シリーズ作品として発売されたタイトルは、ストーリー的に密接に関わりがあるか、あるいはまったく関係がないか、作品によってまちまちですね。
関係がない場合はどの作品から遊んでも問題はありませんが、設定面を共有していたりする作品では、どれから遊べば良いのか悩みのタネになる事も。
今回は、久しぶりにナンバリングタイトルが発売される「戦場のヴァルキュリア4」の情報と、シリーズの時系列について纏めていきたいと思います。
戦場のヴァルキュリア4をおさらい!
出典:http://portal.valkyria.jp/
以前、当ブログの記事でも紹介した「戦場のヴァルキュリア4」の発売が迫ってきて、ファンはワクワクしているのではないかなと思います。
今回の記事の主題に入る前に、まずは「戦場のヴァルキュリア4」についてのおさらいから情報を纏めていきたいと思います。
「戦場のヴァルキュリア4」は、SEGAから発売されている「戦場のヴァルキュリア」シリーズのナンバリングタイトル4作目。
ナンバリングタイトルとしては久しぶりに据置機で発売され、PS4版が3月21日、ニンテンドースイッチ版は2018年夏頃に発売予定となっています。
架空のヨーロッパを舞台に、水彩画をそのままアニメにしたような独特なグラフィックと、驚くほどシリアスに描かれる戦争の描写が特徴的なシリーズですね。
これは豆知識ですが、実はこのシリーズの開発スタッフは「サクラ大戦」シリーズを手掛けたスタッフで、ストーリー性の強い作品作りに定評があります。
しかしながら、ナンバリングタイトルとしては4作目ではある物の、3作目の発売からなんと7年も経過しており、シリーズファンはやきもきしていた部分も多いと思います。
また以前の記事でも伝えた通り、時系列は初代と同じ年代を舞台にしたストーリーが展開される、との事で、初代の登場人物が登場するのでは、と期待していた人も多いと思います。
これは期待どおり、「追加DLC」にて「戦場のヴァルキュリア」の主人公たち「第7小隊」と共闘する、という形で実現するようです。
こちらの追加DLC「第7小隊との共同戦線」は、PS4限定版「10thアニバーサリーメモリアルパック」に同梱される予定、との事。
単品でのDLC販売などがあるかはまだ不明ですが、こちらの限定版にはDLCだけでなくサウンドトラックやビジュアルブックも付属するようです。
シリーズ10週年にふさわしい内容となっていると思いますので、シリーズファンは是非こちらの「限定版」をチェックしてみてはいかがでしょう?
また、現在PS Storeでは発売前の体験版が配信されています、こちらをクリアしてセーブデータ引き継ぎをすると特典が貰える、との事。
まだ購入の予定は立てていない、という人も、こちらの体験版で「戦場のヴァルキュリア4」がどんな作品なのか触れてみるのもアリだと思います。
詳しく知っておきたいシリーズの時系列!
出典:http://portal.valkyria.jp/
さて、戦場のヴァルキュリア4のおさらいが済んだ所で、プレイに備えて知っておきたい情報といえば、やはり「シリーズ間の時系列」ではないでしょうか。
架空ではあるとはいえ、戦争や歴史を取り扱ったシリーズでは、各作品ごとの時系列が密接に関わっている、という事も珍しくはありません。
特に、おさらいの際にも触れたように「戦場のヴァルキュリア4」は、シリーズ初代作品「戦場のヴァルキュリア」とまったく同じ時間軸でのお話となっています。
というわけで、最新作「戦場のヴァルキュリア4」を楽しめるようにここでシリーズの「時系列」について、あらすじと合わせて紹介してきたいと思います。
■戦場のヴァルキュリア
2008年4月発売。シリーズ初作。舞台は征暦1935年、連邦と帝国の間に勃発した「第二次ヨーロッパ大戦」に巻き込まれた中立の小国「ガリア公国」が舞台。
後に「ガリア戦線」と呼ばれるようになる戦いを舞台に、主人公ウェルキンと所属する「義勇軍第3中隊第7小隊」の戦いを描く、といったストーリー。
アニメ化などのメディアミックスが行われたのもこの初作が多く、先日リマスター版が発売されたのもあって記憶に新しいという部分もありますね。
■戦場のヴァルキュリア2
2010年1月発売、ナンバリング2作目。舞台は前作「戦場のヴァルキュリア」で描かれた戦いから2年後、征暦1937年のガリア公国が舞台。
前作の戦争終結後、ある事情から内乱状態に陥ってしまったガリア公国、反乱軍を鎮圧するために士官学校の兵士達を戦争に投入する、というストーリー。
前作の「義勇軍」という設定とは打って変わって、士官学校が舞台になる、という点がシリーズとしても異質な印象の作品ですね。
■戦場のヴァルキュリア3
2011年1月発売、ナンバリング3作目。舞台は初作「戦場のヴァルキュリア」と同じ征暦1935年、歴史に残らなかった「ガリア公国軍422部隊」の戦いを描く、という設定。
1作目及び2作目のキャラクターが一部登場するなど、1と2を繋ぐ補完的な描写もある作品なので、設定はさておきシリーズ的には重要な作品ですね。
歴史に残らなかった、という設定から推察できる通り、重厚なストーリー面や、難易度が引き上げられたシステム面などは高評価ですが、好みが分かれそうな作品です。
■戦場のヴァルキュリア4
2018年3月21日発売予定、ナンバリング最新作。初代・3と同じ年代である「征暦1935年」が舞台となっていますが、ガリア公国ではなく「連邦」が舞台となっています。
これまでとは舞台となる国や、主人公たちの所属する勢力も大きく変わっているので、年代は同じである物の、ストーリーはまったくの別物になりそうですね。
恐らくは初代の「第二次ヨーロッパ大戦」中に「連邦」がどのような行動や戦いを行っていたか、という所にスポットが当てられるのではないでしょうか。
各ナンバリングタイトルのストーリーや年代設定はこのようになっています、大体「征暦1935年」が舞台になっている、というのが分かりますね。
時系列として纏めると「征暦1935年(初代・3・4)」と「征暦1937年(2作目)」の2つ以外の年代は現状では出ていない、という事になります。
筆者個人的にはいい加減年代を大きく進めても良さそう、と思のですが、そうすると過去作のキャラクターなどを登場させるのが難しくなるという問題点もありますね。
4では新たに「連邦」側でのストーリーが展開される、という点についてはシリーズファンとしては嬉しい所だと思います。
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前作を遊んでいないと楽しめない?
出典:http://portal.valkyria.jp/
比較的つながりが多いシリーズ、という事で最新作である「4」を遊ぶ際に気がかりなのは、前作をプレイしていないと楽しめないかも、という懸念ですね。
ナンバリングタイトルとはいえ、前作「3」の発売から7年が経過していますし、今作「4」から興味を持った、という人も多い可能性があります。
ここまでストーリーのあらすじなどを纏めてみて、筆者的な印象としては、そこまで「前作までを遊んでいないと楽しめない」という事にはならなそう、というのが結論です。
というのも「2」以外は基本的に同じ年代を舞台にしている作品、というのは上で書いた通りですので「2」以外はどこから遊んでも楽しめるのでは、と思います。
勿論、共通した世界観・年代を舞台としている作品ですので、細かく知っているに越した事はないとは思いますが、その辺りは個人の考え次第なとこもありますね。
もしそういった細かい部分も知った上で遊びたい、というのであれば、事前に遊んでおくべきはナンバリングタイトル1作目「戦場のヴァルキュリア」でしょうか。
こちらであればPS4でリマスター版が発売されていますし、改めておさらいしながら遊ぶにしても遊びやすいのではないか、と思います。
「4」の発売日は3月21日、まだ約1ヶ月ほどありますし、気になるようであれば「戦場のヴァルキュリア リマスター版」を遊んでみるのも良さそうです。
シリーズの特徴でもある戦闘システム「BLiTZ」に慣れておく、という意味でも、シリーズ作品を遊んでおく、というのはアリだと思います。
とはいえ、必ずしも「4」から遊んだのでは楽しめない、という事はないと思いますし「4」から入って他のシリーズ作品を遊んで見るのもアリではないでしょうか。
戦場のヴァルキュリア4時系列まとめ
- 7年ぶりのナンバリングタイトル!発売まであと僅か!
- 時系列は意外とシンプル!2以外は同年代が舞台!
- 4から遊んでも問題なし!気になるならリマスター版がオススメ!
いよいよ発売が迫ってきた、という事でシリーズファンの人たちがウズウズし始めている頃だと思いますが、あとちょっとの辛抱ですね。
現状では据置で遊ぶ事が出来ない2と3も、リマスターという形でPS4などで発売されると、よりシリーズ全体を楽しみやすくなりそうなので、そこにも期待したいですね。