ゲームのジャンルは数多ありますが、その中でもハマるとついつい繰り返し繰り返し遊んでしまう、中毒性の高いジャンルのゲームという物もありますね。
シミュレーション系のゲームなどにも多いですが、特にコアなファンも多いジャンルといえば「ローグライク」と呼ばれるジャンルではないでしょうか。
今回はそんなローグライクの代表的シリーズ最新作「風来のシレン6」についての解説などを纏めていきたいと思います。
風来のシレン6とは?シリーズも解説!
昨今、ある程度の大型タイトルというのは、ゲームクリアまでにそれなり以上の時間を想定している作品が多いですよね。
大型のRPGなどは特に顕著で、中にはクリアまでは100時間近く掛かる、という大作も珍しくない状態になっています。
その一方で、ゲームクリアとは関係なしに、何度も繰り返し遊べてしまうゲームジャンル、というのも中にはあるというのも皆様御存知ではないでしょうか。
そんなジャンルの最たる例といえば、いわゆる「ローグライク」と呼ばれる作品で、昔から人気のあるゲームジャンルですね。
インディーズなども含めるとそれこそかなりの本数が発売されているジャンルですが、そんな中の人気タイトルの最新作が、2024年に発売されます。
そう、ここまで書けばピンと来る人も多いでしょう、ずばり「風来のシレン6 とぐろ島探検録」が1月25日に発売予定、となっています。
今回はこの「風来のシレン6」について色々解説していきますので、まずは作品及びシリーズについてのおさらいをしていきましょう。
「風来のシレン」シリーズは、スパイク・チュンソフトが開発・発売している、通称「不思議のダンジョン」シリーズとも呼ばれるシリーズです。
シリーズの一作目はドラゴンクエストのスピンオフタイトル「トルネコの大冒険」であり、基本的なシステムはそこから継承・発展されていっています。
いわゆるランダムで生成されるダンジョンに潜り、アイテムや武器などは現地調達、死んでしまった場合は全てを失い最初から、という繰り返しプレイする事に特化した作品ですね。
1作目に当たる「トルネコ」以降は「シレン」シリーズとして独立した形になっており、日本のローグライク系作品としては代表的なシリーズともいえます。
これまでに発売されたシリーズ作品としては、以下のような物がありますね。
・不思議のダンジョン2 風来のシレン (SFC/1995年12月発売)
・風来のシレンGB 月影村の怪物 (GB/1996年11月発売)
・風来のシレン2 鬼襲来!シレン城! (N64/2000年9月発売)
・風来のシレンGB2 砂漠の魔城 (GB/2001年7月発売)
・風来のシレン外伝 女剣士アスカ見参! (DC/2002年2月発売)
・風来のシレン3 からくり屋敷の眠り姫 (Wii/2008年6月発売)
・風来のシレン4 神の眼と悪魔のヘソ (DS/2010年5月発売)
・風来のシレン5 フォーチュンタワーと運命のダイス (DS/2010年12月発売)
シリーズ作としてはこのような感じですね、実際には移植・リメイクなどが間に挟まるので作品数はもう少し多くなります。
シレン自体は出てこない外伝作品なども存在し、シリーズとしての展開が比較的多かった時期もあるため、人気自体が高い事は伺えると思います。
しかしながら、今回の新作「シレン6」に関しては、移植などを除いた完全新作としてはなんと14年ぶりのタイトルとなります。
最初から据え置き機で発売される、というのも何だかんだで久しぶりなので、その辺りにも期待をしておきたい所。
ローグライク系は中毒性の高い作品も多く、シレンシリーズはなんだかんだで病みつきになっているファンも多いでしょう。
今回の新作発売で、再びシリーズ人気も再燃してくれるのを期待したい、というある意味今後のシリーズ展開にも重要な立ち位置になりそうな作品ですね。
前作との違いや変更点は?
さて、シリーズについてのおさらいが概ね終わった所で、今度はしっかりと最新作「6」についての情報を色々と纏めていきましょう。
まず気になるポイントとしてはやはり、シリーズ最新作として「前作」や「過去作」との繋がりはどうなっているのか、という所でしょうか。
シレンシリーズは、作品によって結構時系列がバラけており、シレンが子供時代の作品もあれば、ある程度大人になった後の作品もあったりします。
あくまでシレンの設定年齢を見た上で時系列はこうなる、という考察程度の話にはなりますが今回の「6」はシリーズの中ではちょうど中間くらいの時期、となっています。
作品紹介でも「GB」の舞台となった「月影村の事件」について言及しており、作品的にはそこからの繋がりが強い、と考える事ができます。
逆に、シリーズナンバリングの前作にあたる「5」は、システム的な面はさておいて、ストーリー的には「6」よりも未来の話になっています。
なのでまぁこの辺りに関しては、ストーリー的な部分・世界観的な部分に関してはむしろ5よりも前の作品を意識した物になっている可能性は高いですね。
地味に外伝作品の主人公を務めた事もある「アスカ」が再登場するなど、シリーズファンとしては嬉しい部分もしっかり用意されていますね。
システム的な部分では、現代的にアップデートされた要素も多く、ダンジョン内で倒れてしまった時に、他のプレイヤーに救助を頼めるオンライン要素も。
更に、ダンジョン攻略中、シレンの満腹度が150%を超えると「ドスコイ状態」と呼ばれる強化状態になれる事も判明しています。
その他にも、任意のタイミングでセーブを行い、そのセーブデータをサーバーに共有する事で、他のプレイヤーに遊んでもらう、というオンライン要素もあります。
これにより絶対絶命の窮地から脱出できるか競争してみたり、条件を整えた状態でタイムアタック勝負をしてみる、といった遊び方もできるようになっています。
1,000回遊べるRPG、を謳い文句としているシリーズではありますが、やはり新作という事もあり便利機能や新要素はかなり多め、ともいえます。
シナリオは当然新規の物となるでしょうし、なんだかんだで完全新作は久しぶり、という点を考えると、まぁ変更点などは多くて当然、という感じでしょうか。
とはいえ、現代向けに遊びやすくアップデートされた部分も多くあると思いますので、シリーズ初心者の人でも遊びやすくなっているのではないか、と思います。
ローグライクの代表的なタイトルでもある「シレン」シリーズですし、今後のローグライクゲームの新スタンダードになるような内容となっている事を期待したい所ですね。
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過去シリーズ作は遊んでおくべき?
というわけで、新システムやグラフィックの進化、シリーズ最新作として期待感の高まる「シレン6」の発売は今月の25日となっています。
この記事を書いている時点から概ね2週間程度となっていますが、その間に「過去作」を遊んでおくべきか否かも触れていきましょう。
この点については、シリーズ作品ゆえにやはり気になる所だと思いますが、必ずしも過去作を遊んでおかないといけない、という程ではないでしょう。
ストーリー的な繋がり自体はある物の、あくまで登場人物などが共通していたり、という程度でとてもストーリー性の強い作品、というわけではありません。
過去作を知っていれば楽しめる、という点については間違いありませんが、履修しておかなければ楽しめない、という事はないと思います。
また、シリーズ作自体が多い事もありますし、現状のハードで遊べる作品は限られてくる、というのも、事前に過去作を遊んでおく事のハードルを上げてしまっています。
ので、この辺りは個人によるという所でし実際に稼働できる実機ハードを所持している、という人以外ではプレイ自体が難しくなっている作品も多いょう。
とはいえ、シレン自体はなんだかんだ共通した「ローグライク」というシステム以外の部分は、案外1作限りのシステムとなっている物も多かったりします。
6を遊ぶための予習としてプレイ、というのもそれほど重要とは言い難い、という感じなので、必ずしもプレイしておかなければいけない、というわけでもありません。
とまぁここまで書いておいてなんですが、ローグライクというゲーム自体に慣れていない、という人ならば、あえて過去作を遊んでみて感触に慣れるのも勿論アリです。
特に5などはスイッチへの移植が行われており、プレイもしやすいので、事前に遊んで慣れる目的ならその辺りがおすすめかなと思います。
特にオーソドックスな作品としては初代シレンなどもおすすめですし、どれかを遊んでおくのは決して悪い経験にはならないのは間違いありません。
とはいえ、気負う事なく、シレン6からシリーズに触れてみる、という方向でも全く問題はありませんので、好みに合わせてプレイしてみるのが良いでしょう。
風来のシレン6まとめ
- 人気ローグライクシリーズ最新作!完全新作は14年振り!
- 新システムや機能なども多数!外伝主人公アスカも登場!
- 過去作はお好みで!遊びやすいのはSwitch版がある「5」!
こういった中毒性の高いゲーム性を持つシリーズは、なんだかんだコアなファンも多く、新作の度に期待しているというファンも多いでしょう。
単純に楽しめる所の多い作品でもあるので、この機会にシリーズに触れてみて、ローグライクゲームの魅力を確かめてみるのもおすすめですね。