2016年11月に最新作「FF15」の発売や、期待の高まる「FF7リメイク」など、未だ世界のゲー
ムプレイヤーに愛され続ける「FFシリーズ」
そんな中、今度はPS2で発売された最後のナンバリングタイトル「FF12」がPS4でリメイクされ
て帰ってくる、という情報が発表されました。
今回は新たな変更点や改良を加え、7月13日に発売される「FF12 THE ZODIAC AGE」につ
いての情報を調査していきたいと思います!
FF12とは?
出典:https://www.amazon.co.jp/
まずは、リメイクに関しての話題に触れる前に、原作となる「FF12」についてのおさらいから始めていきましょう。
FFシリーズのナンバリングタイトル12作目、PS2で発売された最後のタイトルで、2006年3月に発売された作品となっています、もう10年以上も前なんですね。
イヴァリースと呼ばれる世界を舞台にした作品で、外伝作品である「FFタクティクス」などとの繋がりが示唆された珍しい作品ですね。
また、シリーズとしては初の「フィールドから戦闘へシームレスに移行する」システムなど、斬新なシステムが数多く採用されていたのも特徴的です。
何より特徴的なのは「ガンビット」と呼ばれる独特な戦闘システムで、恐らくこれがFF12において最もユーザーから評価が高い部分であり、好き嫌いが分かれる部分でもあります。
キャラクターの行動を「条件」と「動作」を設定する事で、自動で行動してくれるようになる、という少々複雑なシステムです。
例えば「HP10%以下の仲間」を条件に「ポーションを使う」という動作を組み合わせる事で「HPが10%以下になった仲間にポーションを使用する」という行動が出来上がるわけです。
それまでのシリーズにおいて、コマンドを選択・入力していた物を自動化できる、という画期的なシステムですが、これを面倒に感じるユーザーも多かったようですね。
勿論プレイヤーが手動でコマンドを入力する事もできますが、この「ガンビット」を駆使するの がFF12の醍醐味、といっても過言ではありません。
やろうと思えば全ての行動を自動化し、隠しボスですらオートで倒せてしまう、というのは他の作品でも中々できない体験なのではないかと思います。
公開されているリメイクの変更点!
出典:http://www.4gamer.net/
最大の変更点としてあげられるのは何といっても「グラフィック」です!既に公開されている公式のトレイラーなどでも分かる様に、かなり高精細に変更されています。
発売した当時のPS2でも、かなり高クォリティな印象でしたが、やはり元がPS2、10年以上前の作品という事もあり、今見ると見劣りしてしまいます。
リメイクでの高画質っぷりはトレイラーを見て頂ければ分かりますが、グラフィックはほぼ作り直し、といっても良いレベルになっています。
また、システム面では2007年8月に発売された「インターナショナル版」に採用されていた「ゾディアックジョブシステム」を下地に更に改良を加える、との事。
この「ゾディアックジョブシステム」は、FF12においてスキルを習得するための「ライセンスボード」が黄道12星座をモチーフにして改良された物です。
インターナショナル版では、このシステムによって育成周りのシステムが大きく変わっており、キャラクターそれぞれの個性を際立たせて育成する事が可能になっています。
この辺りがどう改良されるのかは、続報待ちになってしまいますが、かなり気合の入った内容になっていそうなので、期待が高まりますね。
FF12のシステム面は、非常に奥深く、慣れてくると非常に面白いシステムではあるのですが、複雑な分とっつきづらさを感じるところも少なくありません。
この辺りも改良されているといいな、というのが個人的な希望ですね。
また、リメイクではこれだけに留まらず、オートセーブ機能の追加やロード時間の改善など、細かくはありますがユーザーが遊びやすい調整がされているようです。
また、シリーズ全般に言える事ですが、評価の高いサウンドも、新たに新録した物と原曲を切り替えられる豪華な仕様になっているので、ゲーム音楽好きにもたまらないですね。
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FF12リメイクのストーリーはどうなる?
出典:http://www.4gamer.net/
FFシリーズの特徴として、やはりストーリーに重きを置いた作品作りが特徴なので、ここを重要視するファンもやはり多いと思います。
「FF12」は戦争で孤児となり、空賊に憧れる少年ヴァンと、祖国の解放を目指す王女アーシェが出会い、様々な陰謀に巻き込まれながら世界の真実を知る、という内容です。
開発中にシナリオ担当の松野泰己氏が病気療養のため退社するなどのごたごたもあり、FF12のストーリー周りに関してはファンの間でも評価が分かれています。
ここの良し悪しについては個人の感覚が大きいと思うので触れませんが、リメイクに際して「このシナリオ周りが変わるかどうか」は気になるところです。
結論から言うと「恐らくストーリーに変更点はない」と見ていいのではないか、と思います。
というのも、過去リメイクに際してシナリオや設定が変更された作品は「初期のシリーズで演出などが薄かったFF3」以外にはなかったように思います。
まぁこの辺りは私個人の記憶違いもあるかもしれませんが、公式の発表においても「ストーリーを一新」といったような物はないので、変更はナシとみて間違いないと思います。
あるとすれば、メインストーリー以外のサブミッション周りに多少の変更があるとか、一部のシーンがムービー化するとか、そんな所ではないかと思います。
あとは、FF12には正式な続編として「FF12 レヴァナントウィング」という作品が存在するので、それに触れるような話が出るかどうか、といった所ではないでしょうか。
とはいえ、FF12が発売されたのは10年以上前、という事で作品に触れた事のない層も多くなってきているので、ストーリーに変更がなくてもそう問題はないのかなとも思いますが。
折角PS4で発売される事ですし、既にプレイした人も、未プレイの人もリメイクという事を意識せず楽しめる作品になっていると良いですね。
FF12リメイク まとめ
- 10年ぶりのリメイク!発売は2017年7月13日!
- インターナショナル版を元に画質やサウンド・システムも改良!
- ストーリーへの変更点はなし?
ガンビットなどのかなり特徴的なシステムで、FFシリーズの中でもかなり異質な印象を感じる作品ですが、このシステムの奥深さはシリーズ随一だと思います。
リメイクでは更に改良される、との事ですし、触れた事のない人には是非、騙されたと思って触れて欲しい作品の一つですね。