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次から次へとやってくる台風に翻弄され、大変な思いをしている人も多そうな今日この頃、避難はしなくても外に出るのは無理という方も多そうです。

ちょうど8月も終わりますし、そろそろ季節の変わり時ということもありますし、これから雨の日なども増えていきそうですね。

今回は、先日発売されたばかりながらも、早くも1,000万本以上の売上を叩き出した注目の最新作「黒神話悟空」について解説していきたいと思います。

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黒神話悟空とは?

出典:https://store.steampowered.com/

ゲームというのは、様々なジャンルの中に、オリジナル作品ではなく様々な「題材」という物が盛り込まれることがありますね。

例えば、有名なシリーズで言えば「三國無双」シリーズは、中国の歴史でもある「三国志」を題材としていたり、歴史の長い国である中国は色々な題材にあふれています。

 

最近発売されたタイトルにも、そんな中国の小説を題材とした作品「黒神話悟空」が全世界で早くも1,000万本を売り上げるなど、話題となっています。

今回はこの「黒神話悟空」についてあれこれ解説していきますので、まずは「黒神話悟空」がどんな作品なのかを紹介していきましょう。

 

「黒神話悟空」は、タイトルの「悟空」から分かる人も居ると思いますが、中国の古典小説「西遊記」を題材としたアクションRPG作品です。

とはいえ、そこはゲームなので、まるまる西遊記をなぞったストーリーを展開していく作品、というわけではありません。

 

ゲームの舞台となる世界は「西遊記」の主な部分である「孫悟空と三蔵法師が旅を終えた後」という、ある種のアフターストーリー的な内容となっています。

プレイヤーは「天命人」という、孫悟空にそっくりな、まぁ有り体に言ってしまえば「猿」となり、再び石に閉じ込められてしまった「孫悟空」を救うための旅に出る、という内容。

 

当然、そんな旅の途中であれば、西遊記と同様に妖怪変化の類や、あるいは神との戦いなどを繰り広げることになる、といった具合ですね。

原作「西遊記」における孫悟空は、様々な術を駆使して妖怪たちと戦いを繰り広げますが、黒神話悟空のプレイヤー「天命人」も、その辺りは同様。

 

孫悟空の代表的な武器である如意棒らしき棒を使った体術は勿論、相手の動きを止めたり分身して一斉攻撃を仕掛けたりと、多彩なスキル攻撃を行うことができます。

このスキルを駆使して様々なアクションが行える、という辺りも爽快感が強く、ゲームとしてはかなりアクション性の強い作品となっています。

 

ストーリー面に関しては、少々複雑というか、原作となっている「西遊記」をある程度知っていることが前提で進むので、その辺りには注意が必要です。

とはいえ、中国における宗教的に重要な「道教」と「仏教」の戦いを描いているなど、単なるアクションゲームとしてではなく、深いストーリー性も魅力。

 

西遊記自体は題材・モチーフに使われることも多い作品ですが、案外原作寄りのゲームは少ない印象があります。

この機会に黒神話悟空と合わせて、原作の西遊記などを読んでみたりすると、よりゲームが楽しめるのではないかなと思います。

ジャンルは「死にゲー」?ダクソとの違いは?

出典:https://store.steampowered.com/

さて、ここまでゲーム内容について紹介してきた「黒神話悟空」ですが、ゲーム性はアクションRPGで、比較的難易度高め。

というか、分類としては「ダークソウル」などに代表される「ソウルライク」系、いわゆる「死にゲー」に分類される作品となっています。

 

ダークソウルのヒット以降、こういったタイプの作品は非常に多くなりましたが「黒神話悟空」もその内の一本かな、と思います。

ダークソウルと比較して、違う部分などについても解説していきますので、高難易度ゲームが好きな人、死にゲー好きな人はぜひ参考にしてみてください。

 

「黒神話悟空」は、いわゆる「死にゲー」ではありますが、ダクソに比べると幾分か優しいというか、ゲーム的にはボス戦が一番難しい、という感じですね。

ダクソなどと比べると、いわゆる道中の探索がめちゃくちゃ難しく、探索の最中に雑魚にやられてやりなおし……というようなタイミングはあまりないですね。

 

死にゲーらしく敵自体はそれなりに強めではありますが、雑魚戦に関していえば割とサクッと倒せるようになっているので、それほど攻略が大変で大変で……という印象はありません。

スキルなども豊富ですし、仮にプレイ中に死亡した際のペナルティなどがないため、リトライ自体もかなり簡単にできるようになっています。

 

本家ダクソはこのデスペナルティ自体が結構キツいタイミングも多く、せっかくの経験値・武具強化のための資金がパァ、というケースも多くあります。

「黒神話悟空」では、こういったペナルティは用意されていないため、ボス戦で何度もリトライすることになっても、あくまでリトライであり、ペナルティがないのが特徴となっています。

 

また、その他のところではダクソと比べると黒神話悟空の方は探索要素はそこまで豊富、というわけではない、という感じですね。

ダクソなどはオープンワールドでこそないものの、各エリアに隠しアイテム的な要素があったり、攻略順がある程度自由であったりと、探索に幅があります。

 

黒神話悟空ではそこまで探索に関して重要視されておらず、あくまでアクションゲームとしてに重きを置いている、という感じの印象です。

間違いなくダクソなどの死にゲーに分類されるゲーム性ではあるものの、全体的に見てもオリジナリティが強く作られているかな、と思います。

 

アクション部分はかなりスピーディな部分もありますし、雑魚敵はほどほど、ボス戦は手に汗握る戦いができる、というような配分で、戦闘面はかなりこだわっていると思います。

また、ダクソと大きく違う点としては、いわゆるビルドのやり直しが簡単になっている、というところではないかなと思います。

 

ダクソでは、レベルアップ毎にステータスを振り、キャラクターの傾向を決めていくゲーム性ですが、これは一度ステータスを割り振ると振り直しができません。

キャラクターを作成し直さないとどんな戦い方をするキャラなのか、ビルドし直せないというのがダクソの難点でもあります。

 

黒神話悟空では、スキルの割り振りで戦い方を決めることになりますが、このスキルの割り振りはゲーム中で立ち寄る祠でいつでもリセットが可能。

特にアイテムなども使用せず、制限なしでスキルの割り振りが行えるため、いつでも自分の好みの戦闘スタイルに切り替えられます。

 

この辺りを加味しても、ダクソに比べて遊びやすくなっているポイントは多いと思いますので、死にゲーに抵抗がある、苦手意識があった人も挑戦してみる価値はあるのではないでしょうか。

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黒神話悟空の難易度は高め?

出典:https://store.steampowered.com/

さて、一応ダクソと同様の「死にゲー」である、という風に紹介した黒神話悟空ではありますが、実際の難易度は高いか否か、という点を解説して今回の記事を〆としたいと思います。

まぁ根本的なところで言えば、ボス戦は何度も戦ってパターンを覚え、回避の仕方や攻撃するタイミングを覚える、という意味で高難易度であることは事実だと思います。

 

ただ、上でも書いた「ダクソとの違い」という観点も含めて考えると、巷で言われているような「死にゲー」ほど難易度は高くないかな、というのが筆者の個人的な感想です。

勿論何度も戦って覚える、というのは重要ですが、スキルの振り直しに制限がないため、どうしても勝てない、操作が間に合わないと思えば、スキルを切り替えて戦ってみるのも手です。

 

そういった試行錯誤がしやすいため、どうあがいても腕前だけでどうにかしなければならないダクソなどと比べると、比較的簡単な部類のゲームになるのではないかと思います。

勿論アクションが本当に苦手でプレイするのも難しい、というような人にもクリアできます、とまで言えるほど簡単ではないと思いますが……。

 

とはいえ、世間一般の人が聞いて想像する「死にゲー」と呼ばれるジャンルのゲームほど難しいわけではないと思うので、その辺りは安心してプレイしていいでしょう。

むしろ、死にゲー、高難易度のアクションゲー、として見るよりは、西遊記を美麗なグラフィックで表現した新しいジャンルのゲームとして見るのがおすすめかなと思います。

 

グラフィック周りは特にこだわって制作されているため、ちょっとグロテスクな部分もあるものの、かなり高品質。

難易度の高さよりもアクションシーンのカッコよさ、美麗さを見ているうちにゲームにも慣れていける、そんな塩梅なのがこの作品ではないかな、というのが筆者の感想ですね。

 

難しいことは難しいですが、それでも遊びやすい範疇の難しさに収まっているのではないかなと思いますので、ダクソなどとはまた毛色が違うと思います。

何にせよ、理不尽な難易度、と言われるようなレベルではないと思うので、アクションが多少遊べる人なら頑張ればクリアできると思います。

 

ボスによってスキルを使い分ける、振り分けるなどの要素でクリアしていくのも醍醐味の一つだと思いますので、あまり気負わずに遊んでみてはいかがでしょうか。

黒神話悟空まとめ

出典:https://store.steampowered.com/

  • 西遊記モチーフのアクションRPG!豊富なスキルが魅力
  • ジャンルとしては一応死にゲーの範疇?ダクソほど難しくはないかも
  • 難易度としてはそこまで高くない?スキルの使い分けとリセットを駆使

こういったアクションゲームは昨今、大なり小なりちょっとした難しさを抱えてしまっているところはあると思いますが、そんな中でもかなり遊びやすい作品だと思います。

ともかく古代中国を意識したグラフィックなど、見どころの多い作品なのでアクションゲーム好き、西遊記に興味があるなら買って損はナシです。

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