ようやく新作発売ラッシュが一段落した時期ですが、皆様、新たに発売した作品は楽しんでいらっしゃいますでしょうか?
直近で発売したタイトルはどれもこれも面白い作品ですので、順番にじっくりと楽しんでいきたい所ですが、難易度なども気になる所。
今回は、新作の中でも高難易度が話題に上がる事が多い作品「SEKIRO」についての情報をまとめていきたいと思います。
SEKIROとダクソゲーム的な違いは?
出典:https://store.steampowered.com
発売されて以降、何かと難しい!と半分喜びも混ざった悲鳴が各所から聞こえてくるフロムソフトウェアの新作「SEKIRO」ですが、皆様楽しんでいますか?
情報発表当初は「和風ダークソウル」なのでは、と言われていた本作も、いざ情報がしっかり公開され、発売されて以降はそういった評価はなくなったように思います。
実際、ゲーム的な部分においては、似ていると感じる所もある物の、基本的に別物に仕上がっている、といっていいのではないかと思います。
今回の記事では、ゲーム的な部分なども含め、SEKIROとダークソウルシリーズの違いについてしっかりと説明・解説していきたいと思います。
まずはわかりやすく、ゲーム部分での違いを説明していきたいと思いますので、まだ購入していない人などは是非参考にしてみてください。
SEKIROにおいては、ダークソウルシリーズと比べて以下のような違いが存在します。
■ジャンプ操作がある
以前の記事でも紹介しましたが、SEKIROでは、特定のアクション中にジャンプがある、ではなくジャンプという操作自体が追加されています。
これにより、敵からの攻撃を回避する方法がソウルシリーズお馴染みの盾で受けるかローリングやステップで避ける、だけではなくなったという違いがあります。
勿論これは戦闘中のみならず、マップを攻略している最中にも重要になってくる要素といえますので、これだけでもかなり違いがあると言えるでしょう。
■ソウル回収システム(に類する物)が存在しない
ソウルシリーズ及びブラッドボーンでは、攻略中にプレイヤーが死亡した場合、経験値及び所持金をその場に落としてしまう、というシステムがありました。
これらを回収する事で、実質的に死亡したあとのペナルティを回避できた、というシステムですが今回のSEKIROではそれが廃止。
死んだ時点で経験値と所持金が半分になってしまう、というペナルティがあり、一々回収しなくても良くなった代わりにペナルティ自体は重くなっています。
■敵を倒すのに特定の行動が必要に
これまでのソウルシリーズでは、敵を倒すためには単純に殴るだけでも大丈夫でしたが、SEKIROではそうはいかなくなりゲーム性が大きく変化。
敵に気づかれていない時に不意打ちするか、あるいは「体幹」と呼ばれるゲージを削り、態勢を崩した所を狙って「忍殺」と呼ばれる技を命中させる事が必須に。
ボス戦ではこれを何度も繰り返さなければ倒せない場合もあり、体幹を削るためには攻撃を当て続けなければいけないというのも難易度に拍車をかけています。
■マップの探索方法も変化
これまでのソウルシリーズでは、攻略の順序などの自由度自体はあった物の、基本的にトラップや敵の配置を死んで覚える、的な側面がありました。
しかし、鉤縄によってマップの上部に移動したりと自由度の増したSEKIROでは、先にマップの構造を把握して敵をどう処理するか、といったプレイも可能に。
雑魚敵ですら中々の強さを誇る作品だけに、こういったマップの探索の自由度の高さは、人それぞれのプレイスタイルが如実に出そうですね。
と、このような感じでざっと変更されたポイントを上げてみても、最早別物といっても良いゲームになっているのが分かるかと思います。
これ以外にも勿論細かい部分で変化したポイントはありますので、いつものソウルシリーズと思って侮ると痛い目を見るのではないでしょうか。
勿論、ソウルシリーズを遊んだことがない人にとっても、難易度の高い、歯ごたえのあるゲームとなっていますので、その辺りは期待してもいいでしょう。
難易度はどちらが難しい?
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さて、こういった内容を列挙していくと気になってくるのが、これまでのソウルシリーズなどと比べて、SEKIROとどちらの方が難しいのか、という話題ですね。
これは、高難易度のゲームや、歯ごたえをゲームに求める人にとっては重要なポイントですし、気になるのは当然といえば当然、といえます。
あくまで筆者の独断による意見ですので、他の意見がある人もいると思いますが、全体的に見て
「SEKIRO」の方が難易度自体は高い
のではないでしょうか。
というのも、上で紹介した「忍殺」を繰り返し当てなければいけないボスの存在などもあり、全体的に敵を倒す、という所はよりシビアになっていると思います。
ソウルシリーズやブラッドボーンなどは、レベルアップによりステータスをアップすれば、勿論程度の差はある物のある程度「ゴリ押し」する事が出来ました。
たとえ少量でも攻撃を当て続けていればボスは倒せる、という所もありましたが、SEKIROでは体幹は時間を置くと回復してしまいます。
そういったシステム的な部分では、いわゆる「逃げ戦法」「ヒットアンドアウェイ」が通用しづらいゲームデザインになっていると言えます。
そういった意味では相手からの攻撃を冷静に避けるという集中力や、攻撃を当てるためのスキを見つける冷静さなども必要になってきます。
そういった意味では「どうしても勝てなかったらレベルを上げろ」という、ある意味当然なやり口が通用しづらい、とも言えるのではないでしょうか。
これまでのダークソウルシリーズも勿論、プレイヤースキルが重要なゲームといえる内容でしたが、それでもレベルや装備でどうにか出来る部分もありました。
今回のSEKIROでは、そういった部分がかなり抑えめで、プレイヤー個人の腕前でどうにかしろ、という部分がかなり比重が重くなっています。
どちらかといえば、ダークソウルシリーズやブラッドボーンといった作品はRPG的な要素も多かった作品、という印象になりますね。
ステータスの振り方次第で扱える武器や技、魔法も変わってくるので、戦い方はそれこそ千差万別といえるシリーズでした。
今回のSKIROでは、ステータスの割り振りも廃止、レベルアップで割り振れるのはスキルと忍具のみ、という形になっています。
逆に、ボス毎に有効な戦術を探し出す事に重きをおいている、といったバランスになっていますので、やる事はこちらの方が多いかもしれません。
全体的な難易度はSEKIROの方が上になっている、といえますが、この辺りは個人の感覚にもよる所が大きいかもしれません。
実際にプレイしてみて確かめるのが一番と思いますので、これを機会に遊んでみて確かめるのもアリではないでしょうか。
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SEKIROとダクソシリーズどちらがオススメ?
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さて、全体的な難易度は上、という風にSEKIROを紹介しましたが、ではダークソウルシリーズが簡単なのかというと勿論そうではありません。
あくまで全体的にSEKIROの方が難しく感じる要素が多い、というだけでダークソウルシリーズの難しさも当然ながら健在です。
どちらもプレイした事がない、という人に対して「どちらがオススメか」という話題を持ちかけるとすると、中々に難しいですね。
あくまでここからの話題は、筆者の意見ですので、あくまで参考意見の一つとして見て頂ければ幸いだと思います。
ズバリ、どちらから遊んでも問題はない、というのが筆者の意見ですね、上でも書きましたが「ゲーム的には最早別物」といえる内容なのも理由の一つ。
また、ゲーム的には死んで覚えるのが半分前提の難しいゲーム、ではありますが、それ以外の部分で共通している部分は殆どありません。
例えば、ダークソウルシリーズはシナリオや世界観の繋がりこそありますが、ナンバリングタイトルのどこから遊んでも楽しめると思います。
また、硬派で良くも悪くも遊びのない、荒廃したダークファンタジーという世界観が好きな人には、SEKIROなどよりもオススメです。
同じシリーズの流れを汲む「ブラッドボーン」も、システム的には似ていますが、やはり世界観設定などは全くの別物、ゲーム的にも違う部分は多いです。
こちらはゴシック・ホラー的な世界観が特徴的で、様々な形態に変化する「仕掛け武器」もかなり少年心をくすぐる魅力にあふれています。
SEKIROではそれらの洋風・ファンタジーといった世界観から一転して、和風の中で武者や忍者というある意味最も親しみやすいモチーフが使われています。
それだけにゲームの難易度は高い物の、むしろのめり込みやすい部分もあるのではないか、と思いますので、オススメできます。
共通して言える事は、どのゲームも難易度はかなり高く、何度も挑戦して達成感を味わうためのバランス調整がされている、という事。
何度もやり直しては有効な戦術や戦い方を考え、ボスを討伐することに成功した時には思わずガッツポーズをしてしまう。
そんな内容のゲームが多い印象のフロムソフトウェアですので、どこから始めるにせよある程度は覚悟を固めてプレイする事をオススメします。
そんなプレイする前の注意点というか意気込みの必要性はさておき、どの作品もそれぞれに特色とやりごたえのある作品だと筆者は思います。
ソウルシリーズプレイ済みの方が新たにSEKIROをプレイするのは勿論、これまで一切シリーズに触れた事がない、という人も遊んで見る価値はあると思います。
フロムソフトウェアの作品の難易度や毛色に慣れておきたいのであれば、ソウルシリーズやブラッドボーンから始めるのも勿論あり。
どこから遊んでも、どの作品を遊んでも歯ごたえをしっかりと楽しめるつくりにはなっていると思いますので、興味のある所から遊んでみてくださいね。
SEKIRO ダクソ違いまとめ
- ダクソとは似て非なる高難易度ゲーム!腕前が肝心!
- 難易度はSEKIROの方が上?ゴリ押し厳禁のバランス!
- どちらから遊んでも良し!どれもオススメの作品!
同じメーカー、同じ高難易度がウリ、という事で比べられる事も多いようですが、筆者的には魅力はそれぞれ別の所にあると思います。
どの作品にも独自の魅力などがちゃんと作り込まれていると思いますので、ただ比べるだけではなく、遊び比べてみて欲しい作品ばかりですね。