大作RPG、と呼ばれるようなゲーム作品は、得てして腰を据えてプレイしなければならず、どうしても時間が取れない、という人もいるのではないでしょうか。
時間が取れてもじっくりプレイしすぎて疲れてしまう、という事もありちょっと「手軽さ」とは遠い位置にあるジャンル、といっても良いかもしれません。
今回は、そんな大作RPG最新作「FF15」を「スマホ」で遊べるようにした「FF15 ポケットエディション」について調査していきたいと思います。
FF15ポケットエディションて何?
出典:http://www.jp.square-enix.com/ff15pocket/
「FF15」といえば、PS4などの据置最新ハードで発売された「FF」シリーズの最新作、追加要素などを盛り込んだ「ロイヤルエディション」を以前当ブログでも紹介していますね。
今回の記事は、その据置の「FF15」からちょっと離れて「FF15 ポケットエディション」についての紹介から初めていきたいと思います。
大体の場合、ゲームにおいて「ポケットエディション」というタイトルがついていると、多くの人は「携帯機版?」と想像する人が多いかと思います。
これはあくまで言葉のイメージから来る物ですが概ねそんな認識で間違いはありません、「FF15」のストーリーをスマホゲームで遊べるようにしたバージョン、といった所です。
勿論スマホで遊べるように調整されているため、様々な点で据置版と変更点がありますが、これについては後で詳しく説明していきます。
最大の違いとしては、原作「FF15」ではメインとなるストーリーが「第○章」として区切られ、全部で10章まである、という特徴があります。
据置版ではこれはストーリーが進む毎に進行し、特定の所で切り替わる、といった感じですが、スマホ版では流石にそういうわけにも行きません。
スマホ版では、この「章ごとに購入して遊ぶ」というような形を取っていて、1章をクリアしたら、次は2章を遊ぶ際に課金が必要になります。
この方式は、実はFFシリーズで以前にもあった手法で「FF4」の続編、携帯ゲームとして登場した「FF4 THE AFTER」がこの方式を取っていました。
それ以外の部分での課金要素、いわゆるスマホゲーにありがちな「ガチャ」要素などは一切ないので、どちらかといえば買い切り型のアプリに近いものがありますね。
PS4は持っていないけども、FF15を遊んでみたい、という人にもオススメですし、既にFF15を遊び尽くした後におさらいとして遊んで見るのもアリなタイトルとなっています。
PS4版と何が違う?
出典:http://www.jp.square-enix.com/ff15pocket/
さて、作品の紹介を済ませた所で、PS4版とポケットエディションの詳しい違いについてしっかりと説明していきたいと思います。
やはりスマホと据置機では色々変わっている部分もあるので、こういった変更点に魅力を感じるのであれば既に遊んだ事のある人も楽しめるのではないでしょうか。
■グラフィックが可愛らしくデフォルメされている
まず最初に目に入るのはグラフィックの点ですね、FF15と言えばやはり最新ハードを利用した美麗なグラフィックがウリの一つでした。
しかしながら、流石にスマホでは容量の問題もありますし、このグラフィックが大きく変更されており、デフォルメされて大分可愛らしいデザインになっています。
可愛らしくも、ちゃんとキャラクターのイメージを損なわないようにモデリングも作り込まれているので、リアル路線よりこちらが好き、という人もいるかも。
実力派な声優さん達によるボイスはそのままなので、FF15本編をプレイした事のある人は、この可愛らしいグラフィックのギャップがまた面白いかもしれませんね。
■フィールドや街ごとに区切られたマップ
大きく変更されている点の一つとして、スマホ版では残念ながらオープンワールドは再現されていない、という所でしょうか(これも容量その他諸々的に当たり前ですが)
街やフィールドごとに区切られて進んでいく、といった形になっているので、自由度はかなり低めになっており、前の街やフィールドに戻るのも不可。
サブイベントなどは用意されているので、隅々まで見たい人は注意が必要になるかもしれませんね、この辺りはスマホ版として考えると仕方のない部分。
■戦闘はタップとスワイプで行うスマホ操作に
戦闘部分も、スマホ用ゲームとしてしっかり調整されており、タップで攻撃、スワイプで回避、長押しでシフト攻撃、とかなり直感的操作ができるようになっています。
また、敵の攻撃に合わせてタイミング良くタップする事で攻撃を弾く「パリィ」なども用意されているので、手軽ながらも戦闘は奥深い印象。
本家FF15とはまた違った印象の操作ではありますが、スマホでも遊びやすいように工夫されているので、この点についてはそこまで違和感を感じないかも。
■ストーリーは原作FF15と一緒
スマホ版での変更点は戦闘システムやフィールドのタイプなど、ゲーム的な部分にのみ留まっており、シナリオは原作FF15と同一。
むしろ、寄り道の要素が減ったためにストーリーをテンポ良く楽しむ事ができる、という所が最大の魅力と言えるような内容になっています。
このような感じで、結構変更点もある物の、ストーリーは一緒なので、原作を遊んだ人・未プレイの人を問わず遊べるようになっているのではないでしょうか。
特に、原作はオープンワールドという事で、人によっては広大なフィールドを探索するのが苦手、という人もいると思いますので、スマホ版にも利点がありますね。
個人的には、可愛らしくデフォルメされたグラフィックが、昔のSFCやPS時代のFFを思い出してどこか懐かしさも感じる良い塩梅なのではと思います。
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クリアまでに必要な課金額は?
出典:http://www.jp.square-enix.com/ff15pocket/
さて、ここまで紹介してきたFF15ポケットエディション、スマホアプリで手軽に遊べるという利点もありますが、やはりスマホゲーと言えば気になるのは「課金」ですね。
前述したように、いわゆるガチャ的な要素はありませんが、ストーリーを全てクリアするためには課金が必須なので、及び腰になってしまう人もいるかもしれません。
とはいえFF15ポケットエディションの課金は続きのストーリーを見るために、チャプターごとに購入する、といった形式を取っている、とも前述しましたね。
各チャプターを購入してしまいさえすれば、余分な課金は一切必要ない、と考えれば価格設定自体はかなりお得、遊びやすい価格になっていると思います。
では、気になるその価格はどうなのか、というと以下のようになっています。
・Chapter1 無料(期間限定の可能性あり)
・Chapter2・3 各120円
・Chapter4~10 各480円
といった価格設定になっています、全10章なので、全て購入した場合の価格は3,600円、となるわけですね、かなり良心的な価格設定になっています。
更に、全Chapterを一気に購入できる「全Chapterパック」も販売されており、こちらは2,400円と更にお得な価格設定になっています。
この価格帯を考えると、いわゆるスマホゲーに良くある10連ガチャ、が大体このぐらいの価格帯に収まる事が多いので、ボリューム的にもお釣りがくるレベルです。
まずは現在無料配信されているChapter1を遊んでみて、続きが気になるのであれば「全Chapterパック」を購入するのが良いでしょう。
勿論、空き時間などを利用して各Chapterを購入して遊んでいく、というのもアリだと思いますが、価格的に1,200円の違いは大きいですね。
単純にゲームの価格として見ても2,400円はかなり安く遊べると思いますので、FF15が気になっている、違いを見たいという人は是非購入して遊んでみてくださいね。
FF15ポケットエディションまとめ
- FF15をスマホで遊べる!手軽にストーリーが楽しめる!
- 可愛らしくデフォルメされたグラフィックやお手軽バトルがウリ!
- 課金要素はチャプター購入のみ!全部パックなら2,400円!
FF15の発売からそこまで間は経っていませんし、実質的にはリメイクに近いこういった作品が出るのは驚きですが、手軽に遊べる点は非常に魅力的です。
最近ではスマホでしかゲームをしない、という人もそれなりに居そうですし、こういったアプローチのゲームはもっと増えても良いのではないでしょうか。