奨。
厚さ9.5mm以下の2.5インチ内蔵型ストレージデバイス、という部分に関しては、一般的にPC用などとして販売されている物は大体この規格です。
メーカーによって多少誤差はある物の、9.5mm以上になる物はそう多くないはずですが、一応この点も気をつけておきましょう。
そういった前提を踏まえた上で、オススメとなる商品はこの辺りではないかと思います、換装用HDD・SSDの購入を検討している人は是非参考にしてみてくださいね。
【 SSDのオススメ3選 】
■MX500 CT500MX500SSD1/JP
SSDを多数発売しているメーカーとしては大手に当たる「Crucial(クルーシャル) 」が発売している製品の一つ、容量は500GBで、PS4向けとしては標準。
多くのゲームをプレイする場合には適時データの削除などを行う必要性が出て来る事もあるので、万全とは言えませんが、その分価格はSSDとしては安価な部類。
■MX500 CT1000MX500SSD1/JP
こちらは上で書いた製品の上位モデル、容量は1TBとなっている物の、その分値段も倍近くに跳ね上がるので購入するには多少勇気がいるかもしれません。
とはいえ、1TBの容量があれば、PS4の上位モデルであるProの標準容量と同じなので、ゲームを十全に楽しむのであればこの容量が望ましいですね。
■WD Blue 3D NAND SATA WDS100T2B0A
こちらは、HDDのメーカーとしても信頼を得ているメーカー「WESTERN DIGITAL(ウェスタンデジタル)」製の1TBモデルSSD。
半導体を扱う、という点では半導体専門のメーカーほどではない物の、デバイスとして扱う際の設計は信頼感が高く、信用して購入できるメーカーですね。
SSDを購入するのであれば、この辺りがオススメ商品ではないかと思います、この他のメーカー等で選ぶのであれば「Intel」などがオススメ。
勿論、値段が安いのを最優先にして選ぶという手もありますが、大事なセーブデータやゲームを扱う機器ですし、信頼性重視で選ぶのが良いと思います。
【HDDのオススメ2選】
■東芝 MQ01ABD100 1TB アマゾン限定モデル
こちらは、名前は恐らく誰もが知っている家電メーカー、東芝から発売の1TBモデル、アマゾン限定との事でメーカー2年保証付きでお得な品。
HDDも大手と呼ばれるメーカーは多数ありますが、東芝は値段と信頼性の釣り合いが良く、安心して買える品質がウリではないかと思います。
■WD Blue WD10JPVX
こちらは、上のSSDでも紹介した「ウェスタンデジタル」製の1TBモデル、ご丁寧にPS4動作検証済み、と銘打たれているのも嬉しい所ですね。
価格は同価格帯のHDDに比べて若干高くなりがちではありますが、ウェスタンデジタルは設計がしっかりしていて信頼性が高いですので、HDDでもオススメ。
とりあえずHDDに関しては、現在は1TB程度の物であれば大体8,000円~5,000円ほどの間で購入できる価格で落ち着いています。
もう少し高価格帯の物に目を向ければ、2TB、3TBと容量をプラスできるのもHDDの魅力ですね、ともかく多くのゲームをプレイする予定ならこちらもあり。
また、SSDに比べて容量に対しての価格比が非常に安価なので、単純に大容量の物に積み替えたい、と思うのであればHDDがオススメです。
SSD・HDDともに、ここでオススメした以外にも多くの商品がありますし、ここで挙げた物はあくまで一例、筆者の経験則などから選出した物ですのでご了承ください。
HDDに関してはそうでもありませんが、SSDはともかく高額な商品を購入する、という事になりますので、本当に必要かなど、よく考えてから購入計画を立てましょう。
HDD・SSDまとめ
- SSDの方が高速だがその分高額!容量も大容量化は難しい!
- 強いていうならSSDがオススメ!モンハン以外にも多数プレイする人向け!
- SSDは高額!HDDは安価で大容量!目的別で購入計画を!
確かにゲームをプレイする際の高速な読み込み、という点ではSSDは非常に優れていますが、その値段の高さはちょっと躊躇してしまう部分ですね。
一方で、HDDには安価で大容量が確保できる、という大きな利点がありますので、やはり目的に寄る、あるいはお財布事情との相談が重要ではないでしょうか。