3月も中頃が近づいてきましたが、そろそろ2月発売の新作などは遊び終えた、という人もちらほら出てくる頃合いでしょうか。
とはいえ、今年もゲームの新作はまだまだ目白押し、リメイクなどでも盛り上がっているので、注目したい作品は山程あります。
今回は、そんなリメイク作品の中から、3Dでのフルリメイクで話題を読んだ「聖剣伝説3」についての情報をまとめていきたいと思います。
聖剣伝説3とは?作品をおさらい!
出典:https://www.amazon.co.jp/
西暦2020年、ゲームハード、という物が世に販売されるようになってから、そろそろ半世紀が過ぎようとしている、という年代。
そうもなってくれば、面白かったけど古くて中々遊べない作品、といった物も増えてくるので、昨今の「リメイク」の多さはある意味必然的とも言えるでしょう。
リメイクといえば昨今では来月発売予定の「FF7リメイク」や、以前発売され話題になった「バイオハザードRE2」など、期待を受けての発売も多々あります。
そんな中でも、ちょっと話題としては埋もれ気味になってしまっている作品といえば「聖剣伝説3」のリメイクではないでしょうか。
以前にもシリーズタイトルである「聖剣伝説2」がリメイクされるなどありましたので、これを待ち望んでいた、という人も多いと思います。
今回はこの「聖剣伝説3」のリメイクについての情報などをまとめていきますが、まずはその前に原作である「聖剣伝説3」についておさらいしていきましょう。
「聖剣伝説3」は、スクウェアから1995年9月に発売されたSFC用ソフトです、当時はまだエニックス社との合併前でしたね。
当時のSFC作品としては最高峰レベルのグラフィックや音楽など、SFC終盤の作品として高い評価をするファンも多い作品ですね。
6人のキャラクターの中から1人を主人公、2人をパーティメンバーとして選択する「トライアングルストーリー」というシステムが特徴でした。
ゲームシステム的には前作にあたる「聖剣伝説2」と同様、見下ろし視点でフィールドを歩き回るアクションRPGといった感じ。
一応ナンバリングタイトルとして「3」とは銘打たれている物の、前作「2」との繋がりはなく、お遊び的に前作キャラの「ポポイ」の名前が登場する程度。
マナの設定や聖剣といったそれらしい設定自体は登場する物の、基本的に世界観も含めて別の世界、と考えて良い状態となっています。
システム的には、前作から新たに変更された点として「クラスチェンジ」システムが登場、キャラクターの見た目と共に、習得する技や魔法が変化する、という物。
上で主人公を選択する、とは書きましたが、大筋のストーリーは基本的に変わらず、そこに選択したキャラクターのシナリオが組み込まれる、という感じです。
主人公及びパーティメンバーとして選べるのは以下の6人。
■デュラン
気性が荒く、負けず嫌いな性格の「傭兵」で、剣を使った近接戦闘を得意とするキャラクターとしての特性が強く出ています。
一撃の攻撃力が高く、クラスチェンジをする事で回復技や属性付与も使えるようになったりと、自分で戦うのには最も向いているキャラ。
■アンジェラ
魔法王国アルテナという国の王女で、ゲームのキャラクター性能的には「魔法使い」を担当するキャラクター、色気のある美女、というのもポイントですね。
クラスチェンジも含め、多彩な攻撃魔法を覚えるエキスパート的な立ち位置で、選択するクラスによっては最強の古代魔法を習得できる事も。
■ケヴィン
獣人と人間との間に生まれたハーフ、という複雑な背景を持つキャラクターで、獣人達の国である「ビーストキングダム」の王子でもあります。
獣人という設定からから素早い攻撃が得意、というイメージのキャラクターで、1回のコマンド入力で2回攻撃出来るなどの特徴をもっています。
■シャルロット
エルフの血を引くハーフエルフで、成長が遅く15歳という年齢の割に幼さが目立つキャラクター、司祭の孫、というのが背景設定ですね。
そういった設定を考慮してか、補助や回復などの魔法を得意とし、武器はフレイルであるなど、一般的なイメージの「僧侶」的ポジション。
■ホークアイ
ナバール盗賊団、という組織に身を置きながらも、キザで女好き、でも仲間思い、というキャラ付けがされた主人公の一人。
盗賊らしく短刀の二刀流で戦い、状態異常スキルや、飛び道具などを使いこなす、という役割上クラスチェンジの扱いが難しいキャラでもあります。
■リース
風の国ローラントの王女で、王国のアマゾネス隊のリーダーを務める槍使い、他作品への客演なども多いので知っている人も多いのではないでしょうか。
クラスチェンジでは敵・味方のステータスを上下したり、召喚魔法を覚えるなど、魔法戦士的な扱いが出来るようになるキャラクターです。
とこのような感じ、特定の組み合わせでの掛け合いなどがあったりと、キャラクターの組み合わせを考えてプレイするのもアリな構成が特徴ですね。
ただ、上でも描いたように基本的な大筋は変わらないので、ゲーム的には好きなキャラクターでプレイする、というのが基本になると思います。
前作との繋がりが薄い、というのもありますので、この作品からプレイしても普通に楽しめる、というのも地味にありがたいポイントですね。
聖剣伝説3リメイク、ハードの違いは?
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さて、作品のおさらいが終わった所で、今度は新たに発売される「聖剣伝説3 TRIALS of MANA」についての情報などをまとめていきたいと思います。
ちなみにリメイクに当たって新しく着けられた「TRIALS of MANA」の副題は、実は「聖剣伝説コレクション」が海外で発売された際の「3」のタイトルだったりします。
リメイク作品ではありますが、こういう小ネタを拾ってくれるのはファンとしては何気に嬉しかったりするので、小粋な計らいと言えるでしょう。
まぁそれはさておき、SFC時代の作品のリメイク、という事で、前作「聖剣伝説2」のリメイクと同様に、グラフィックが3Dになっているのは最大のポイント。
全体的にデフォルメされ、頭身が低めだった「聖剣伝説2」に比べて、キャラクターモデリングの頭身も高くなっていますね。
ドット絵時代ではイマイチ分かりづらかったクラスチェンジ後のデザインなどもわかりやすくなっており、そういう意味でも進化を感じる部分があるのではないでしょうか。
ゲーム的な部分では、アクションRPG、という部分は大切にしつつも、ジャンプやコンボ攻撃、敵の攻撃の回避など、アクション要素が強まったような感じですね。
この辺りは元々が元々アクションRPGというジャンルであるが故、リメイクに際してパワーアップする事を期待していた人も多いと思います。
また、特徴的であった「トライアングルストーリー」も、大まかなシナリオだけではなくキャラクター同士の掛け合いや台詞が増えているとの事。
この辺りの組み合わせを探してプレイするのも楽しくなりそうですので、ボリュームにも期待したい所ではないでしょうか。
発売するハードはPS4・ニンテンドースイッチ・PC(Steam)となっており、基本的に各ハードでの変更点などはありません。
強いていうのであれば、ハードによって多少画質が上下する、といった所だと思いますが、これも恐らく驚くほどの違いはないのではないでしょうか。
ちなみに、今作は残念ながら「マルチプレイ」という要素は一切ナシ、との事なので、よりハード間での違いはないとも言えます。
後は、パッケージ版が存在するのはPS4及びニンテンドースイッチ版のみ、というのが注意点としてあるくらいでしょうか。
Steam版は配信形式なのでパッケージが存在しないのはまぁ当たり前ではあるのですが、一応パッケージ版が欲しい人は注意が必要です。
発売日は4月24日発売、と奇しくも発売延期によって同じリメイク作品である「FF7リメイク」と同月になってしまったのはちょっと困ってしまいます。
とはいえ、こちらもリメイク作品として期待のかかる作品ですので、どちらから遊ぶにせよ、購入しておいて損はないのではないでしょうか。
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どちらを購入するのがオススメ?
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リメイク作品の一つとして期待が掛かる中、FF7などとは対象的にマルチプラットフォームでの発売が決定している「聖剣伝説3リメイク」
こういった作品の話題になると避けて通れないのは「どのハードで購入するか」という話になるのではないでしょうか。
この辺りに関しては、毎度筆者の独断も含まれるので、あくまで参考に、とは書いていますが、今回もやはり筆者の独断と私見です。
とはいえ、身も蓋もない話をすると、上で紹介したようにゲームハードによる違いはほぼナシ、今回はマルチプレイもナシとの事。
マルチプレイがあるのであれば「ニンテンドースイッチ」における「おすそ分けプレイ」なども考慮に入れる必要がありましたが、今回はそこもナシ。
ぶっちゃけた事を言うと、どのハードで購入しても大きな違いはない、強いて言うならPS4の方が画質が良いかもしれないぐらい、というのが「聖剣伝説3リメイク」の状況です。
その画質についても、4K対応といった作品ではないので、やはり上で書いたように「驚くほどの違いにはならない」といった所。
いわゆる豪華特典付きの限定版なども、PS4・ニンテンドースイッチ双方で発売されるようですので、この辺りは完全に好み、という所でしょうか。
筆者的な私見を述べるとすれば、今回完全にシングルプレイのアクションRPG、という所を加味すると、PS4の方がオススメかな、と思います。
マルチプレイなどの要素があるならスイッチの持ち歩きという部分に着目したい所なのですが、今回はそれもナシ、という事なので。
であれば、据置機として腰を据えて遊ぶならPS4の方が良いかなぁ、程度の意見です、まぁトロフィー機能にも対応しているでしょうし。
逆に言うと、その辺りのコダワリがないのであれば、正直どちらを購入しても違いはないので、各自使用率の高いハードで購入するのが一番ではないでしょうか。
上でも書きましたが、PS4及びニンテンドースイッチ版はパッケージ版及びダウンロード版、Steamでは勿論ダウンロード版のみなので注意。
ダウンロード版を購入する場合は各ハードのストレージの容量に注意、といった所ではないかと思います。
フルリメイク作品、という事で、往年の名作とはまた雰囲気が変わっている所も多いですが、触れてみて損のない作品になっている事を期待しましょう。
聖剣伝説3リメイク まとめ
- スクウェア発売のSFC作品!特徴的なシステムが多数!
- リメイクはアクション要素が強化!マルチプレイなどはナシ!
- オススメは腰を据えてやれるPS4!ハード的な違いはないので安心!
こういったリメイク作品が増える、というのは=ゲームがたどってきた歴史が長くなってきた証拠、という事でもありますので、何か感慨深い物を感じます。
3Dでのフルリメイク、という部分に不安を感じるファンも多そうではありますが、原作とはまた違う雰囲気を味わえるのに期待がかかりますね。