本格的に暑さも上がってきて、外では蝉の鳴き声がやまない時期になってきましたが、なんとなく夏休みというと恐竜を思い出すのは筆者だけでしょうか。
恐竜といえば、子供も大人も何故か惹かれてしまうものですが、ゲームでも色々な作品の題材として取り扱われています。
今回はそんな恐竜と共にサバイバル生活を送れる作品「ARK: Survival Ascended」についての解説などをまとめていきたいと思います。
ARK:Survival Ascendedとは?
ゲームをプレイする際、シリーズ作や関連した作品を遊ぶ、という人はそう珍しくないと思いますし、当然業界もそれを狙った展開を行うことが多々ありますね。
その一方で、タイトルが似通っている、分かりやすく「リメイク」や「2」といった続編・リメイク作であると明言されていないなど、分かりづらい作品が出てくることもあります。
今回は、そんなちょっと分かりづらい立ち位置になってしまっている「ARK:Survival Ascended」について、詳しく解説していきたいと思います。
「ARK:Survival Ascendedは、タイトルから察しがつくとも思いますが、恐竜サバイバルオープンワールドとして名を馳せた名作「ARK:Survival Evolved」の関連作。
正確に言えば2017年にリリースした「ARK:Survival Evolved」を、新しいゲームエンジンなどを利用し、次世代ハード向けにリマスター・リメイクした作品です。
具体的には、アンリアルエンジン4を利用して制作されていた前作を、最新のエンジンである「アンリアルエンジン5」に置き換えて制作されたタイトルです。
一見するとタイトルから続編などと勘違いされてしまう、というケースがあり、注意が必要ではあるのですが、内容的にはあくまでリメイク作です。
実は「ARK」自体、同じくアンリアルエンジン5を利用して制作される続編「ARK2」も開発中である、という話がかなり前に出ています。
そのせいもあってか、こちらの「Survival Ascended」の方が続編である、と勘違いされてしまっている側面もあるのかもしれませんね。
まぁこのような経緯もあって、少しばかり分かりづらいのも事実ではありますが「Survival Ascended」は、あくまでリメイク版であって、続編ではありません。
単純にゲームエンジンを変更し、高画質化した、というだけではなく、一部の要素は「Survival Evolved」から強化されている部分もあります。
建築システムの変化やマップの変化、その他システム的にも遊びやすくアップデートされているところも多々あります。
また野生の子供の恐竜が出てくるようになるなど、新要素もあるため、リメイク前である「Survival Evolved」を遊んだ人でも楽しめるようになっているかと思います。
ただし、最新のゲームエンジンに切り替えを行った結果、PC版は特に、要求されるスペックが高くなっている点については注意が必要です。
元々ARK自体、かなり重たく、高スペックなPCが要求される作品ではありましたが「Survival Ascended」で更にそれが加速した、という印象です。
ある程度画質などを落とすことで対応は可能ではありますが、快適にプレイするためにはかなり最新の環境に合わせたPCが必要である、ということだけ覚えておきましょう。
単純に安定した環境で遊ぶだけであるなら、PS5版も発売されているため、そちらを選んで遊ぶのも選択肢の一つとしてアリではないかと思います。
ソロとマルチの違いを解説!
さて、今回は「ARK: Survival Ascended」についての解説記事となるわけですが、作品についての紹介が終わったところで、ゲームの肝となる部分についても解説します。
リメイク前の「ARK」の時点でそうでしたが、このゲームはソロとマルチプレイを楽しむことができ、そしてマルチも複数種類が存在します。
ゲーム的には、できること自体はソロもマルチも基本的には同じで、恐竜も跋扈する原始的な世界で、サバイバル生活を送るのが主な目的です。
しかし、マルチプレイになった場合、ここに他のプレイヤーの拠点を襲撃して物資を奪い取ったり、あるいは逆に襲撃から防衛したりといった「PvP」要素が盛り込まれています。
その他の部分でも、複数人で素材を集めたり恐竜を討伐したり、あるいはテイムしたりといった作業は、複数人で行う方が当然早く終わります。
拠点の制作なども力を合わせて行えば、その分早く終わるため、基本的にはマルチの方が様々な要素が素早く終わり、準備をしやすい、という利点もあります。
ただまぁ、自分のペースでひたすらスローライフのように楽しみたい、という人にとってはこの辺りはむしろ利点にならないケースもあるので、どちらの方がおすすめとも言い辛いですね。
また、マルチを行うにはサーバーに参加する必要がありますが、最大で70人までの大人数でプレイすることも可能です。
こういった大人数でプレイする、というところに関しては、ソロで遊ぶ際などには間違いなく感じられない楽しさが存在するのも事実です。
プレイヤー同士の争いなどに興味がない人は「PvP」ではなく「PvE」専用のサーバーを探して、あくまで協力プレイのみを行うことも可能です。
PvP以外の要素では、基本的にマルチでもソロでも、ゲーム進行の速さ、手間の簡略化、という点以外では大きな違いは発生しません。
マインクラフトなどと同様、好きにサバイバルをして建築をして、というのが大きなゲーム性になるので、人と一緒にワチャワチャと楽しむのもまぁ醍醐味の一つと言えるでしょう。
また、複数のハードで発売されているタイトルながら、クロスプレイにもしっかりと対応していますので、PCとPS5、それぞれを持っている友人同士で遊ぶといったことも可能。
ソロの方が良いか、マルチの方が良いかは人によって変わるところも大きいと思いますので、色々と試して遊んで見るのがおすすめではないかと思います。
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ARK:SAはソロでも楽しめる?
さて、ソロとマルチの違いについて、ある程度解説した「ARK:Survival Ascended」ですが、マルチモードの存在するゲームはどうしてもマルチばかりが話題になりやすい部分があります。
そういったゲームを遊び始める時に、マルチでないと楽しめないゲームなのでは、と感じてしまう人が一定以上いるような印象がありますね。
まぁ筆者もどちらかと言えばゲームは一人でじっくり楽しみたい派でもあるので、マルチでないと楽しめないゲーム、というのは敬遠しがちです。
ARK:Survival Ascendedもソロで楽しめるかどうかが気になって、いまいちゲームに手を出す踏ん切りがつかない、という人も多いのではないかと思います。
とはいえ、ARK:Survival Ascendedは、ソロでもしっかり楽しめるようなゲーム性なので、それほど心配をする必要はありません。
ただまぁ上でも解説したように、マルチの方が色々な部分が手っ取り早く進行できる、という側面はあるため、ソロで遊ぶ=じっくり遊ぶということでもあります。
なんでもかんでも早く進めば良い、というわけではありませんし、色々な要素を楽しみながらマイペースに遊びたいならソロも十分にアリな選択肢です。
マルチプレイであっても、ソロでPvPを遊んでいる猛者なども中には居ますし、他のプレイヤーが介在してほしくないのであればソロ・ローカルで遊べばOKです。
勿論、ソロでPvPに挑むのは、拠点の防衛などが非常に困難になりますので、ある意味刺激的、難しいゲームになることは間違いありません。
ソロ・マルチ、PvPとPvEなど、色々な遊び方ができるのもARK:Survival Ascendedの魅力の一つではあるので、どのプレイ法が良いかは個人の好みというところでしょう。
とはいえ、ゲームとして絶対にマルチを遊ばないと楽しめない、というようなことはありませんので、そういった心配はいりません。
むしろ、世界観や恐竜との触れ合いなどをじっくり楽しむのであれば、むしろマルチなどよりソロの方が没入感は上がる、という側面もあると思います。
なんにせよ、ソロでもマルチでも楽しめる作品ではありますので、その時の気分でプレイ方法を変えるというのも十分にアリな選択肢です。
新作となる「ARK2」はまだまだ詳細も出ていませんし、リメイク版となるARK: Survival Ascendedを遊んで、新作の発売まで待つのもおすすめではないかなと思います。
ARK: Survival Ascendedまとめ
- 名作恐竜サバイバルがリメイク!ゲームエンジン変更でより美麗に!
- マルチではPvPや協力プレイも可能!最大70人でのプレイは圧巻!
- ARK:SAはソロでも十分楽しめる!その時の気分に合わせてでOK!
こういったゲームをプレイする際は、やはりソロかマルチか、で悩んでしまう部分があるのも事実ではありますが、どちらも楽しめるのがARKの良いところ。
良くも悪くもできることが多いゲームなので、ソロで遊ぶのに疲れてしまったらマルチで誰かに手伝ってもらう、というような遊び方もアリではないでしょうか。