新年2020年、1月も下旬に入りましたが、なんだかんだで早くも新作が発売されるタイミングなどが重なって、複数の話題が混在しています。
ゲーム業界的にはそういった話題になる作品が多い事自体はとても喜ばしい事だと思いますので、あとはどれを遊ぶのか、といったところ。
今回は、シリーズ作品でありながら「システム周り」などの変更が多く、発売前から良くも悪くも話題になっていた「龍が如く7」についての情報をまとめていきます。
「龍が如く」とは?シリーズをおさらい!
出典:http://ryu-ga-gotoku.com/
シリーズ作品の最新作、と聞くと胸躍るファンも多いと思いますが、話題になる事で「シリーズファンではない人」に興味を持たれる場合もあります。
それが今回SNS上などでも話題になっている「龍が如く7」なわけですが、ゲームとしても非常に面白いのでオススメの作品として紹介しようと思います。
と、その前に、何気に当ブログでしっかり「龍が如く」について取り扱うのは初めてだと思いますので、シリーズのおさらいからスタートしていきましょう。
「龍が如く」とは、SEGAから発売されている、アクションRPG作品シリーズ、及びそこから派生した作品群の事を指すシリーズです。
ゲームの最大の特徴は、いわゆる「極道」「ヤクザ」など、昔から一定の人気を保ち続けている「任侠」モノのシリーズ、というところでしょうか。
現実に関わり合いになるのはゴメンではありますがこの「任侠」というジャンルは創作に関わる界隈では人気のあるジャンルです。
それをゲームに落とし込み、そしてメインの題材として扱う、というのは当時としてはかなり勇気のいる、新しい試みだったのではないでしょうか。
なんにせよ、ニッチな需要ではあったのかもしれませんが「任侠モノ」というほぼ唯一のジャンルとして人気のシリーズ作品として成長していく事になるわけです。
ともあれ、これまでに多数のナンバリングタイトルや、スピンオフ、果ては実写映画にもなるなど、昨今ではSEGAを代表する作品シリーズの一つ。
これまでに発売されたシリーズ作品は以下のようになっています。(発売順)
■ナンバリングタイトル
・龍が如く (PS2/2005年12月8日発売)
・龍が如く2 (PS2/2006年12月7日発売)
・龍が如く3 (PS3/2009年2月26日発売)
・龍が如く4 伝説を継ぐもの (PS3/2010年3月18日発売)
・龍が如く5 夢、叶えし者 (PS3/2012年12月6日発売)
・龍が如く0 誓いの場所 (PS4他/2015年3月12日発売)
・龍が如く6 命の詩。 (PS4/2016年12月8日発売)
・龍が如く ONLINE (iOS等/2018年11月21日配信)
■リメイク&リマスター
・龍が如く1&2 HD EDITION (PS3/2012年11月1日発売)
「龍が如く」と「龍が如く2」をHDリマスター化して1つにまとめた作品。
・龍が如く1&2 HD For Wii U (Wii U /2013年8月8日発売)
「1&2 HD」をWii Uに移植したシリーズ初の任天堂ゲーム機向けタイトル。
・龍が如く 極 (PS4他/2016年1月21日発売)
いわゆる初代リメイク、追加要素多数。
・龍が如く 極2 (PS4他/2017年12月7日発売)
「2」をリメイク下作品、シーン追加などもアリ。
・龍が如く3 PS4版 (PS4/2018年8月9日発売)
「龍が如く3」をリマスター化。
・龍が如く4 伝説を継ぐものPS4版 (PS4/2019年1月17日発売)
「龍が如く4 伝説を継ぐもの」をリマスター化。
・龍が如く5 夢、叶えし者 PS4版 (PS4/2019年6月20日発売)
「龍が如く5 夢、叶えし者」をリマスター化。
■スピンオフ・関連作品
・龍が如く 見参! (PS3/2008年3月6日発売)
・龍が如く OF THE END (PS3/2011年6月9日発売)
・龍が如く 維新! (PS4他/2014年2月22日発売)
・クロヒョウ 龍が如く新章(PSP/2010年9月22日発売)
・クロヒョウ2 龍が如く 阿修羅編 (PSP/2012年3月22日発売)
・JUDGE EYES:死神の遺言 (PS4/2018年12月13日発売)
と、このような感じですね、ナンバリングタイトル以外にも、世界観を共有していたり、登場人物が一部登場する作品などが多数。
特に「JUDGE EYES」などは、ファンの間では「キムタクが如く」などと呼ばれるなど、「龍が如く」のシリーズとしての認知度はかなりの物ですね。
そして2020年1月にナンバリング最新作「7」が新たに発売される、という運びとなったわけですが、こちらも話題を呼んでいます。
何気に2020年は龍が如くシリーズがスタートしてから「15周年」という節目にもなっていますので、他にも何か展開がある可能性も。
実在の有名な俳優やプロレスラー、セクシー女優などが実際に作中の登場人物として登場したり、役柄を演じていたり、というのもシリーズの特徴の一つ。
そういった部分でも楽しめる要素は非常に多い作品なので、これからもなんだかんだで話題になるタイミングはあるのではないかと思うシリーズですね。
最新作「7」!ストーリーの繋がりは?
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ここまでシリーズをおさらいしてきた「龍が如く」シリーズ、派生した作品などもかなり多いというのは伝わったのではないかと思います。
今回新たに発売されたのは「7」と、ナンバリングで7作目、ストーリーの時系列も一応最も新しい作品、という形になっています。
ただ今作ではお馴染みのキャラクターでもある「桐生一馬」は主人公ではなく、極一部のシーンでお遊び的に登場するのみに留まっています。
上で紹介した「龍が如くONLINE」から引き続き、「春日一番」というキャラクターが主人公としてストーリーが展開。
ただ「ONLINE」と「7」は実質的に「パラレル展開」という扱いになっているようなので、実際のストーリーとしては「6」が前作に当たります。
一応、「龍が如く」の世界観としてみれば、時系列的には「最も新しい話」となるので、「6」以降のシリーズ登場人物がどうなったのか、など伺える部分も。
ただ、それでもやはり今回は新キャラクターが主人公、かつ仲間となるキャラクターも新規のキャラクターとなっています。
あくまでコレまでの作品に登場した人物などは「7」におけるシナリオのエッセンスであって、メインの扱いはされていない、という印象でしょうか。
ですので、扱いとしてストーリー的には繋がりこそありますが、この作品から遊んでも楽しめる作りになっているので、その辺りは安心して大丈夫です。
また、今作ではゲームジャンルが「コマンドRPG」に変更される、というシリーズ的には大きな変化もありました。
が、現実に存在する街をモデルにしたフィールドを駆け巡る、というシリーズでも特徴として親しまれてきた部分は健在。
相変わらず様々なプレイスポットでミニゲームを楽しんだり、現実とそっくりに作られたフィールドをめぐる、という楽しみは相変わらずです。
今作では前作までのお馴染みの「神室町」から、舞台を「横浜異人町」、現実における「横浜関内周辺」をモデルとした都市に舞台を移しています。
現実にもある中華街や港の再現度など、かなり拘って作り込まれているのがわかりますので、現実の「関内周辺」を知っている人は思わずニヤリとしてしまうかも。
シリーズの特徴でもある「再現度の高さ」や「ミニゲームの豊富さ」といった部分は継承しつつ、新しいタイプの作品になっているとも言えるでしょう。
むしろ、コマンドRPGに変更された戦闘方式が、これまでのシリーズに慣れている人にとっては最初は慣れづらい、馴染まない、という意見も。
ただ、なぜ「コマンドRPG」になったのか、というのは実はストーリー部分においても関係があったりするので、楽しめる要素にはなっていると思います。
ジャンルが変わってしまった事に大して忌避感を感じてしまうファンもいるかもしれませんが、まず遊んでみても損はしないのではないでしょうか。
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6までのプレイは必要あり?なし?
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さてさて、ここまで紹介してきた「龍が如く7」ですが、そうは言っても「ナンバリングタイトル」の最新作、という部分については気になる所。
では、ここまでに紹介してきたストーリー的な繋がりなども踏まえた上で「前作「6」までなどのシリーズ作品」を遊んでおく必要はあるか否かは気になる所でしょう。
ズバリ、結論から言うと「どちらでも構わない」という結論になると思います、プレイ済みでも未プレイでも楽しめるのが「7」という意見です。
勿論、ストーリー的に、というかその世界観で起きた事件などについては共通しているので、一部は「プレイ済みの方が楽しめる」という部分があるのは否定できません。
ただ、それでも今回はシリーズでお馴染みの「神室町」から舞台も変更されていますし、あくまで「プレイしていた方がニヤリとできる」ぐらいに留まっています。
ですので、これまでにシリーズに触った事がないけれど、評判を聞いて遊んでみたい、というシリーズ初心者の方も、そこは安心して大丈夫です。
ただ、あえて言うならシリーズ的にも面白いシリーズである、というのは事実なので、筆者的には「過去シリーズも遊んで見るのをオススメ」といった感じ。
幸いにして、いわゆるナンバリングに相当するシリーズ作品は、現在全て「PS4」という最新ハードで遊ぶ事ができます。
時系列順に遊ぶのであれば、以下のような順番で遊べばOKなので、もし興味があるのであれば揃えて遊んで見るのもアリではないでしょうか。
・龍が如く0 誓いの場所
・龍が如く 極
・龍が如く 極2
・龍が如く3
・龍が如く4 伝説を継ぐもの
・龍が如く5 夢、叶えし者
・龍が如く6 命の詩。
と、こういう順番で、現在は全て「PS4」で遊ぶことが可能なので「7の前に予習」という形で遊ぶには本数も多いですが、オススメはできます。
勿論「7」を遊んだあとに「龍が如く」の世界観に興味が湧いた、というパターンもありえると思いますので、気になったらこの順番で。
どちらにせよ、シリーズとしては長めになってはいますが「7」はある意味、シリーズとして転換点の一つになる作品だと思います。
あえてここから遊ぶのもアリ、過去作を予習してから遊ぶのもアリな作品になっているので、是非触れてみてはいかがでしょうか。
ミニゲームの多さなども含め、どっぷりと楽しめるタイプの作品なので、そういった作品が好きな人にはオススメできると思います。
龍が如く7 まとめ
- 「任侠」を題材にした革新的なゲームシリーズ!
- 最新作「7」は「横浜」近辺が舞台!地元の人は必見!
- シリーズ未プレイでも大丈夫!ここからでも楽しめる!
シリーズとして続いた作品では、主人公の交代などでコケてしまう、というのがゲームに限らずありますが今作は比較的好意的に受け要られています。
シリーズに初めて触れる、という人にも遊びやすい作品に仕上がっていると思いますので、興味があるのであれば遊んで損はないでしょう。