ゲームに限らず、一定の人気を保ち続けるジャンル・題材というのものは数多あるわけですが、その中でも人気があるのは「戦国時代」ではないかと思います。
様々な作品で題材として使われる時代であり、そこに登場する歴史上の武将などにも人気があるのが特徴ですよね。
今回はそんな「戦国時代」を取り扱った名作のリマスター作品「太閤立志伝5DX」についての情報などをまとめて行きたいと思います。
太閤立志伝5DXとは?シリーズもおさらい!
出典:https://store-jp.nintendo.com/
数多あるゲームジャンルの中でも、特にじっくりと腰を据えて遊べる作品、そんな中でも人気のあるジャンルといえば「シミュレーション」ゲームですね。
特に現実の戦国時代を舞台とした「信長の野望」といったような、歴史もの系のシミュレーションはコアなファンが居る事でも有名だと思います。
そんなジャンルの中で最近話題となっているのは、完全新作でこそありませんが久々の新作となった「太閤立志伝5DX」ではないでしょうか。
今回はこちらのタイトルの紹介、シリーズのおさらいからまずスタートしていきたいと思いますので、知っている人も知らない人もお付き合いいただければと思います。
「太閤立志伝5DX」は2022年5月19日に発売されたコーエー発売の作品で、1549年から1621年の戦国時代を舞台とした作品。
プレイヤーは歴史上に存在したとされる人物となり、歴史を追体験、あるいは自由にその歴史の中で生きていく、という自由度の高いシミュレーションゲームとなっています。
タイトルから分かるとおり「太閤立志伝」シリーズの5作目にあたる作品ですが、この作品自体は2004年に発売された作品のHDリマスター版となっています。
この「太閤立志伝」シリーズは「シミュレーションゲーム」ではありますが「ロールプレイング」な要素も多く、比較的独自性の高いシリーズでもあります。
これらのジャンルの作品を発売元であるコーエーは造語として「リコエイションゲーム」と表現しているのも特徴の一つと言えるシリーズですね。
原作となる「太閤立志伝5」の時点で2004年発売、という事から分かる通り非常に歴史の長い、ある意味コーエーを代表するシリーズの一つでもあります。
これまでに発売されたシリーズ作は以下のようになっています(移植などが多いので一番最初に発売された機種のみ表記)
・太閤立志伝 (PC98/1992年3月発売)
・太閤立志伝II (PC98/1995年3月発売)
・太閤立志伝III (Windows/1999年3月発売)
・太閤立志伝IV (Windows/2001年6月発売)
・太閤立志伝V (Windows/2004年3月発売)
と、このような感じですね、各作品様々なゲームハードなどに移植されたりしてはいますが、基本的には主戦場は「PCゲーム」という感じのシリーズです。
今回紹介した「5DX」は、ナンバリング最終作とっもなっている「太閤立志伝V」に様々な追加要素などを加えたリマスターという感じの立ち位置。
実に発売から18年が経過したこのタイミングでリマスター版が発売される、というのはシリーズ内でも人気が高い事の証左でもありますね。
実際様々な遊び方ができる、自由度の高さから評価が高い作品でもあるので、シリーズ未経験者でも特別とっつきやすい作品とも言えるかも。
同じく戦国時代を舞台としたシミュレーション系のゲームというのは数多く出てはいますが、ジャンル初挑戦ならこの作品からスタートしてみるのもオススメかもしれません。
SwitchとSteamでの違いは?
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さてさて、長い年月の後にリマスター化、という事で往年のファンは勿論の事、新しく作品に触れる層も出てきそうな「太閤立志伝5DX」
今回は「ニンテンドースイッチ」と「Steam」で発売、という形式となっているので、それぞれに違いがあるのかといった部分で解説もしていきたいと思います。
ゲーム的な内容に関しては、当然の事ではありますが「スイッチ版」及び「Steam版」で変わる事はありません、その辺りは心配ありません。
スイッチ版とSteam版における、最大の違いは「イベントコンバーター」の存在ですね、Steam版のみ利用可能な機能となっています。
この「イベントコンバーター」略して「イベコン」は、プレイヤーが自由にゲーム内イベントを制作し反映される事ができる、という公式ツールです。
イベントの制作にはプログラム的な知識が必要になりますが、導入するだけなら簡単に行う事が可能、というのも注目ポイント。
有志が掲示板等で公開しているイベントを導入するだけでも、ゲーム内本編では起こり得ないイベントなどを楽しむ事が可能です。
いわゆる公式に認められているMODのようなものなので、元々自由度の高い作品がより自由に楽しめる、という点でこの「イベコン」は重要な物となるでしょう。
スイッチ版でもゲーム的には申し分ありませんが、このイベコンの存在がSteamでは大きな追い風になる、と思います。
ただSteam版にも問題がないわけではなく、PCでプレイする事になるにも関わらず、マウス・キーボードでの操作性がそこまで良くない事が挙げられます。
これは「太閤立志伝5DX」の元になっているのがPC版作品ではなく、PSPなどに移植されたバージョンを下地にしているのも原因だと思われます。
まぁともかく、Steamでプレイする場合であってもシミュレーションゲームがやりやすいマウス操作に最適化されてはいないというのは難点といえば難点です。
まぁゲームパッドを利用すればいいというだけの話ではあるので、そこまで深刻に考える必要はないともいえるかもしれませんが。
ともかく、操作性などの点を除けば「イベントコンバーター」の有無、これを利用するかどうかがスイッチ版とSteam版における最大の違いとなります。
なくても十分過ぎる程自由度が高くボリュームもしっかりある作品ではありますが、この辺りを意識してどちらを購入するか決めても良いのではないかと思います。
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プレイするならどちらがオススメ?
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さて、Steamとスイッチにおける違いについての解説が終わった所で、今度はどちらでプレイするのがオススメか、という話題。
やはりこういった複数のプラットフォームでプレイできる作品に関しては、悩んでしまう人も多いと思いますので、参考程度にオススメを紹介していきたいと思います。
まず太閤立志伝5DXにおけるオススメ、結論からいえば「Steam版」ではないかと思います、理由は色々ありますが、やはり「イベコン」の存在が大きいですね。
自分でシナリオを制作してみる、というのもプログラム的な知識が必要とは書きましたがそこまで複雑な物ではありませんし、他の人の制作した物を参考にする事もできます。
また、ちょっと通常のゲームプレイに飽きてしまった、という時にも有志が制作したイベントを導入する事で気分転換ができるというのも大きいです。
制作に慣れている玄人が作ったイベントではゲームバランスをあえて崩壊させて遊ぶ、というような物も存在するので、楽しみ方が大きく変わります。
これらの公式ツールが使える、という点ではSteamはかなり自由度高く遊べるという事でもあるので、オススメするならこちらかな、という感じですね。
ただ、Steam版に欠点がないわけではなく、やはりマウスでの操作はしづらく結局ゲームパッドが必要になるという点は気になる所ではあります。
必要なPCスペック自体はそこまで高くないので遊ぶ上での問題は発生しづらいとは思いますが、そういった辺りが不安ならスイッチ版を選ぶのもアリ。
イベントコンバーターの利用予定等がない、というのであればあとは本当に好みでどちらを選んでしまっても問題は特にないでしょう。
PC及びSteamで良く遊ぶ、という人であればSteamで良いでしょうし、普段からニンテンドースイッチでのプレイが多い人ならスイッチでも良いでしょう。
スイッチ版の方がSteamに比べてゲーム動作が重い……というような事もなさそうですし、この辺りは特に問題はなさそうです。
上でも解説しましたが、イベントコンバーター以外の所でゲーム内容に関わるような違いは一切ないので、あとは好み、という感じで間違いないですね。
イベントコンバーターに興味があるかどうか、という点だけでどちらを選んでも問題ないと思いますので、好きなハードで遊ぶのが良さそうです。
太閤立志伝5DXまとめ
- 歴史シミュレーションの定番作!18年ぶりのリマスター化!
- それぞれの違いはイベコンの有無!内容的には違いはナシ!
- オススメはSteam!イベコンでより自由度の高い作品に!
歴史、特に戦国時代を舞台とした作品はゲームに限らず多いですが、やはりゲームでも人気のあるジャンルである、というのは昨今でも変わらないですね。
中でも特に自由度が高く色々な遊び方ができる「太閤立志伝5」の評価は高いので、この機会に遊んでみて損をする事はないと思います。