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ゲームも世間に向けて発売される物である以上、表現の内容によって対象年齢、という物が存在するというのは当たり前ですね。

普段はあまり気にしない人も多いかもしれませんが、これまで「全年齢対象」だった物が突然対象年齢を指定されると、驚きもあると思います。

今回は、シリーズとして初の対象年齢が指定された「スーパーマリオオデッセイ」についての考察をまとめていきたいと思います。

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マリオオデッセイについてのおさらい!


出典:https://www.amazon.co.jp

以前にも紹介していますが、今回の主題にも関わる「スーパーマリオオデッセイ」について簡単なおさらいから初めていきましょう。

 

スーパーマリオオデッセイ」は、マリオシリーズ最新作、ニンテンドースイッチにて10月27日に発売予定のタイトルです、あと1ヶ月くらいですね。

スーパーマリオサンシャイン」以来、15年振りに「箱庭探索型」のフィールドを採用したアクションゲームとなっています。

 

ストーリー的には、いつも通りピーチ姫を誘拐し、結婚式をあげようと企むクッパを追いかけて「とある地球」を舞台に冒険する、という内容。

発表当初から現実の地球にある都市そっくりなマップが登場する、という所でもかなり注目度が高かったのではないでしょうか。

 

新システム的な所では、マリオの帽子に変身した相棒「キャッピー」により、敵に乗り移ったり足場にしたりと、帽子にクローズアップしたシステムが特徴的です。

ニンテンドースイッチ期待の新作、ボリュームの方も期待できそう、という事で楽しみにしているユーザーもかなり多い作品ではないでしょうか。

 

こちらの記事でも詳しく説明していますので、気になる人は是非見てくださいね。

 

 

そもそもCEROって何?


出典:http://www.cero.gr.jp

さて、今回の記事のタイトルにもなっています「CERO」とは何か、実は詳しく知らない、という人もいるのではないでしょうか。

今回は記事の主題にも関係のある事なので、この「CERO」という物がどんな物で、どんな役割があるのかについてもしっかり説明していこうと思います。

 

CERO」とは「コンピュータエンターテインメントレーティング機構」の略で、簡単にいえば「ゲームの内容に合わせて対象年齢を決める」のがお仕事の団体です。

2003年に設立され、設立前には各ゲームハードのメーカーが、独自の基準を元に対象年齢などの審査を行っていましたが、CEROの設立により一定の基準が設けられる事になりました。

 

これによって「同じソフトなのにハード毎で基準が違うから修正しなければいけない」という事態がなくなった、というのがゲーム業界的には大きな影響でしょうか。

現在のCEROの指定には5種類が存在しており、以下のような年齢区分が設けられています。

・A …… 全年齢対象
・B …… 12才以上対象
・C …… 15才以上対象
・D …… 17才以上対象
・Z …… 18以上「のみ」対象

とまぁこんな感じで、ゲームの内容に含まれる描写によって対象年齢が設定され、ゲームソフトのパッケージなどに表示されるようになっています。

 

コレ以外にも、ゲーム中に登場する表現によっては、コンテンツアイコン、という物が一緒に表示され、作品内容にどんな物が含まれているのか分かるようになっています。

このコンテンツアイコンには9種類あって「恋愛」「セクシャル」「暴力」「恐怖」「飲酒・喫煙」「ギャンブル」「犯罪」「麻薬」「言葉・その他」となっています。

 

とはいえ、これはパッケージの裏側に表示される物なので、意外と見ていない人は見ていないかもしれませんね、筆者もあまり気にした事はないです。

ちなみに、実はZ指定以外のCERO区分に関しては、あくまで「これぐらいの年齢の人を対象にしてますよ」という意味合いの目安程度で、販売してはいけないという程ではありません。

 

Z指定の区分に関しても、本来であれば対象年齢以下の層には販売してはいけない、という決まりがあるのですが、店舗によって徹底されていない事もあります。

まぁその辺りの話はおいといて、このZ指定はいわゆる残酷描写などのある作品、例えば「バイオハザード7」の「グロテスク版」などにつけられます。

 

この事から、海外製のホラーゲームや、戦争を題材にしたゲームにもこの区分がつけられる事があるのですが、この区分にも収まらない場合があります。

そういう場合にどうなるか、というと「日本語向けにローカライズする際に表現を規制する」か、もしくは「修正にお金がかかるので発売しない」という事態になるわけですね。

 

また、Z指定区分であっても、かなり厳しい規制が掛けられており、一部のゲームではそもそも表現自体に規制が掛けられすぎて別物になってしまうケースもあります。

こういった点においては批判が集まる事も多いCEROではありますが、法律上ゲームを槍玉に挙げられないための制度でもあるので、意味がないわけではないのです。

 

とはいえ、ぶっちゃけた話をすると、このCEROを確認しながらゲームを購入しているというユーザーはあまり居ないのでは?と思う所もありますね。

極端な話をしてしまえば、Z指定以外の区分に関しては販売制限もないので、そこまで気にしなくてもいいのでは、と思います。

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マリオオデッセイは何故CERO「B」になったのか?


出典:https://twitter.com/mario_odysseyJP

さて、CEROについての説明をした所で、マリオオデッセイは今回マリオシリーズとしては初のCERO B(12歳以上対象)という事で話題を呼んでいます。

 

シリーズ初という事もあり、販売などのセールス面において何か影響が出るのでは、と懸念する人もいるようですが、まぁそこら辺は「マリオ」なので大丈夫だと思います

しかしながら、何故B区分になってしまったのか、という点については気になる所なので、ちょろっと考察していきましょう

 

マリオオデッセイのゲームシステムは、いわゆる箱庭型、オープンワールドほどではないにしろ広いフィールドを駆け巡る、というシステムですね。

中には現実の地球にある都市そっくりなステージ、しかもリアルな頭身の人間と、車が登場する、というシーンがスクリーンショットなどでも紹介されています。

 

個人的な見解なのですが、恐らくこのあたりが「今回B区分になった」のと関係しているのではないか、という考察をしています。

というのも、今回そのリアルな人間が登場するシーンにおいても、マリオはいつもどおりのアクションを行う事ができるわけです。

 

つまり、いつもクリボーなどにやっている「ジャンプして頭を踏みつける」というアクションが、この比較的リアルな人間キャラにも出来るのではないでしょうか?

既に公開されているトレイラーなどでは、今回の目玉システムでもある「敵や乗り物に乗り移る」という能力を使って、人間に乗り移っているシーンもあります。

もちろん、マリオのゲーム性を考えるとこれによってこの「人間キャラ」が怪我をしたりする事はないでしょうが、このあたりの描写がきっかけになった、とは考えられます。

 

この考えに至る根拠としては、同じく任天堂ハードから発売された「レゴシティ アンダーカバー」というゲームを参考にしています。

こちらも、オープンワールドタイプのフィールドを駆け巡り、主人公の警察官が犯人を追う、という内容なのですが、区分は「B」とされています

 

もちろん、あのレゴブロックが題材になっているので「暴力的なシーン」ではありませんし「残虐な表現」等も入っていません。

ですが、リアルな町並みの中を車で駆け抜けたり、場合によっては街の住人に攻撃する事もできる、という点が恐らくB区分の理由ではないかと思います。

ゲーム性や描写が比較的近い印象のあるスーパーマリオオデッセイも、この辺りに配慮して対象年齢12才以上の「B」区分にされたのではないでしょうか。

 

あくまでコレは個人的な見解と考察に過ぎませんので、何かもっと別の理由があって区分が付けられたのかもしれません。

とはいえ、恐らくこの辺りが関係しているというのは他のゲームなどを鑑みるに、当たらずとも遠からずなのではないか、という印象です。

 

まぁ何にせよ、B区分に関して購入の際に気にする必要性はあまり無いレベルの区分だと考えて良いでしょう、ゲーム機を使って遊べる子供なら問題ないと思います。

少なくともマリオオデッセイに関してはこの件が売上に影響する、とも考えづらいので気にしなくても良い話かもしれませんね。

マリオオデッセイCERO考察まとめ

  1. マリオシリーズ初の「B」指定、対象年齢は一応12才以上
  2. Z指定以外の区分には販売規制等はなし、気にしなくてもOK?
  3. B区分になった理由は恐らくレゴシティなどと同じような理由

確かにこれまで全年齢対象を崩さなかったマリオシリーズ作品だけに、B指定はちょっと驚く所もありますが、あまり気にしなくても良さそうです。

身も蓋もない話、たまに「なんでこの指定?」と首を傾げたくなるような事もあるので、一応配慮して「B」にしておいた、程度の話かもしれませんね。

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