ゲームの楽しみ方や遊び方は勿論人それぞれ、変わったプレイもオーソドックスなプレイもその人の好きなように遊んで良いと思います。
しかし、そんな様々な遊び方が出来る一方で、ゲームプレイに共通するのは、ゲームをクリアした時の「達成感」ではないかと思います。
今回は、容赦なくプレイヤーの心を折りに来る「高難易度」と、クリアした時の凄まじい「達成感」が魅力の「ダークソウル リマスター版」についてまとめていきます。
ダークソウルとは?作品をおさらい!
出典:http://www.darksouls.jp
まずは、今回の記事の主題「ダークソウル」がどんな作品なのか、紹介とおさらいをする所からスタートしていきましょう。
「ダークソウル」は「アーマード・コア」シリーズなどで知られる「フロム・ソフトウェア」が開発したアクションRPGシリーズです。
ゲームとしてはシームレスに繋がったフィールドを渡り歩き、探索し、ルートを開拓し、ボスを倒していく、というシンプルな物。
しかしながら、ボス戦は勿論、雑魚敵相手ですら考えながら戦う事が重要になる、非常に骨太な内容となっています。
キャラクターのレベルを上げて「筋力」や「技術」といったステータスを上げていく事は出来ますが、それでもあっさり死ぬ、という難易度の高さがウリ。
それよりも「プレイヤー自身が上手くなる事」「覚える事」が重要になる、いわゆる「死にゲー」とまで言われる硬派なゲームデザインが魅力。
プレイしていく内に「あ、今自分上手くなってる」という実感が非常に分かりやすいゲームでもあるので、慣れてくると病みつきになる人も多いでしょう。
作品としては同じく高難易度を売りにした作品「デモンズソウル」がシリーズの前身となっていて、これまでに発売されたシリーズタイトルは以下のようになっています。
■「ダークソウル」シリーズ
・DARK SOULS (PS3 2011年9月22日発売)
・DARK SOULS Ⅱ (PS3/Xbox 360 2014年3月13日発売)
・DARK SOULS Ⅲ (PS4/XboxOne 2016年3月24日)
■関連作品
・デモンズソウル ※シリーズの前身 (PS3 2009年2月5日発売)
・Bloodborne ※同系統のシステムを使用した作品 (PS4 2015年3月26日)
このように、同系統のシステムを使った作品としてシリーズ化されているのは「ダークソウル」のみ、といった感じですね。
勿論、ストーリーや世界観的な繋がりを持っているのも「ダークソウル」シリーズのみ、他の二作はあくまでシステム面やスタッフが共通している別作品です。
ゲーム的なストーリーは勿論存在しますが、決まった攻略ルートが基本的に存在しない、というのもシリーズを通して共通する独特のシステムでしょうか。
どこのエリアから探索するか、どのボスから倒していくか、というのは特定の条件が必要な場合もありつつ、基本的にはユーザーに委ねられています。
高難易度のあっさり死ぬゲームバランスばかりが話題になりますが、この「探索」して「ルートを開拓する」というゲームデザインも非常に魅力的な点です。
その他にも、ユーザー側に解釈を委ねつつも、ダークな印象を与える容赦のない世界観やストーリーなども好きな人にはたまりません。
ここからは、リマスター版の内容についても触れていきますので、シリーズに触れたことのある人は勿論、触れたことのない人も是非購入の参考にしてみてください。
リマスター発売!原作との違いは?
出典:http://www.darksouls.jp
今回、PS4・Xbox One・ニンテンドースイッチ及びPCでのリマスターが発売されるのはシリーズ初作である「ダークソウル」です。
発売日は5月24日、あと大体2ヶ月ほどという事で、既に予約を済ませている人も少なくなさそうですが、原作との違いについても触れていきましょう。
あくまでも、PS3で発売した「ダークソウル」を、現行機ハード向けにリマスターした、という内容の物であってリメイクではありません。
ですので、ぶっちゃけて言えば「ゲーム部分」に対する変化はほぼない、と言ってしまって問題ないと思われます。
あるとすれば、原作にあってアップデート等でも改善されなかったバグが改善される、とかそういったレベルなのではないでしょうか。
大きな変更点としては、やはり現行機ハードに合わせた「グラフィックの向上」が大きなポイントですね、HDからフルHDに変化するだけでもかなり見え方が違います。
具体的には、解像度はオリジナル版の720pから1080pに、フレームレートは30fpsだった物が60fpsに向上(スイッチのみ30fps)しています。
更に大きな点はダークソウル発売当時に配信されたDLC「ARTORIAS OF THE ABYSS」が収録された状態での発売となる事でしょうか。
このDLCを導入する事で、本編で攻略する事になるマップ及びボスに加えて、新エリアが3つに新ボスが4体追加される、という物ですね。
リマスター版では勿論このDLCは最初から導入済み、といった形での発売なので、当時DLCまではプレイしなかったという人にもオススメかも。
逆に言えば、当時「ダークソウル」を「やりこんだプレイヤー」にとっては、残念ながら追加要素等はないようなので、ちょっと物足りない可能性もあります。
筆者的には何度でも楽しめるゲームだと思うので、勿論リマスター版を購入してもう一度プレイ、というのはアリだと思いますが、一応注意、といった所でしょうか。
ゲーム的にリマスター版で変更された点としては、最大4人でプレイ可能だった「オンラインプレイ」の仕様が変更され最大6人に増えました。
このオンラインプレイの仕様などについては下で詳しく説明していきますので、そちらも一緒にチェックしてみてください。
スポンサーリンク
オンラインプレイの仕様は?
出典:http://www.darksouls.jp
さて、上で触れた「最大6人でのプレイ」に変更されたオンラインプレイについて、記事の〆として詳しく説明していきたいと思います。
まず前提としてダークソウルのオンラインプレイは、昨今のいわゆる協力プレイなどとは少々勝手が違っており、ゲームプレイ中に特定のアイテムを使用する事で行います。
オンラインプレイの種類は大きく分けて以下の2つに分かれます。
■協力
ゲーム中で手に入る特定のアイテムを使う事で「他プレイヤーの世界」に召喚して貰い、一緒に敵を倒してアイテムを入手する。
■侵入
協力時とは違うアイテムを使う事で「他プレイヤー」を狙う「敵」として召喚される、いわゆる「対人プレイ」に相当、ただじ自分よりレベルが上のプレイヤーの世界にしか侵入できない。
この2つ以外にも一応種類があるのですが、まぁ概ねやる事は変わらないですし、今回の説明では割愛させて頂きます。
ダークソウルで特徴的なこのオンラインプレイは、どちらかのみをプレイする、という設定には出来ない、というのが非常に大きなポイントですね。
つまり、難しい敵を攻略する手伝いを目当てにオンラインにしていると、常に「侵入」による対人プレイが発生する危険性もある、という事です。
また、このオンラインプレイに関して「特定の誰か」と待ち合わせてプレイのような事も出来ません、一応マッチングしやすくする方法はいくつかありますが。
そのため、協力に来てくれたプレイヤーも、侵入してきたプレイヤーも基本的には「知らない人」になる事が多いので、他ゲームのプレイとは毛色が大分違います。
良くも悪くも特徴的なシステムなので、このオンライン要素を殆ど遊ばずにプレイした、という人も結構多そうな感じですね。
今回のリマスター版では、仕様はほぼ同じではありますが、最大人数が6人に増えた事、更に「合言葉」による特定ユーザーとのマッチングをしやすくするシステムが追加。
ゲームバランスは少々変化する可能性が高いですが、オンラインに関しては遊びやすくなっている事が期待できますね。
さて、気になるのは記事のタイトルにもありますが「オンラインプレイ」を違うハード間で遊ぶ、いわゆる「クロスプレイ」が可能なのかどうかです。
この件に関しては非常に残念ではあるのですが、海外発売元であるバンダイナムコが否定している、との事で、違うハード間で遊ぶのは無理なようですね。
それぞれ機種ごとに用意された「専用ゲームサーバー」を利用してのプレイになるようなので、残念ながらスイッチとPS4で遊ぶ、といった事はできないようです。
もし友人と合言葉を利用して「一緒に遊ぶ」というのを前提にして購入する場合は、購入ハードを合わせるなどの下準備が必要になりそうです。
ダークソウルリマスターまとめ
- 高い難易度と達成感!骨太すぎるアクションRPG!
- シリーズ初作がリマスター!勿論DLCも全部入り!
- 違うハード間でのオンラインプレイは不可なので注意!
2018年3月のフリープレイには、シリーズからの派生作品である「Bloodborne」が選ばれ話題になるなど、注目度の高いシリーズですね。
ダークソウルⅢからプレイを始めたという人も意外と居そうなので、このタイミングで初代がリマスターされるというのは純粋に嬉しいですね。