暦も7月に入りまして、本格的に暑い日などが増えてきたので、夏を感じるタイミングも増えてきた、という頃合いですね。
昨今はゲリラ豪雨などにも注意したい季節ですが、ゲーム的にも期待のタイトルなどが控えているので目が話せない時期でもあります。
今回は新たに発表され話題を呼んでいる「ゴーストオブツシマ」の「ディレクターズ・カット」についてまとめていきたいと思います。
あの名作がディレクターズカットで登場!
出典:https://blog.ja.playstation.com/
昨今ゲームというのは、何がしかの形で完全版、とでも言うようなタイトルが発売される事がそこそこの頻度で起こりますね。
特に多いのは、ゲームハードが新しくなる移行期のタイミングで、比較的新しいタイトルが新ハード版になる、といったタイミング。
こういったバージョンのゲームが出る時は、だいたいの場合何かしらの追加要素が増えた状態で発売される、というのも常ですね。
というわけで、そんな新たな要素を追加して発売されるタイトルで、最近話題となっているのは「ゴーストオブツシマ」ではないでしょうか。
タイトル発表時点から、クォリティの高さで話題となり、発売後も評価の高い作品ですので、プレイした事はなくともタイトルを知っているという人は多いと思います。
ゲーム内容としては海外制作のタイトルながら、日本の歴史における「元寇」を題材に、舞台は日本の「対馬」というのが特徴です。
PS4版時点でしっかり完成された作品でしたが、発売後もアップデートにより難易度が追加されたり、新たにオンライン協力が追加されたりもしました。
発売以降何かと話題になっている作品ではありますが、この「ゴーストオブツシマ」が、今回新たに「ディレクターズカット」として発売される事が報じられました。
PS4と同時にPS5版も発売される事が発表されており、クォリティの高かったグラフィックなどが更に強化されるのはありがたい話です。
ディレクターズカット版へは、原作PS4版のセーブデータをそのまま移行する事も可能なので、原作版を遊んでいる人はそのまま続きを遊ぶ事ができます。
勿論、この手のゲームによくある「アップグレード」を行うのであれば、ソフトをそのまま購入するよりもお得な価格でできる、というのも見逃せないですね。
具体的には、以下のような感じでそれぞれアップグレードの際の価格が変動します。
・PS4版から「PS4版ディレクターズカット」→2200円
・PS4版から「PS5版ディレクターズカット」→3300円
・PS4ディレクターズカットから「PS5版ディレクターズカット」→1100円
という感じですね、アップグレードだけを考えるとちょっと割高に感じなくもないですが、新しくソフトを買い直さなくても済む、と考えればまぁ妥当なところではないでしょうか。
単にPS5でも遊べるようになった、というだけではなく「ディレクターズカット」の名前の通り、原作には実装されていなかった新たな要素も追加。
十分お得に遊べる価格に収まっているので、前作をプレイした事がある人はお得にアップデートできるというところを忘れないようにしたいですね。
詳しい内容については後の項目で解説していきますので、まずは予約などをするかどうかを考えておくのもアリだと思います。
気になる発売日は8月20日、発売までもう少しありますので、続報などを待ってみるのもアリ、かもしれませんね。
PS4版からの変更点は?
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さてさて、ディレクターズカット、という事で色々な追加要素なども含まれる「ゴーストオブツシマ」ですが、ハードもPS5版が同時に発売というのも注目ポイント。
ゲームとしての変更点は勿論の事、新ハードに移行した事で変わった部分など、詳しく解説していきたいと思います。
まず、ゲーム的な追加要素に関しての最大のポイントは「壹岐之譚」という新たなストーリーが追加される、というところでしょう。
「ゴーストオブツシマ」の舞台となる「対馬」のすぐ近くにある「壱岐」という島も、実際の歴史上において同じく蒙古に攻め込まれた、という話があります。
今回の「壹岐之譚」では、主人公である「境井仁」がこの「壱岐」に向かうところからスタートし、新たな戦いに巻き込まれる、という内容との事。
新たな探索エリア、防具、ミニゲーム、技、敵の種類なども追加され、追加コンテンツとしては十分すぎる程のボリュームがありそうですね。
ちょっと歴史に詳しい人であれば、原作発売当時にこの「壱岐」に触れられていない事に疑問を持った人もいるかと思います。
今後追加コンテンツで新たにエピソードが追加されるのでは、と予想していた人もそこそこにいそうなので、ある意味期待どおり、と言えるでしょう。
そして、PS5版における、ゲーム内容とはまた別の新機能や追加要素についてもいくつか紹介されており、ここも注目ポイントと言えるでしょう。
PS5版でのみ変更されたポイントは、以下のようになっています。
■画質・fpsの向上
こちらは当然といえば当然、PS5に移行した事で画質・fpsともに向上しており、最大60fps のダイナミック4K解像度でのプレイが可能に。
流石に4K画質で常に60fpsで固定される、というのは無理っぽいですが、代わりに画質をある程度落とす事で60fpsに固定する事も可能になった模様。
元々グラフィックの出来の良さも話題になったタイトルだけに、この辺りがより強化されるのはかなり美味しいポイント、と言えるでしょう。
■ハプティックフィードバック・アダプティブトリガーに対応
PS5用のコントローラー「デュアルセンス」特有の機能にも対応、斬り合いの衝撃や乗馬のスピード感が手に伝わる「ハプティックフィードバック」で再現。
更に弓を引き絞る時の感覚が「アダプティブトリガー」で再現されるなど、より没入感が高まりそうな操作感が再現されているとの事。
ゲーム的に直接有利になる、というわけではありませんが、よりゲームに没入してプレイできるようになるので、ここに拘る人はより満足感が高まりそうですね。
■日本語音声のリップシンクに対応
ゴーストオブツシマは海外制作のタイトル、という事で日本を舞台にした作品ではありつつも日本語音声にリップシンクが対応していませんでした。
そのため原作では微妙にセリフと口の動きにズレがあったり違和感があったり、という事があったのが細かくはありますが難点の一つではありました。
PS5ではリアルタイムにこの辺りを調整できるようになったので、日本語もリップシンクに対応、より違和感なくストーリーを楽しむ事ができるようになると思います。
とこのような感じですね、ゲーム的な違いはほぼありませんが、プレイ感の向上やよりグラフィック面が強化される、といった違いは大きいですね。
この他にもその他のゲームと同じく、ロード時間が大幅に短縮される、という点も含めて、PS5ではかなりプレイが快適になると思われます。
ゲーム的な追加要素はPS4版「ディレクターズカット」でも十分に楽しめると思いますが、PS5における細かい部分での変更は地味に大きなメリットと言えるかも。
パワーアップした次世代ハードの恩恵をしっかりと受けられる、という意味でPS5でのプレイにもかなり意味がある、という感じでしょうか。
ゲーム部分のみの追加をとりあえず楽しみたい、という人もPS4版でしっかりディレクターズカットが発売されるので、そういう意味でも一安心。
「ゴーストオブツシマ」をプレイした人も、ここからプレイするという人も満足な内容になっている事が期待できるのではないでしょうか。
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オススメはPS5版?
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さて、今回は「ゴーストオブツシマ」の「ディレクターズカット」が記事の主題となりましたが、PS4版とPS5版の違いも争点になると言えます。
ゲーム的な違いはない、とは上でも書きましたが、プレイ感がより高まったり、ロード時間の短縮などで快適さは変わります。
ではディレクターズカットを購入する、となった際にPS4版がオススメなのか、それともPS5版がオススメなのか、という話題は非常に重要ですね。
あくまで筆者の独断ではありますが、どちらがオススメか、という話題で今回の記事を〆ていきたいと思います。
まず、結論から言えばオススメなのはPS5版ではないか、と思います、理由についても色々あるので解説していきますが。
まず、ゲーム的な違いはPS4版と変わらない、というのは踏まえた上で、あくまでプレイ感や快適さが変わるのが最大の違い、というのがポイント。
確かにゴーストオブツシマ自体はPS4で発売されたゲームですし、それに関して極端な処理落ちが起きたり、という不具合があったわけではありません。
とはいえやはり美麗なグラフィックと広大なオープンワールドという形式から、プレイ中のfpsなどが必ず安定していた、とも言い難いですね。
ロード時間などに関しては、筆者も発売当時にプレイしましたが、そこまでロードが長くてプレイ中待たされた……という印象はありません。
まぁそれでもロード時間の短縮などはあるに越した事はないですし、筆者個人としては上で紹介した「日本語音声のリップシンク」というのが大きいです。
シナリオが面白いだけに、イベントシーンなどでイマイチ音声と口の動きが合ってないなぁ、と感じてしまうところはあったので、これはありがたいポイントだと思います。
そういった細かい部分が気になる、という凝り性な人は間違いなく、PS5版の方がオススメではないか、という感じだと思います。
無論、今現在もPS5の入手は難しいという側面もありますし、ハードを所持しているかどうか、というところも重要なところになってきます。
ただPS5を所持している人があえてPS4版を購入する、という意味合いは薄いと思いますので、オススメをするならPS5版、という感じでしょう。
一応、上でも解説したように、アップグレードにかかる金額は、総計してもどのやり方がお得、という事はないようになっています。
仮にPS4版からPS4ディレクターズカットにアップグレードした後、PS5を手に入れたのでPS5版ディレクターズカットに……となってもかかる金額は同じです。
そういう意味ではどのタイミングでPS5に切り替えたとしても損をする事はないと思いますので、ハードの所持状況に合わせてゲームを購入して問題ないと思います。
追加された要素も含めて、1から10まで楽しみたいという人はPS5がオススメ、というぐらいの話なので、あまり重く考えなくても良いのではないでしょうか。
あくまでその程度の理由でのオススメ、という話なので、どうしてもPS5でなければいけない、という理由は薄いでしょう。
ハードが用意できない、という場合には妥協してPS4版を購入したとしても、十分楽しめる、というのは間違いないと思います。
ゴーストオブツシマディレクターズカットまとめ
- 「ゴーストオブツシマ」新要素もアリ!アップグレードでお得に!
- 新シナリオはPS4でも!PS5では描写などがパワーアップ!
- オススメはPS5!新要素だけならPS4でも十分!
ゲームとしての出来もさる事ながら、歴史物としての面白さもしっかりあった作品だけに、追加シナリオなどは楽しみな作品ですね。
PS5にも対応、PS4でもちゃんと遊べる、という点も含めてかなり期待がかかりますので、発売が待ち遠しいタイトルの一つ、と言えるのではないでしょうか。