発売から6年が経過しようとしているにも関わらず、未だ新作などが登場し続け、現役携帯機として優秀な「ニンテンドー3DS」
若年層を中心に、恐らくゲームに触れたのはここが最初という人も多いかと思いますが、老若男女問わず、何かと気になるタイトルも発売しますよね。
今回は、3DSに向けてリメイク版が発売される事になった「逆転裁判4」についての情報などをまとめていきたいと思います。
逆転裁判とは?
出典:http://www.capcom.co.jp/
まずは、作品の紹介も兼ねてシリーズ全体のおさらいから初めていきましょう、かなり有名なシリーズですが念のためという事で。
「逆転裁判」はカプコンから発売された「法廷バトル」というジャンルを生み出したゲームシリーズで、名前の通り「裁判」が肝になる作品です。
これまでにも、探偵や警察官といった、事件を捜査して謎を解明していくジャンルはありましたが、主人公が「弁護士」というのは当時としてもかなり新しい設定でした。
基本的なゲームの流れとしては、主人公の弁護士は「無実の罪に問われている被告人」を「裁判」で「無罪」にする、というのが主な目的です。
ゲームシステム的には、次の裁判に備えて情報や証拠品を集めていく「探偵パート」と、実際にその証拠などを武器に戦う「法廷パート」に分かれています。
あくまでフィクションとしての描写なので、勿論ながら実際に行われる「裁判」とは色々と違う部分もあります。
しかし、独特なシステムやキャラクター造形などもかなり人気の作品で、ゲームはプレイした事はなくとも「異議あり!」のフレーズは知っている人も多いのではないでしょうか。
これまでに発売されたナンバリングタイトルの一覧は以下の通りです。
・逆転裁判 (2001年発売 GBA)
・逆転裁判2 (2002年発売 GBA)
・逆転裁判3 (2004年発売 GBA)
・逆転裁判4 (2007年発売 DS)
・逆転裁判5 (2013年発売 3DS)
・逆転裁判6 (2016年発売 3DS)
とこのように発売されていますが、コレ以外にもスピンオフ作品である「逆転検事」や「大逆転裁判」といった作品も発売されています。
中には、同じく推理系ゲームである「レイトン教授」とコラボした「レイトン教授VS逆転裁判」というタイトルなども発売されていますね。
そして、今回ナンバリングタイトルの中から「逆転裁判4」が3DSでリメイクされる事が決定し、ファンとしては嬉しい限りではないかと思います。
また、作品の人気の高さからゲーム作品のみならず、なんと実写映画化や、宝塚による舞台化などもされているというのも特徴の一つですね。
まだシリーズに触れた事がない、という人はこの機会に「3DS版逆転裁判4」をプレイしてみるのも良いかもしれませんね。
逆転裁判4 3DS版の変更点は?
出典:http://www.capcom.co.jp/
さて、今回3DSへリメイクが決定し、発売も11月に迫った「逆転裁判4」ですが、3DSへのリメイクで何が変わったのか、という所が気になります。
まず、最大の変更点としてはやはりグラフィックではないかと思います、公式サイトでも大々的に宣伝されているようにかなり高画質化されていますね。
元が2Dで描かれたゲームシリーズだけに、ただ引き伸ばしただけ、というわけでは勿論なく、全面的にグラフィックが描き直されています。
また、3DS特有の立体視機能にも対応しているので、法廷バトル中の臨場感や演出などもパワーアップしているとの事。
さらに加えて、英語版への切替も完備しており、ゲーム中いつでも好きな時に切替ができるというのも面白いですね。
役に立つかはわかりませんが、英語の勉強にもなって一石二鳥ではないでしょうか(笑) 日本語とはまた違う雰囲気が楽しめそうです。
言語的な部分だけではなく、ゲーム中のグラフィックにも、日本語版と英語版でちょっとした変更などもあるようなので、ファンとしては楽しめる部分ではないでしょうか。
その他のゲームシステム、シナリオなどには言及されていない事から、特に変更点はない物と見て良いかもしれません。
元々、ゲームシステムとしては1作目の時点でかなり完成されていますので、リメイクといってもあまり改善点は見当たらないような気もしますね。
純粋にグラフィックなどをリメイクした、という作品になりそうなので、既にプレイしている人にとっては目新しい部分は無いかもしれませんね。
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どうしてリメイクが決定された?
出典:http://www.capcom.co.jp/
さて、リメイク自体は嬉しいですが、何故このタイミングで「逆転裁判4」のリメイクなのか、なんとなく不思議な感じもしますね。
逆転裁判シリーズのリメイク自体はそう珍しい事でもなく、元々GBAでの発売だった作品などは既にDSや3DSに移植されていたりします。
このタイミングで元々DSで発売されていた「逆転裁判4」をリメイクする、というのは恐らくではありますがシリーズ15週年記念が関係しているでしょう。
3DS版逆転裁判の発売日である2017年11月22日に、シリーズ15週年を記念した商品が発売するという情報も公開されています。
これまでのナンバリングタイトル(1~6)を全て3DS版で網羅した商品、という内容になっているので、この商品を出すためだったのではないかと思います。
単純な話、ナンバリングタイトルの中で3DSで遊べないのが残りは4だけだった、という理由もあると思います。
15年という長い歳月を重ねてきたシリーズだけに、ナンバリングタイトルは様々なハードを渡っていますし、ハードを統一して遊べるというのも大きな利点です。
何だかんだで任天堂による携帯機の新ハード情報も未だに出てきておらず、携帯機としては3DSは未だに現役のハードです。
その現役のハードで全てのナンバリングタイトルを遊べるようにする、というのはシリーズファンだけでなく新しいファン層の獲得にも一役買いそうですね。
逆転裁判4 3DSまとめ
- 弁護士が主人公という異色の推理シリーズ!
- 発売から10年後しにナンバリング4作目がリメイク!
- リメイクの理由はナンバリングタイトルのハード統一が目的?
逆転裁判、というシリーズというより最早一つのジャンルとして成立している感があるほど独特な作品ですよね。
今後も恐らく新作や他の媒体へのメディアミックスなどが展開されていくであろうシリーズなので、この機会に遊び直してみるのも良いかもしれません。