ゲームという物は、ただ一人で遊んで楽しむだけの物ではなく、時に友達を作るためのきっかけ、あるいは友達とのコミュニケーションツールです。
顔を突き合わせてプレイする協力・対戦プレイ、オンライン上で顔も知れない誰かと楽しむオンラインプレイと、そのコミュニケーション法は様々ですね。
今回は、そんなゲームのコミュニケーション手段の一つである「ゲーム配信」にスポットを当てた情報をまとめていきたいと思います。
ゲーム配信とは?
出典:https://www.nintendo.co.jp/
Youtubeやニコニコ動画など、プロのクリエイターや芸能人でなくても、情報を外部に向けて発信、顔も知らない誰かとやり取りをするのが簡単な時代です。
そんな中でも、特定のゲームを遊びながら、見に来た人と雑談したり、攻略を楽しんだり、そんなちょっと変わった遊び方をするのが「ゲーム配信」です。
中にはリアルタイムに配信を行うのではなく、ゲーム画面を録画して、後で編集を行う「実況動画」なんて物もありますね。
もちろん、ゲームをプレイする上では「ネタバレ」を激しく嫌う人たちもいますので、そういった部分は各々配慮が必要ですが、コミュティとして盛り上がる一つの手段ですね。
このジャンルの動画などを見て楽しんでいる人も多いと思いますし「自分でもやってみようかな」と考える人も少なからずいるのではないでしょうか。
実は最近のゲームハードには、そういった遊び方を補助する機能が意外と備わっていて「PS4」では簡単に「ゲーム配信」ができたりします。
「自分は今こんなプレイをしている」と人に見せたくなる、誰かと共有したくなる、という心理はある意味当然ですし、流行った理由もわかる気がしますね。
ゲーム配信に必要な機材は?
出典:https://www.amazon.co.jp
さて、ゲーム配信は好きだけど、自分でやってみよう、と思うと非常にハードルが高く感じるかと思います。
とはいえ、実際のところはそうでもなく、必要な機材さえ揃えて設定してしまえば、案外簡単に始められるのも、ゲーム配信の特徴と言えるかもしれませんね
一般的にはプレイ中のゲームと同時に、PCを併用して配信や動画作りを行っているユーザーが大半だと思います、編集なども行うのであれば尚更ですね。
その際に必要になるのが「キャプチャーボード」と呼ばれるPC用の機器です、これはPCで他のゲーム媒体の画面や音声を録画・録音できるようにするための物です。
今回は話題性のあるソフトも待っている新ハード「ニンテンドースイッチ」でゲーム配信を行うために必要な機材をリストアップしていきましょう。
■PC
これがないと始まりません、まずは本体です、ゲームの録画に関してはそれなりにマシンパワーが必要になりますので、そこそこの値段のゲーミングPCであれば問題ナシ。
ゲームハードによってはPC等必要なしで配信が行える物もありますが、ニンテンドースイッチは現状PCを経由ないとの配信・録画が行えないので必要になります。
■キャプチャーボード
PCに他のゲームハードの画面などを映して録画するための物、様々な種類の物がありますが、あまりに安い物は動画にした際のラグなどが起こりやすいので注意。
PCの中に接続して使う内臓タイプと、USB接続で使う外部機器タイプがありますが、難易度や気軽さを考えるとUSBタイプの方が良いかもしれませんね。
■マイク
肉声で喋って配信などを行う際には、もちろん必要になります、ゲーム音がマイクに入らないようにする事を考えると、ヘッドセットなどが良さそうですね。
実はゲーム配信に必要な機材、と言われるとこのぐらいです、昨今は映像出力に使う端子がほとんど「HDMI」ですので、意外と簡単なのです。
携帯ハードや古いゲームハードで実況・配信を行うのであれば、別に端子の変換などが必要になったりする事もあるので、今回は割愛。
これ以外に必要な物はあるか、と言われれば「配信」を行うための「配信ソフト」やゲーム画面を録画するための「キャプチャーソフト」が必要になります。
キャプチャーソフトについては、最近ではキャプチャーボードのメーカー自体が無料提供している物も多く、商品によっては付属のCD-ROMにご丁寧に収録されています。
キャプチャーソフトの設定が終了した後は、動画配信を行うための「ライブ配信ソフト」を使って各々好きなサイトなどで配信を行います。
ニコニコ動画やYoutube、ツイキャスやFC2ライブなど、ゲーム配信等を行えるサイトは数多ありますので、お好きな所を選ぶのが良いでしょう。
このライブ配信に使うソフトで有名なのは「OBS」と「XSplit」の二つではないかと思いますが、流石にここで詳しく説明するのは無理があるので名前の紹介だけに留めます。
とはいえ、難しい設定などはほとんどないので、適当にソフトを弄っていれば出来る、という範疇のものですのでご安心を。
基本的な流れをおさらいすると、
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1.ゲームハード・キャプチャーボード・PCを適切に接続する。
2.キャプチャーソフトを使ってPCにゲーム画面を表示・録画。
3.ライブ配信ソフトを使って各々好きな事を喋りながら配信を行う。
という感じになりますね、注意点としては「ゲーム配信」を行うのであれば、残念ながらニンテンドースイッチは「TVモード」でのプレイに限定されます。
ケーブルを接続した状態でないとPCへの表示が行えないので当たり前ですが……(笑)
意外と難しい事はなく、機材さえ揃えてしまえば簡単なのがゲーム配信の特徴でもあります、が難点がないわけではありません。
「キャプチャーボード」の値段です、相応のスペックのPCがあった方が、と書いたのでPCの値段もですかね(苦笑)
安い買い物ではないので、良く考えてから購入する必要はあると思いますので、この点に関しては一応注意、としておきます。
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オススメのキャプチャーボードは?
出典:https://www.photo-ac.com
さて、ここまで書いたからには、ゲーム配信を行ううえで、オススメのキャプチャーボードも紹介しておいた方が良さそうですね。
キャプチャーボードを選ぶ際に見るべき所は
・配信したいゲーム機の出力方式に対応しているか
・PCに出力する際にどの程度のラグが出るか
・値段
と大体こんな所だと思います、ニンテンドースイッチはHDMI出力ですので、これに対応している物から選んでいく形になります。
ラグについては、一切ラグがない物を選ぶ、というのは不可能です。どんなに性能が良い物でも多少のラグが発生しますので、ここは「許容できる範囲か否か」が重要です。
その辺りを加味してオススメするならこの辺りの商品になるのではないでしょうか。
AVerMedia Live Gamer Portable 2 AVT-C878 ゲームの録画・ライブ配信用キャプチャーデバイス DV422
ニンテンドースイッチやPS4での使用にも対応しているので、少々高い商品ではありますが、ゲーム配信にはうってつけです。
勿論これは数ある中から抜き出した1商品に過ぎません、他にもキャプチャーボードはいくつも存在しますので最終的には見て選んで決めるのが一番だと思います。
しかし、任天堂公式の発表では、今後ニンテンドースイッチもゲームハード側で動画キャプチャ等に対応するとの事。
そちらの対応を待って使い心地を確認してから、こちらのキャプチャーボード購入を考える、というのもアリなのではないでしょうか。
安い買い物ではありませんので、購入の際にはしっかりと計画を立ててくださいね。
ゲーム配信まとめ
- ゲーム画面を共有して楽しむ「ゲーム配信」
- 機材さえ揃えれば難しい事はなし!
- キャプチャーボードは高額品なので計画的に!
一口にゲーム配信、といっても人によってプレイの内容、喋る内容も違うので同じゲームのはずなのに違う楽しみ方を見出せる、というのが個人的には魅力だと思います。
知らなかったゲームに興味を持ってプレイしたくなる、という事もありますが、ネタバレ厳禁な作品を配信する際には考慮も必要なので要注意ですね。