2024年10月8日に発売されたリメイク版「SILENT HILL 2」(「サイレントヒル2」)が、話題ですね。
オリジナル版のフルリメイクとなる本作。
グラフィックスやサウンドが進化し、よりリアルな没入感に圧倒される作品となっています。
これから購入予定の方向けに、前作との違いはどこなのか、追加要素についてなどをまとめます。
ぜひ参考にしてみてください!
目次
【サイレントヒル2】はどんなゲーム?
サイコロジカルホラーとして有名な「サイレントヒル」シリーズの中でも、最高傑作と呼ばれている「サイレントヒル2」。
オリジナル版が発売されたのが2001年、それから23年経って、フルリメイク版が2024年10月8日に発売されました。
ナンバリング作品はZEROから4まで発売されていますが、プレイできるハードが古く、なかなか遊びにくいゲームでした。
そんな「サイレントヒル2」が、このたびフルリメイクされ、PS5とPC版(Steam)で発売されることとなったのです。
往年のファンも、かねてから遊んでみたいと思っていた人にも、大注目なタイトルでした。
「サイレントヒル2」は、主人公ジェイムス・サンダーランドが3年前に死亡したはずの妻からの手紙で、サイレントヒルという街に呼ばれるところからスタートします。
かつて新婚旅行に訪れた観光地が、いつのまにかおぞましいクリーチャーが徘徊するゴーストタウンと化しており、どうしても妻に会いたいという思いで不気味な街を探索していく・・・というストーリーです。
謎解き要素もあり、クリーチャーとの戦闘要素もあり、そして敵が近づくと流れるノイズ音やピラミッドヘッドのような執拗に追い回されるクリーチャーの存在、かなり暗い視界といった、精神的に疲弊していくタイプのホラー要素を持つ本作は、他のホラーゲームとは少し違った面白さを持っています。
【サイレントヒル2】オリジナルとリメイクの違いはどこに?
23年経ってのフルリメイク版となる「サイレントヒル2」ですが、オリジナル版との違いがいくつかあります。
いくつか列挙すると、
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カメラが固定視点からTPS視点に
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グラフィックやサウンドの変化
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戦闘システムが変更
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オプション設定が追加
などが挙げられます。
カメラの視点が変更に
もともと、部屋全体を見下ろすような固定カメラだったオリジナル版から、リメイク版では主人公の後ろから見るTPS視点に変更となりました。
視点が変わるだけでも、かなり没入感が高まります。
肩越しのカメラになっているので、主人公視点でアイテム発見などができるようになりました。
オリジナル版よりも簡単になったかと言われれば逆で、より探索に慎重さが求められるようになっており、こうしたところでリメイク版としてのバランスが取られている感じがします。
グラフィックやサウンドの変化
レイトレーシングの技術が追加され、実写かのようなリアルさが表現されるようになりました。
また、サウンドも3D立体音響となっているので、よりリアルなサウンドがプレイヤーを襲います。
クリーチャーが近づくと流れるラジオのノイズや、背後から聞こえる音など、視界がかなり暗い本作を遊ぶなら、この音の臨場感は結構大事です。
さらに、90年代フィルターをかけることができ、そうすると当初のオリジナル版のような雰囲気を楽しむこともできます。
戦闘システムの変更点
オリジナル版に比べ、敵がかなり追いかけてくるので、逃げ切ることが難しくなったように感じます。
さらに、部屋移動もシームレスとなっているので、いつの間にか逃げ切れなかった敵に囲まれてしまう、なんてことも起こります。
銃を使う際には、視点が主人公の背後からなので、狙いやすくなっていますが、逆に正面から襲われることになるので、緊張感が高まります。
敵の攻撃を避けつつ、近接攻撃をして離れる・・・といったリアルなアクションができるようになっているのですが、オリジナルとは違って近接武器の連続攻撃をしている最中でも敵は反撃してくるので、要注意です。
さらにリアルになっているのは、足を銃で撃つと体勢を崩すようになっているところでしょうか。
銃弾の数も限られた中での戦闘になるので、闇雲に打つのではなく、一旦敵の動きを封じて近接武器で攻撃し、一度離れ・・・といった戦い方が求められるようになっています。
主人公には回避アクションが追加されているので、ステップを踏みながら距離を取ったり、敵の攻撃を回避したりすることができるようになりました。
ちなみに、窓ガラスも割って部屋を移動することができるようになったので、よりリアルな探索、そして戦闘が楽しめるようになりました。
オプション設定が追加
豊富なオプション設定が追加されています。
例えば、取得できるアイテムに出る白い点を非表示にしたり、アイコンをボタン表示にしてさらにわかりやすくすることもできます。
グラフィックが綺麗になったことで、オリジナル版よりも探索が難しくなっているように感じるので、このアイテムに出るマークをどうするかで難易度がぐっと変わってきそうです。
ハイライト機能も追加されており、アイテムやヒントを好きな色でハイライトできるようになりました。
謎解きの難易度も変更できるので、探索や謎解きが難しすぎると感じた場合には設定で変更することも可能です。
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【サイレントヒル2】の追加要素について
さらに、オリジナル版から追加となった要素についても触れておきたいと思います。
主に追加となった点は、
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探索場所
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新しい謎解き要素
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日本語音声
です。
探索場所の追加
基本的にアイテムを街中で探しながらストーリーを進めていく、という部分は一緒なのですが、引き出しを開けたり、棚の中を探索したりといった細かい箇所も見ることができるようになりました。
窓ガラスを割って探したり、移動したりといった部分も追加された要素で、よりリアルな探索を楽しめます。
今まで入れなかった屋内も探索できたり、探索エリア自体も広がっているので、かつて「サイレントヒル2」を遊んだことがある方でも、十分に楽しめるリメイク作品となっています。
新しい謎解き要素の追加
オリジナル版に比べてかなり増えているようで、多数新しい謎解きやパズルが追加されています。
ストーリー的に進む順番などは大幅には変わっていないようですが、話を進めていくために必要な謎解き手順が複雑になっている印象です。
謎解きをするために、細かいアイテムまで探索する必要があり、さらには隠し通路のような場所を見つけたりといった探索要素も重要な本作なので、新たな謎解き要素の追加はファンにも嬉しい部分です。
日本語音声に対応
オリジナル版では英語と字幕でしたが、今回のリメイク版からは日本語音声が追加されました。
字幕を見ずに遊べるようになると、よりストーリーや探索に集中できるようになります。
雰囲気を大事にするなら英語音声のままでもいいのですが、ストレスなく遊べるのはやはり日本語音声でしょうか。
【サイレントヒル2】前作との違いまとめ
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グラフィックや音が格段に性能UP!
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視点やアクションの違いでよりリアルに!
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オリジナルを遊んでいても新たな気持ちで楽しめる!
リメイク版になると、かつてのオリジナル版の良さが失われてしまいがちですが、今回の「サイレントヒル2」に関しては、そういった心配はなさそうです。
いいバランスでのフルリメイクとなっており、より没入感や精神的不快感が増していて、ホラーゲームとしてさらに面白さを増していると感じます。
オリジナル版で遊んだことがある方も、これから挑戦しようと思う方も、ぜひプレイしてみて欲しいゲームの一つです!