真夏のような暑さが続いたかと思えば、今度は雨で気温が下がって、と体調には注意したい今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
6月は何かと新作情報なども公開される時期ですので、元気な状態で過ごしたい物ですが、そんな時にオススメなのは頭脳労働が捗るシミュレーション。
今回は、本格派ストラテジーとして話題を呼んでいる「Hearts of Iron IV」についての情報をまとめていきたいと思います。
HoI4とは?
出典:https://store.steampowered.com
ゲーム、と一口に言っても魅力的な部分や、ゲームの肝となるシステムは、ジャンルや作品によって様々ですよね。
例えば、筆者は良くアクションゲームをプレイしますが、そのアクションゲームでも、アクション性や操作感などはゲームによって全然違います。
そんな中で、今回は様々な題材で発売される事が多い「シミュレーション」というジャンルの中から、最近話題の「HoI4」についてまとめていきたいと思います。
「HoI4」は正式名称「Hearts of Iron IV」と言う作品で、歴史シミュレーション「Hearts of Iron」シリーズの第4作にあたる作品です。
いわゆるこの手の戦争を題材とした作品としては、非常にオーソドックスといえる「第二次世界大戦」を舞台とした「ストラテジー」作品ですね。
舞台となる国は、「第二次世界大戦当時」の「全世界」の国で、プレイ開始時に好きな国を選んで自国としてプレイできるのが特徴。
ゲーム的には「1936年」から「1948年」までの12年間、第二次世界大戦の前夜から冷戦時代の幕開けまでが期間となります。
明確なクリア目標は存在せず、期間終了後のスコアによって概ねの勝敗が決る、といったゲームなので自由度は高いと言えるでしょう。
勿論、日本を選んでプレイする事もできますし、アメリカなどを選ぶことも可能なので、思い入れのある国などを選ぶのが良いかもしれません。
国を選んだ後は、プレイヤーは、様々な部分における采配を行い、戦略を国レベルで立てる事になります、これがゲームの主な部分ですね。
単純に戦いにおける戦略だけではなく、研究、外交、生産、貿易、建設、そして国の大方針といった、国の運営レベルまで要求されます。
この辺りの要素は、いわば全世界版の「信長の野望」というと日本のゲームプレイヤーには伝わりやすいかもしれません。
上でも書いたように明確な勝利条件は存在しないので、自ら目標を立ててプレイするもよし、Steamにおける実績を目標にするのもよし。
遊び方やゲームの詳しい解説などは、こちらの動画がかなり詳しく、かつわかりやすいのではないかと思います。
タイトルに興味を持った人は、まずこちらの動画をチェックしてみると、いざ遊ぶ際にもプレイしやすいのではないかと思います。
攻略的な部分にも言及している動画なので、経験者も一度は動画をチェックしてみてはいかがでしょうか。
Steamで買うならどれを買えば良い?
出典:https://store.steampowered.com
さて、ストラテジー系の作品としてはかなり本格的で、様々な遊び方ができる「HoI4」ですが、購入できるのはSteamとメーカー公式サイトのみ。
そのSteamでも日本語に対応していないタイトルですので、まずどれを購入すれば良いのかわからない、という人も多いと思います。
実際、使い慣れているとそこまで気にならないのですが、こういう時のSteamはちょっと使いづらさを感じる事が多いですね。
特に、DLCやアップデート版など、様々なバージョンが同時に発売されている作品ではそれがより顕著になりますね。
この「HoI4」でも、様々な追加コンテンツなどが一緒になったパック販売が多いので、最初に購入する際にはどれが良いのか悩んでしまいそうです。
具体的には「HoI4」は以下のような3つのエディションが販売されていて、それぞれ特徴があります。
■Hearts of Iron IV: Cadet Edition
こちらは、いわばゲーム本編のみ、バンドルになったDLC等は付属していない、というスタンダードな内容の物となっています。
価格的にはお得さはありませんが、ゲームを遊んだことのない人、とりあえずちょっと遊んでみたい、という人に一番オススメですね。
■Colonel Edtion
こちらは、ゲーム本編に加えて、ゲーム内で使用できる各国の「戦車」及び「重巡洋艦」のDLCが付属しているパッケージ。
DLCが付属している割に、値段はそこまで高くありませんので、最初からガッツリ遊びたいのであればこちらを選ぶのもアリ。
ちなみにゲーム公式の「Paradox」内のForumで使えるアイコンなども付属していますが、ゲーム本編と直接は関係ありませんね。
■Mobilization Pack
こちらはゲーム本編に加えて、4種類のDLCが含まれている、いわば全部入りみたいな内容のパッケージですね。
全部入りとは言ってもこの「HoI4」は非常にDLCなどの追加アイテムが多いので、これで全部というわけではありません。
含まれているDLCは以下の4種類です。
・Together for Victory
・Death or Dishonor
・Waking the Tiger
・Man the Guns
どれも各国に追加要素をプラスする内容の物ばかりなので、遊び方に幅は広がりますが、できれば一度遊んでから追加した方が良さげ。
と、このような感じでエディションが複数ありますが、最初に買うオススメのエディションは、やはり
「Cadet Edition」
でしょうか。
こちらはゲーム本編のみのバージョンではありますが、その分値段が安い事、最初にゲームに触れるにはちょうど良い塩梅だと思います。
ゲーム的には自由度も高く、明確な目標設定等がなく、遊び方に元々幅のあるゲームですので、まず慣れるのが一番良いと思います。
様々な遊び方ができる作品なので、ストラテジー系の作品などに興味があるのであれば、一度遊んで見るのもアリだと思います。
ただし、公式では日本語未対応、今後も対応する予定がうすそうですので、有志が制作した「日本語化MOD」を導入しないと日本語では遊べません。
もし購入して遊ぶ予定がある人は、まずこの日本語化MODについて詳しく調べてからの方が良いかもしれませんね。
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DLCは買うべき?
出典:https://store.steampowered.com
さて、上でも紹介したように、このゲームにはかなり多くのDLCが用意されています、ゲームのシステム内容を追加する物なども多数。
その一方で、単純にグラフィックを差し替えるだけの物なども用意されているので、それこそ楽しみ方はかなり多いと言えます。
この手の作品では、こういったDLCは、大きな楽しみの一つではありますが、上でも書いたように元々ゲームのボリュームがかなりある作品。
ただでさえ遊び方も色々と選べる、というのもポイントの作品なので、最初からDLCを導入した上で遊び始める、というのはオススメできません。
DLCを導入するにしても、まずは一通り遊んでみて、その上で買う価値がある、と判断したなら購入する、という形をとった方が良いでしょう。
上で紹介したMobilization Packに含まれている、4つのDLCの内容は以下のようになっていますので、興味があれば購入しても良いと思います。
■Together for Victory
イギリス連邦諸国のイベントや国家方針の追加を中心とした拡張パックで、新しい従属国に関したシステムなども追加する内容。
傀儡国にした国から徴兵することが可能になります。
これが一番のミソで、人的資源が少ない国(イギリス、日本など)でのプレイには必須級のDLCになります。
このシステムのために当DLCを入れると言っても過言ではありません。
一番おすすめのDLCです!
他には、国家方針の追加があります。
具体的にはカナダ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス領インド帝国、南アフリカに追加があるといった感じですね。
それらの国で遊びたいというのであれば、最初から購入するといった選択もありなのではないかと思います。
■Death or Dishonor
こちらで追加されるのは、主にドイツを中心とした国々に関連した内容、新たにチェコスロバキア、ハンガリー、ルーマニア、ユーゴスラビアが対象ですね。
それぞれの国に新たな国家方針や、国ごとのイベントなども追加されるので、やはりやれる事は多くなるとみて間違いナシ。
その他、古くなった装備の変換といったシステムも追加されるので、細かい部分も含めてより遊びやすくなると言えるかもしれません。
■Waking the Tiger
こちらは、中国及び日本のアジア関連と、それとは直接関係ありませんがドイツなどにも追加のあるDLCですね。
指揮力によって司令官に特性を追加したり、アビリティを使うことができるようになる、といった要素も含まれており戦術的な部分も強化。
日本も独自の国家路線を突き進めるようになったりするので、これを導入して遊ぶと日本を舞台としたプレイもより楽しめるようになるかも。
■Man the Guns
こちらの追加DLCでは、新たに内戦を引き起こすといった内容も追加される一方、最大のポイントは「海戦」に特化した内容が追加されるという所。
艦船のカスタマイズなど、海軍に特化した内容となっているので、その辺りが好き、楽しみたいという人はこちらを追加しても面白いかも。
ただし、ゲーム的な部分としては、それらに特化しているので、やはり必須というほどの内容ではない、と言っても問題ないと思います。
と、概ねこんな感じの内容になっていますが、どれもあくまで追加要素、なければ絶対にゲームを楽しめない、というわけではありません。
繰り返しになりますが、元々できる事が多く、遊び方に幅のあるゲームなので、まずはDLCなどを導入せず、素のままで遊んでみるのが良いと思います。
遊びなれてきたら、より幅を広げるためにこれらのDLCを、といった感じが一番オススメですので、最初から購入を視野にいれなくても問題ないでしょう。
勿論、この手のゲームには慣れている、という人は、最初からDLCを全て導入した状態でプレイを開始する、というのもアリだと思います。
DLCに関しては大きく遊び方が変わる、というよりは、追加要素などでより細かい遊び方ができるようになる、という感じになっています。
必ずしも購入しなければ!というわけではないと思いますが、買う価値自体はある物ばかりだと思いますので、よく考えて検討してみてくださいね。
HoI4 まとめ
- 第二次世界大戦を舞台とした本格派ストラテジー!
- 最初はゲーム本編のみの「Cadet Edition」がオススメ!
- DLCは内容も濃い!買うならゲームに慣れてから!
こういったゲームの内容は、楽しめる人と楽しめない人と、でくっきりと分かれるような印象がありますね、システム的にも仕方のない部分ですが。
DLCなどはあれば楽しめるのは事実ですが、その分ゲーム部分が複雑になるのも事実なので、購入はよく検討してからがオススメです。