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お盆休みの時期が近づいてきて、そろそろ社会人の皆様も長くはないけれど休暇をとってゲームが遊べる、というタイミングになってきた頃でしょうか。

新作の発売などもありますし、こういった貴重なタイミングで遊びたいゲームは厳選していきたい者ですね。

今回は、ゲームの内容自体は面白そうなのに、ちょっとした問題を抱えてしまった有る種の問題作「Dark and Darker」についてあれこれ解説していきたいと思います。

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Dark and Darkerとは?

出典:https://www.darkanddarker.com/

ゲームというのは、様々なタイミング・事柄で話題に上がる事があります、ゲーム内容の面白さや評価などは最たる例ですね。

それ以外でも様々な事で話題に上がったり注目を集めたり、という事もありますが、それが必ずしもポジティブな事とは限りませんね。

 

中には、配信中止やバグなど、ネガティブな話題で注目を集めてしまうタイトル、というのも存在しています。

最近話題となっているそんなちょっと「ネガティブ?」かもしれないタイトルといえば「Dark and Darker」ではないかと思います。

 

今回はその「Dark and Darker」について色々と解説していきますので、まずはどんなゲームなのかについてを紹介していきましょう。

「Dark and Darker」は、韓国のゲーム制作スタジオ「IRONMACE」が手掛ける「一人称視点」の「マルチプレイ対戦型ダンジョン探索RPG」という変わったジャンルの作品。

 

プレイヤーは1人、または3までのフレンドと協力し、敵の蔓延るダンジョンを攻略し財宝を探していく、というゲームです。

ダンジョンは毎回ランダムで生成され、緊張感のある探索が出来る他、何より特徴的なのはこのゲームにおいての敵は「NPC」だけではない、というところ。

 

敵として徘徊するNPC以外にも「他のプレイヤー」が敵として登場する事もあるため、宝の奪い合い、脱出の邪魔のしあいにもなる、という点が特徴ですね。

このためゲームのジャンルとしては「PvPvE」となり、他プレイヤーとも戦う事が出来る、という緊張感の元でダンジョン探索が出来ます。

 

必ずしも他プレイヤーと戦う必要性自体はありませんが、他プレイヤーを倒す事ができれば、そのプレイヤーが所持していたアイテムや装備を奪い取る事も可能

脱出を優先して安全にプレイするか、それとも骨肉の争いを優先するか、色々なプレイが楽しめるのが本作の特徴と言っても良いでしょう。

 

そのほかにも、それぞれスキルや装備可能なアイテムが違うクラス6種類の中から選択してプレイするなど、ゲームとしてはかなり楽しめそうな部類。

NPCとして登場する敵も決して弱いわけではなく、こちらとの戦闘もかなりシビアなバランスになっているので、骨太なアクションゲームとしても楽しめます。

 

近年のバトロワ形式ゲームとも似た雰囲気があるため、最後まで生き残る事を考えながら慎重なプレイをするのか、それともアグレッシブにプレイするのか、戦略的な面もあります。

昨今の様々なゲームの流行りを取り入れた、と言っても良い内容なので、遊んで見れば必ず刺さる部分があるのではないか、そんな風に思わせてくれるところがありますね。

 

Dark and Darkerを遊ぶのは危険?

出典:https://www.darkanddarker.com/

さて、ゲームとしてはかなり楽しそうな出来となっている「Dark and Darker」ですが、一つだけ問題点というか、ネガティブな話題が出てしまっています。

以前はSteamで販売予定とされ、販売予告ページや、複数回のテストプレイなども行われているのですが、このページがなんと突如として削除される、という事態に。

 

その理由としては、このゲームの内容やシステム部分に「著作権侵害」がある、として大手ゲーム企業「ネクソン」から告訴されてしまった、という物ですね。

「ネクソン」側の言い分としては、ネクソン側の未発売作品から情報を無断で抜き出し、ゲーム制作に利用している、という内容です。

 

これが本当かどうか、実際に著作権侵害を行っているのかどうか、というのはこの際置いておいて、これが原因でSteamでは販売が出来ない状態になってしまいました。

しかしながら「Dark and Darker」側は別の方法でテストを繰り返した挙げ句「Chaf Games」という、新興のゲームプラットフォームでの販売に踏み切りました。

 

この「Chaf Games」自体は韓国で2022年9月に設立され、ゲームの販売や開発を支援するプラットフォームとして運営されています。

「Dark and Darker」はこの「Chaf Games」の支援を受けて、正式に発売される、という告知がなされた事もありますが、これが実際の所問題を抱えたまま、というのが今回の記事の主題。

 

実際に著作権侵害などの問題が未解決のまま、ゲームの販売を強行しようとしているといっても良い状態というのがまずひとつ。

そして「Chaf Games」自体は信用して利用していいプラットフォームなのかどうか、という所が一つ、と大きな問題点は2つといった所でしょうか。

 

実際にもう販売自体は開始しているようですが、支払いに関するエラーが発生したりと、結局問題は山積み状態な事に変わりはありません。

このご時世に個人情報の流出などがあれば大問題になるのは分かりきっていますので、プラットフォームとして怪しい、とまでは言いませんがまだまだ信用度は低いでしょう。

 

こういった状態なので「Dark and Darker」をプレイするのが「危険」とまでは言いませんが、ある程度のリスクが出てくる可能性はある、と考えるべきですね。

実際に著作権の侵害など、企業的な問題などで配信が差し止め、となったゲームは過去にもありますし、そういったリスクは現状では拭えていないのが事実です。

 

ゲームとしては面白そうなので遊んでみたい、という気持ちは当然理解できますが、突然遊べなくなってしまった、サービスが終了する、といったリスクがある事は覚えておきましょう。

まぁつまる所、危険がある、というよりは後々遊べなくなってしまうリスクなどがある、という事は留意した上でゲームを遊ぶべき、という注意喚起といった所でしょうか。

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今後Steamで販売される可能性はある?

出典:https://www.darkanddarker.com/

さてさて、面白そうな内容ながら、今後の展望に若干の不安などが残る「Dark and Darker」ですが、一度はSteamで販売を予定していた、という事実はあります。

では、今後Steamで、再度販売が行われる可能性があるのかどうか、という話題についても触れていきたいと思います。

 

これに関しては、可能性自体はある、という結論になりますが、それには条件がいくつか存在する、という感じになるのではないかと思います。

まず最大の要因として「ネクソン」との「著作権侵害」に関しての問題が解決するのかどうか、という点が大きな要因となるでしょう。

 

そもそもSteamのストアページが削除などされ、正式な販売ができなくなったのも、この事件がきっかけなのは間違いありません。

ですので、この問題が解決しない事には、どうあがいた所でSteamでの再販売が行われる可能性はゼロのまま、という感じでしょう。

 

一度著作権侵害の件でストアから削除され、後々再販売が行われたタイトル、というと近年分かりやすい例えで言えば「ファイナルソード」というタイトルがあります。

ただこちらは、たまたま利用していた有料アセットの中に著作権を侵害した物が含まれていた、という開発企業側もある意味被害者だった、という違いがあります。

 

こういったゲームの著作権や特許といった内容についての裁判は近年多く取り沙汰されていますが、どういう形にしろ決着がつくまでには時間が掛かる事もあります。

ネクソン側の訴えが正当なのかどうか、そして「Dark and Darker」側に非はなく問題はない、と判断されるかどうかが肝、という感じでしょう。

 

場合によっては示談金を支払うといった形で両者が合意すれば、解決する、という状況もありえると思いますが、現状では何とも言えない、という感じですね。

ただ、現時点で筆者の印象としては、かなり可能性は低いのではないかな、というのが本音になってしまいます。

 

問題が本当にないのであれば、正式な手続きや裁判などを踏まえた上で、Steamで販売をすれば良かっただけ、とも言えます。

それを行わず、現状では有名とは言えないプラットフォームでの販売に踏み切る、といった「Dark and Darker」側の行動は残念ながらあまり褒められた物ではありませんね。

 

この辺りの問題が片付かない限りは、残念ながらSteamでの再販売自体はかなり難しくなるだろう、というのはまぁ自明の理といった所でしょうか。

逆にいえば、この問題が片付いてしまえば、Steamで再度販売する、というのは難しくはないのではないかと思います。

 

可能性自体はゼロではない、という感じですし、今後の企業同士の話し合い次第でどう転ぶのか、という感じではないかと思います。

ゲームとしての内容自体は面白いと思いますし、プレイしてみたい、という層も多いと思うので、この辺りの問題には注視していく必要があるのではないでしょうか。

 

Dark and Darkerまとめ

出典:https://www.darkanddarker.com/

 

  • 他プレイヤーも敵!要素の多い探索型アクションRPG
  • サービス終了や販売終了のリスクはあり?遊ぶなら注意が必要!
  • 問題が解決しないとSteamでの販売はなし?可能性は低いかも

こういった著作権などの問題は、昨今何かと話題になる事が多いですが、ゲーム業界的にも他人事ではなくなってしまいましたね。

とはいえ、ここまで大事になる、というのも意外と珍しいケースではあると思うので、今後のゲーム業界の動きをチェックする意味でも大切な話かもしれません。

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