ゲームにおいて進化を続けるグラフィックも、評価の対象としてユーザーの厳しい目を向けられる要素の一つ、となっている昨今。
その美麗なグラフィックをガッツリ使ってシナリオを見せていく、というのも一つのゲームのあり方として定着しているような印象ですね。
今回はそんな種類の作品から、期待が高まる新作「Detroit:Become Human」の情報、限定版についてなどを調査していきたいと思います。
Detroit:Become Humanとは?
出典:https://www.jp.playstation.com
まずは、今回の記事の主題となるタイトル「Detroit:Become Human」についての紹介から初めていきましょう、かなり印象的な作品となっています。
「Detroit:Become Human」は、名作と名高い「HEAVY RAIN −心の軋むとき−」などを開発したQuantic Dream制作のオープンシナリオ・アドベンチャーです。
具体的には実写と見紛うばかりのグラフィックで描かれる、サスペンス的なシナリオがウリで、プレイヤーの行動次第でシナリオ展開が変わっていくのが特徴です。
気になるストーリー内容は、2038年の近未来、人工知能やロボット工学が高度に発展し、アンドロイド産業の都となったデトロイトが舞台。
かつてないほど豊かな生活を手に入れた社会の中で、プログラムを無視しあたかも自分の意志を持ったアンドロイド「変異体」が現れ始める……という内容です。
SF系の作品ではいわゆるアンドロイドが人類に反旗を翻す、といった内容は結構定番中の定番と言えますが、この作品ではなんとアンドロイドが主人公。
プレイヤーは「コナー」「マーカス」「カーラ」と三人のアンドロイドを操作し、それぞれの視点からシナリオを読み解いていき、その都度選択を迫られるといった内容。
ゲーム的な要素を盛り込みつつも、どちらかといえばシナリオを楽しむタイプのゲームではあると思うのですが、ここまでのクォリティは流石に圧巻。
扱っているテーマやグラフィックの美麗さも相まって、まるで海外のドラマや映画を見ているような気分になれるのではないでしょうか。
ゲーム的な要素としては、ゲームシナリオ中の分岐による選択肢ぐらいで、どちらかと言えば凝ったシナリオに注力している作品、といった所。
ゲーム的なアクションやシステムといった部分を重視する人にとってはちょっと物足りないかもしれませんが、シナリオを重視するなら非常に濃い内容。
向き不向きの分かれそうな作品ではある物の、好きな人にはたまらない、といった雰囲気が既に漂っているのも、期待感が高まる原因の一つかもしれませんね。
通常版とスペシャルエディションの違いは?
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さて、濃厚なシナリオなどを楽しみたい人には期待感の高まる「Detroit:Become Human」ですが、発売にあたってスペシャルエディションも用意されています。
ゲーム発売の際には毎度の事ではありますが、このスペシャルエディションの内容もかなり気になる物となっているので紹介していきましょう。
まず第一に、いわゆる「通常版」と呼ばれるゲームソフトのみのバージョンが前提として、プレミアムエディションにはゲーム本編+色々特典が、といった形です。
「Detroit:Become Human」のプレミアムエディションの内容は以下のようになっています。
■特製BOX
特典とゲームソフト本編を収納できるオリジナルのBOX、これも描き下ろしイラストやオリジナルデザインなど、ゲーム毎に違いがあって面白いですよね。
商品画像などを見る限りではそこまで大きなサイズのBOXではないようなので、棚などに収納する際にもそこまで困らなそうなのがまた良いですね。
■日本特別編集アートブック
こちらは印象的な登場人物などの美術部分が詰め込まれた、非常に魅力的なアートブック、こういった特典はシナリオ重視の作品には欠かせませんね。
美麗なグラフィックもさる事ながら、SF系の作品として特徴的なビジュアルが登場しているだけに、気になる内容、ページ数も約100ページと大ボリュームです。
■オリジナルデジタルサウンドトラック
作品を盛り上げるゲーム中のBGMを収録したサウンドトラック、ゲームのサウンドトラックは発売されない事もあるので嬉しい特典ですね。
やはりシナリオを盛り上げるなら音楽も非常に重要な要素の一つ、という事で音楽にも力を入れているのが期待できますので、是非ゲットしておきたい特典。
■PS4用テーマ+オリジナルステッカー
PS4用のテーマと、同じくオリジナルデザインで作られたステッカー、こういった特典もゲームの限定版には良くあるので馴染み深いですね。
と、このような感じの内容になっています、またほぼ同一の内容で特典が付属しているダウンロード限定版「デジタルデラックス版」も用意されています。
こちらはダウンロード版の本編に加えて、ダウンロード用サウンドトラックと、デジタルデータで閲覧できるアートブック、PS4テーマが付属。
当然ではありますが特製BOXやステッカーといった特典はつかない所に一応注意ですね、またアートブックの内容も「海外版」となっているので内容に差異がある様子。
日本語版でアートブックに目を通したいという人も、パッケージ版のプレミアムエディションを視野にいれて予約などを考えると良さそうですね。
逆に、海外版オリジナルのままのアートブックに目を通したい、といった通な人はダウンロード版のデジタルデラックス版を選ぶ、といった選び方が出来るのではないでしょうか。
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買うならどのバージョンが良い?
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さて、恒例の「購入するならどれを買うか」という話題で今回の記事を〆たいと思いますが、今回の「Detroit:Become Human」に関しては筆者的にはほぼ一択です。
ズバリ「Detroit:Become Human」を購入するのであれば、様々な特典が付属する「プレミアムエディション」がオススメではないかと思います。
先にも紹介した通り、どちらかと言えばゲーム的な部分よりも美麗なグラフィックで描かれるシナリオを楽しむ作品という事が決め手ですね。
シナリオにともかく重きを置いた作品であれば、設定画などに目を通す事でより世界観やストーリーへの理解が深まると思うので、アートブックは外せません。
また、シナリオを読み終えた後の余韻を楽しみたいと思う人であれば、ゲーム中で使われたBGMなどもじっくり楽しみたいと思うものだと思います。
そういった意味で、アートブックやサウンドトラックが付属している、というのは非常に嬉しい点ですので、通常版よりはプレミアムエディションの方がオススメです。
勿論、ただゲームだけを楽しんで終わり、という人も大勢居ると思いますので、限定版に魅力を感じないなら通常版で問題ないと思います。
最近のゲームで良くある早期購入特典によるDLC、といったゲーム部分への追加要素などは無さそうなので、純粋にファン向けアイテムといった所でしょう。
あくまで筆者的にはこういったゲームは設定資料や音楽など、細かいところまで楽しみたい、という考えなので限定版をオススメしています。
勿論最終的には、限定版の特典に魅力を感じるのか、それともゲーム本編のみに魅力を感じるのか、でどちらを購入するのかが決まると思います。
ただ、値段的には限定版の方が高い、というのも事実ですし、単純にお財布事情と相談して購入するのもありではないでしょうか。
どちらを選んで購入するにせよ、魅力的な作品になっている事が期待できる作品なので、入念に選んで購入したい所ですね。
Detroit:Become Human まとめ
- 美麗なグラフィックと濃いシナリオ!期待感高まる作品!
- 限定版にはアートブックなどの特典!パッケージもDL版もあり!
- オススメはプレミアムエディション!サントラなどで余韻を楽しもう!
こういったシナリオ重視の作品は、人によって好き嫌いは別れてしまうのが当然といえば当然ですが、ハマった時の感動は中々他に代えがたい物がありますね。
やはり作品を細かい所まで楽しむのであれば、シナリオやグラフィックだけでなく、細かい世界観や音楽にまで目、あるいは耳を向けてみたい所です。