アーケードで稼働していたゲームが、家庭用ハードに移植される、というのは結構多い話で、これといって珍しい話ではありません。
しかし、アーケード作品故に普通のゲームコントローラーでは操作に違和感が出る事もあり、専用のコントローラーが発売される事も多いですね。
今回は新たにニンテンドースイッチで発売される「太鼓の達人」の新作と、その専用コントローラーについてまとめて行きたいと思います。
太鼓の達人とは?スイッチ版に向けておさらい!
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様々なゲームの新作が発売される一方、過去に発売された作品の移植なども盛んなのはニンテンドースイッチがそれだけ普及しているという証拠。
リメイク・移植やアップデート版など、枚挙に暇がないスイッチ対応のタイトルの発売ですが、そんな中から今回は「太鼓の達人」について触れていきたいと思います。
まずは、作品について、シリーズについてのおさらいから初めていきましょう、なんだかんだで多くの機種で発売されているので知っている人は多いと思います。
「太鼓の達人」は、ナムコ(現バンダイナムコゲームス)が制作した、いわゆる「音ゲー」や「リズムゲー」と言われるジャンルの作品シリーズです。
再生される曲に合わせて流れてくる「譜面」を、タイミングをあわせて入力を行う事で、スコアを上げていく、というのがジャンルに共通したシステムですね。
ゲームとして何より特徴的なのは「太鼓」をモチーフとした筐体やコントローラー、アーケードなどでは「バチ」を持ってプレイする、という点でしょうか。
最初の稼働は2001年2月に稼働、とかなり歴史が古い作品となっており、アップデートやリニューアルを繰り返し、現在でも稼働中。
現在では家庭用版も多数発売されていますが、元々は「アーケード向け」の作品なので、ゲームセンターなどで見かけた事がある人も多いのではないでしょうか。
数多くのアニソンやアイドル曲、懐かしの曲から新曲まで、様々な曲に合わせて楽しめるゲームとなっていて、多くのファンがいるシリーズです。
家庭用としてはバージョン違いなども含め、多くの作品が発売されており、収録されている楽曲数などにも結構違いがあります。
作品数がかなり多いので、一本ずつ紹介するのは今回は割愛しますが、発売されたハードは多岐に渡っています。
これまでに太鼓の達人が発売されたハードは以下の通りですね。
■PS系ハード
PS2・PSP・PS Vita・PS4
■任天堂系ハード
DS・3DS・Wii・Wii U
これまでに発売されたハードのほとんどで発売されており、その他にもスマートフォン用のアプリなども配信されています。
スコアの付け方なども多少変化はありますが、やはり作品ごとに一番変わるのは「収録されている楽曲」の違いではないかと思います。
特に、収録楽曲に関しては作品を重ねる毎に増えていく傾向があり、多い作品では約200曲前後の曲が収録されている作品もあります。
今回、新たに発売される「ニンテンドースイッチ版」での収録楽曲数は「全70曲以上」と紹介されており、そこまで多い印象ではないですね。
作品発売後に、無料配信や有料DLCと言った形で追加されていく、というのはこれまでの作品にもあったので、スイッチ版もその方式になるかも?
何にせよ、スイッチでは初の作品となるという点について、操作性なども含めて期待したい作品になっているのではないでしょうか。
スイッチ版専用コントローラーは同梱ナシ?
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さて「太鼓の達人」といえば、タイトルを知っている人であればまず「特徴的なコントローラー」が最初に頭に浮かぶのではないでしょうか。
家庭用作品では概ねハード毎に「太鼓の達人」に合わせた「太鼓型」の専用コントローラーが販売されているケースが多いですね。
作品によっては、発売時にこの「専用コントローラー」が同梱された限定版の発売などがある場合も多いですので、こちらを購入したい人も多いのでは。
しかしながら、今回の「ニンテンドースイッチ版」に関しては、残念ながら専用コントローラーが同梱されたパッケージ販売はない様子。
発売が7月19日と、そんなに日がない中、特に同梱版のパッケージ発売等が告知されていない事から、少なくとも「発売日同日」での発売はなさそうですね。
今後の要望の多さ等で急遽発売が決定!という事がありえないわけではないとは思うのですが、確率はそんなに高くないかもしれませんね。
今回のスイッチ版はJoy-Conをバチに見立ててのプレイが前提になっている、といった感じなので専用コントローラーは必須とはいえないかも。
ボタンでの操作を行うのであれば、Joy-Conでプレイするよりはプロコンでプレイするのが一番やりやすそうではありますね。
特典等で現在公開されているのは、早期購入特典としてゲームプレイ中の演奏を担当してくれるキャラクターが追加されるDLコードです。
こういったゲームへの追加コンテンツ等以外のパッケージは用意されていないという状態なので、買う時には特に悩む必要がないのはメリットでしょうか。
Joy-Conでの操作など、今までの家庭用作品とはまた違った感覚で遊べるのでは、と思いますのでその辺りに期待したい所ですね。
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スイッチに対応した専用コントローラーを買うなら?
出典:http://hori.jp
さて、上で「同梱版はない」と紹介はしましたが、専用コントローラーが発売されない、という事ではありません。
ニンテンドースイッチ用に対応した「太鼓とバチ」型のコントローラーは、任天堂ライセンス商品として「ホリ」から発売される事が発表されています。
コントローラーの内容自体は、PS4版と同時に発売された物を下地に改良を加えた、という内容になっているようで、色々と改善されている点もあり。
バチと太鼓部分だけでなく、ゲームプレイ中の操作も可能なボタンも配置されています。
同じくホリから発売されている「テーブルモード専用 ポータブルUSBハブスタンド」を利用すれば、テーブルモードでも使用可能との事。
この専用コントローラーを2つ用意すれば二人プレイでの使用も可能、との事なので、友達や家族と遊ぶ際は複数用意するのもアリかもしれませんね。
また、これまでの構造上、プレイ中にズレてしまったりという問題もありましたが、今回のスイッチ版ではそれに対する対策も用意されています。
専用コントローラーの後ろに500mlのペットボトルを配置する事が出来るので、水などを入れておいて重りに出来るようになっています。
価格は¥6,980(税抜)となっていて、専用コントローラーとしてみるとちょっと高額な部類ですが、仕方のない所でもあります。
上では「専用コントローラーは必須ではない」とは書きましたが、やはり体感ゲームとしての側面もありますし、専用コントローラーはあるに越した事はないですね。
太鼓を叩く、というシンプルな操作性も、太鼓の達人シリーズが人気になった要因の一つと考えられますし、是非専用コントローラーでプレイしてみたい所。
ニンテンドースイッチ版「太鼓の達人」を購入予定の人は、こちらの専用コントローラーの購入も視野に入れて見てもいいのではないでしょうか。
ただし、専用コントローラーを使用する場合は、音がそれなりに大きくなる事もあるのでご近所に迷惑にならないように注意といった所ですね。
太鼓の達人Switchまとめ
- 専用コントローラーの同梱版はナシ!限定版等もナシ!
- Joy-Comをバチに見立てたフリフリ演奏が可能!
- 専用コントローラーはホリから発売!別途購入の必要あり!
リズムゲームの中でも、一つのジャンルとして確立されたシリーズとなっているので、今作にも期待している人は多そうですね。
専用コントローラーは少々値段は張りますが、やはりこういったゲームをしっかり楽しむのであれば、用意しておきたいところですね。